この中に「毒親問題」で有名な信田さよ子先生のチェックリストがあるのですが、私が全て当てはまっていたという罠。私(地方進学校出身アラサー)の周りは「テストの点数が悪いと腕や顔の骨を折られたりガラスを割られる子」が沢山いたので、私の親はとても優しいと思ってました。殴る蹴るの暴行はされませんでした。首締められて気絶したことや高層階のベランダから突き落とされかけたことはあります。今でも虐待じゃないと思いたい。
親が亡くなっても呪縛は続く
自分が親でも不思議ではない年齢になっても、未だに繰り返し出てくる「当時の親の幻影」に苦しめられます。精神科のお世話になったこともあります。信田先生の本もかなり読みました。当時の自分と今の自分を供養するために、メモして残しておきます。
言い訳かもですが、結婚して自分が親になったとき、万が一親のようになったらどうしよう…という怖さは、ものすごくあります。
(1)携帯電話をチェック
自分の子ども時代は携帯がなかったので、自分宛に届いた手紙や交換日記の類いは全部開封・閲覧されてました。友人ごめん。ネットに強い親なら、多分全履歴を見たと思います。私が今高校生なら、確実にスマホ持たされない。
(2)友達づきあいに口出し
「ママが悪い子と付き合わないように守っているのよ?」とドヤ顔で言われました。
(3)子どもの着る服は全て選ぶ
私服の高校に行っても成人しても続いたのでさすがにキレました。しかし未だに似合う服を一番知っているのは親だと思います。
(4)1日の行動を把握したがる
行動を報告しなければいけませんでした。「○ちゃんとモス行ってくる」この程度のことでも逐次報告。更に「何を話したの?」と笑顔で聞いてくる。電話の盗聴は当然。
(5)進路を決めようとする
幼稚園時から(最低)○小学校、○中学、○高校、○大学と全て決められていました。そこに入るための偏差値クリアが、存在を認められる最低条件。
(6)郵便物や机の中を見る
見られて当然だと思っていました。女の子ですからりぼんやなかよし読んでたのですが、小3になると同時に買われなくなりました。「子どもの読むものは小2で卒業」と言われ、難関中学の入試問題集を笑顔で渡されました。
(7)勉強している時間を測る
これも当然だと思っていました。親が留守中に落書きや日記を書いているのがバレたら、即捨てられました。でも骨が折られないだけ優しいと思っていました。本気で。
(8)子どもの帰る時間に電話をかける
これねー、会社にやられたことがあるんですよ。確かに遅く(といっても21時位)まで残業してたけど、会社に泣きながら電話するなよと思いましたね。せめて私の携帯にしろよと。
(9)「アナタのため」が口癖
口癖というかもはや呼吸。あなた(母)のエゴでしょう、と言い返しても聞かない。
(10)「嫌なら嫌ってはっきり言えば」とよく言う
しょっちゅう言われました。
《自分の気持ちもチェック!》
(1)意見を言っても聞き入れてもらえないと感じる
(2)親の価値観を押し付けてくると感じる
(3)親に対し弁明する言葉をよく考えている
(4)どこにいても親の意見が気になる
(5)親が不機嫌なとき自分のせいだと感じる
ぜんぶそのとおりって思ってます。今でも。
ここまで書いて、これが異常だって、どうしても思えないのです。恐らく自分を正当化するためでしょう。
*ネタではありません、全て本当の話です。あと同情を買いたいわけでなく、こんな育ち方をした人もいますよっていう自己開示です。