ふと思った。ブログを書いていて、違和感が拭えない。記念すべき150記事目だというのに、未だにしっくり来ていない。
ちなみに、150記事目が記念すべきかというのは完全な主観だ。自分が記念したいと思えば記念すればいいのだ。
「おいしいねとあなたが言ったから今日はサラダ記念日」とばかりに、自分が記念したいと思えばなんでも記念にできると思っている。
巷には、付き合って何日目だろうがおかまいなく記念日にする若いカップルもいるみたいで、以前には55日記念日なんてプリクラが某掲示板で流出しているのをのを見かけた記憶がある。
55ってなんだ?たしかに陰陽思想的に言えば奇数だから縁起は悪くない。でも55といったらゴジラ松井の背番号しか思いつかない。それに、冷静に考えれば55日というのは1ヶ月と25日記念日になる。「絶対2ヶ月記念日もやるだろうお前ら!」なんて思ったりした。つい厚切りジェイソンみたいな口調になっちゃった。Why japanese people ! いや、もちろん全然やってくれて構わない。記念日にすることで喜べるならどんどんやるべきだ。お幸せにしてください。
そして、俺も150記事目記念日をする。Happy wright day to me 150th contents !! 英語、合ってますか?詳しい方教えて下さい。大学では、国際文化学科といういかにもグローバルな名前の学科に通っておきながらグローバルな勉強を何一つ身につけてこなかった。茶道しかしてきていない。It's japanese calture !! ここぞとばかりに英語を連発してみたことで、逆に英語力のなさが露呈するという逆説的な現象を起こしてしまった。これも英語力のなさが露呈した記念日にしたい。11月8日。
適当なことを言っている間に”記念”がゲシュタルト崩壊しかけてきたので、そろそろ話を進めると、ブログは、しっかりした記事を、人に伝わるようにまとめて、書かないといけないという固定観念に縛られていた。
「だって、しかたないでしょう。自分の中で”ブログ”って言ったらそういうものばかり見てきたんだから」と俺の頭のなかの少女がブランコに揺られながら悲しげな表情でつぶやいている。水野敬也さんのウケる日記とか、イケダハヤトさんのまだ東京で消耗してるの?とか。それに、ブログでは書いてこなかったけど、自分が一人の時主に使う一人称は”俺”だ。目上の方がいらっしゃる時は”僕”をつかう。1人で喋ってるのに見えない誰かをあいまいに想定してるから文章がまとまらないのだ。せめて明確な相手をイメージできていれば別なのだろうけど、できない。
そして気づいた、”独り言を書いた結果、人に見られている”という意識で書いたほうが筆が進む。否、キーボードが進む。
というか思い出した。もともとtwitterが好きだったのだけど、好きだった理由はは独り言を垂れ流す事ができていたからだ。その結果言葉を書くのが好きになったのだけど、誰かに向けて文章を書くというのはとても照れくさくて、かしこまってしまいます。ほら、一瞬でも読み手の誰かを思い浮かべた瞬間にかしこまる。手紙を書くのも苦手だった。
ブログを書くことで茶道の楽しさを発信したいとは思っていながら、茶道の情報とかをまとめて書いてきたけど、自分の中でしっくり来なかった。そりゃ、自分は茶道の先生でもなければ、学者でもないからだ。体系的に学んでいるわけでもないし、、茶道を一から教えるというころとをしているわけではない。
そこで俺は一介の茶道を楽しんでいる人間として茶道を紹介したいと思った。というか、茶道を楽しんでいる自分を見てもらえれば、茶道の楽しさも自然と伝わるのではないだろうか。うむ、そのとおりな気がする。そもそもブログが楽しめていなかったら、読んでる人も楽しくないよね。今はこの文章を書いていてめちゃくちゃ楽しいけど、だからといって読んでいる人が楽しんでいるかというとまた違うのだけど。
まあ、ブログの書き方についてさらに言えば、等身大の自分として、茶道だけではなく日常の楽しみ、みたいのもふつうに書いていけば良いのだと気づいた。「ビジネスライクな人間?ってつまらないですよ」と後輩にも助言してもらった。ありがたい。言葉が合っているかはわからないけど、言いたいことは分かる。なにも俺も茶道だけで生きているわけではないので、それ以外の人間らしさもあったほうが良いということだね。
意識を変えただけでこんなに文章を書けるようになった。自分でも驚いている。驚き桃の木山椒の木だ。どこでこんな言葉を覚えてきたのだろう。時代を感じる。父がよく男はつらいよを見ていたのを眺めていたからだろうか。
まあ、とにかく、人に情報をわかりやすく伝えるブログは自分には書けない。あ、書けないと決めてしまうと本当に書けなくなるかもしれないから、”今は”書けない。だったら、ひとまずは好きなことを好きなように独り言で書いてもいいかな、なんて思ったりした。それだけ。
一定期間に一回、ブログの書き方で悩んでいる気がする。これからもそうなのかもしれない。