アメリカも官僚国家なのか・・・
昨日、21メガでAlan AC2Kに会った。シアトルで一番activeな局である。それでも、数か月ぶりだったか。シアトルでは、異常に暖かい冬だったそうだ。夏になって、山間部の乾燥が進み、山火事がおきないか、心配だと言っていた。
お会いした日に、彼はシアトルの共通の友人、Steve W7QC、John W7FUと昼食を一緒にとった由。もうすぐ3年前になろうとしている、シアトルでのミーティングでお目にかかった方々である。Johnは、仕事が忙しく、また無線ではSDRを熱心に研究しているらしい。彼とは3年前に直接お会いしてから、無線で会っていないような気がする。
問題は、Steve。以前からノイズに悩まされ、それが近所・・・数百m離れている・・・から出ていることが分かった。その家で、どうも違法の麻薬栽培がおこなわれているようで、その光源から出るすさまじいノイズのようだとのこと。ここまでは以前聞いていた。で、SteveがFCCに相談してみたが、FCCでは人員が足りないから、対応できぬとの返答だったらしい。Steveは、生まれ故郷のアイダホに戻ることも考えているらしい。だが、お子さんが二人シアトル近傍にいらっしゃり、お孫さんもいる。そう簡単には引っ越すというわけには行かないのではないか、とAlanは思っているそうだ。
AlanがSteveに試みるように勧めた方法の一つは、地区選出の国会議員に相談すること。現在、FCCの予算編成中なので、FCCも国会議員からの指示であれば動くのではないか、とAlanは言う。Alanは、仕事上、役所と対応することが多いので、きっと自身の経験から、このようにSteveに勧めたのだろうが、それにしても、驚きである。アメリカという国も、官僚国家なのだ。官僚を動かすには、政治家、ということなのだ。
それだけのノイズ発生があれば、周辺で同じノイズによるトラブルが起きているはずなので、そうした方々と協同して、FCCに善処を依頼してみたら、というのが私の考えだったが・・・やはり政治家の方が早道なのか・・・。
あれだけ無線に熱心だったSteveにしたら、大きなストレスだろう。日本でも、ソーラー発電のDAコンバーターからのノイズが無線の障害になっている話しを時々耳にするようになってきた。他人ごとではない。Steveが、あの美しいシアトルの町に住み続け、無線も楽しめるようになることを祈りたい。
- [2015/04/10 07:53]
- 無線 人々 |
- Trackbacks(0) |
- Comments(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
コメントの投稿
トラックバック
- この記事のトラックバックURL
- http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3550-37839ec1
コメント