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実り多き人生

種を蒔いて収穫するまでのプロセスを味わう

夫の実家を出たら、夫のことを前より好きになりました。

1年前に使っていた手帳が出てきました。 

何気なく、ページをめくってみたんですね。

そうしたら、見開き1ページにびっしり書きなぐっている日記に目が留まりました。

そこに書いてあったのはこんなこと。

 

・産前休暇に入ってから、日中義母とずっと一緒に家にいるので一人の時間が欲しい

・育児も家事も夫の分担は義母が代わりにやってしまう

・夫はこの家では「息子」として存在しているので、私と夫は本当の意味での「夫婦」にはなれていない気がする

 

まあ、同居することで感じるお姑さんへのあるあるですね。

 

前にも書きましたが、我が家は約1年前に義母と一緒に住んでいた夫の実家を離れ、今は夫婦と子どもだけで実家の近くのアパートに住んでいます。

 

この日記はちょうど引っ越すことが決まってから、引っ越し先を探したり荷物を整理したりとバタバタしていた時期に書いたものです。

(引っ越しの理由は上に書いたような嫁姑のアレコレとは全く別です。仲は普通にイイんです)

 

子ども一人の時は、平日の家事は主に主婦である義母に任せて、私と夫は「働いて稼ぐ」担当でしたただ、育児に関しては夫婦で出来るだけコミットしようと、二人の中で役割分担をきめていました。

私は主に朝起きてから保育園に送るまでのお世話をし、夫は夕方子どもを迎えに行ってご飯を食べさせる担当でした。

 

 

夫のことを夫として見れなくなった

でも、二人目出産のために休みに入って家にいつもいるようになると、見えてきちゃうんですよね~。

子どもに対する夫の役割を、義母が代わりにやっちゃってる。

なんなら夫は当時夜勤で働いていたのですが、子どもの世話だけでなく、夫を夕方起こすのも義母、夫のご飯や仕事に持っていく飲み物を用意するのも義母…。

 

夫が母親に依存しているわけではなく、義母が息子の世話をやきたくてやっちゃう感じです

結婚前に夫と同棲していた時期がしばらくあったんですけど、その時は自分のことは自分でちゃんと出来る人でした。ま、大人として当たり前のことなんですけど。

 

それが実家に戻ったことで、本人の意思とは関係なく、義母から「息子」ポジションを与えられることになり。そのポジションから積極的に離れようとする気配も感じず。だって、ラクですもんね、子どもでいるの。

 

結果的に、私の目から見ても夫は夫ではなくて、「一緒に暮らしてる義母の息子」になってしまったんですよねぇ。

 

で、そんな夫と義母を見ていてわいてきた、嫌~な気持ちをそうにも処理できなくて、日記として書きなぐっていたわけです。

その日記の最後の方に、こう書いてありました。

 

私たちには「夫婦」としての基盤が出来ていない。

お義母さんに助けてもらってなんとか今までやってこれたのは本当にありがたいこと。

でも、これからは「夫婦」として、「二人の子どもの父と母」として、家事も育児も二人で協力しあっていきたい。

自立した大人同士が「夫婦」として最強のチームワークを発揮して楽しく生きていけるように。

 

この文章を読んで、おお!と思ったんです。

そう、私たち夫婦は今まさにそんな暮らしをしているのです。

 

夫は引っ越してから、(当たり前だけど)自分のことは自分でやるようになりました。

家事育児に関しては、最初は育休中の私一人で抱えてしまい、欝々イライラしてしまったこともあったけど、夫は少しずつやり方を覚えていきました。

今では私が家にいなくても、1人で2人の子どものお世話を余裕でこなせるようになりました。

家事レベルもどんどん上がり、今では洗濯も皿洗いも私がやるよりキレイに仕上げてくれます。というか、やり方が雑!って私が夫に注意されます。すいません。

 

昨日も夫と口論したりしてましたが、私の中では結婚してから今までで、今の夫が一番好きです。

私は今働いてますが、朝からいない私に代わって家事育児を頑張ってくれる夫に毎日感謝しています。

夫も私が仕事から帰ると「お疲れさま!」とねぎらってくれます。

夜はみんなで夕食を食べながら、夫と子どもとの会話を楽しみます。

今日の子どもの様子とか、仕事であった面白い話とか、家族で今度どこに行こうかとか。

たわいのない話をしているだけで心からリラックスできて、この人と夫婦になって一緒に家庭を作れてよかったなぁ、と思えるんです。

 

 

自立した大人同士が「夫婦」として最強のチームワークを発揮して楽しく生きていく。

夫の実家を出てからは家事に育児に仕事にと、たしかに毎日忙しいし、やることばっかりで慌ただしく過ごしています。

 

だけど、1人じゃない。

夫と2人でやるからこそ、ここはもっとこうしよう、ってもっと楽にできるように改善策を出し合ったり、それやってくれてありがとう!ってお互いをねぎらいあったりできるんです。

 

これほど楽しいチームプレーってないんじゃないかなって最近思ってます。

ま、本人を前にしては言えないですけどね。いや、せっかくだからどっかでその感謝の気持ちを伝えたいものです。