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うそ請求名義人に複数タレント

11月07日 18時16分

うそ請求名義人に複数タレント

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暴力団組長や接骨院を開いていた男らによる療養費の詐欺事件で、うその請求に使われた健康保険証の名義人に、複数のタレントなどが含まれていたことが警視庁への取材で分かりました。
こうした名義人はおよそ1000人に上り、警視庁は、複数のルートで幅広く集めていたとみて調べています。
この事件は、住吉会系の暴力団組長、三戸慶太郎容疑者(49)ら16人が、おととしまでの2年近くの間に、東京・杉並区の接骨院に通院していた人たちの施術回数を水増しするなどのうその請求をして、自治体などから療養費およそ45万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されたものです。
うその請求に使われた健康保険証の名義人はおよそ1000人に上るとみられ、この中に複数のタレントなどが含まれていることが警視庁への取材で分かりました。
警視庁の調べによりますと、こうしたタレントなどは、逮捕された会社役員、尾高仁容疑者(35)が経営していたボクシングジムなどを通じて集めていた疑いがあるということです。
また、三戸容疑者らは都内のクリニックや千葉県内の歯科医院の医師らとともに、診療報酬もだまし取っていた疑いがあるということで、被害額は合わせて1億円を超えるとみられています。
調べに対し、三戸容疑者ら11人は容疑を否認し、尾高容疑者ら5人は容疑を認めているということです。
警視庁は、7日住吉会の本部事務所などを捜索し、三戸容疑者らが複数のルートで名義人や協力者を幅広く集めていたとみて実態の解明を進めています。

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