ノリノリ度 ★★★★★
楽曲 ★★★★★
ジョントラボルタの女装 段々可愛く見えてくる
結論:これは絶対サントラも買うべき!!
2007年 アメリカ
監督:アダム・シャンクマン
/主要人物/
■トレーシー(演:ニッキー・ブロンスキー )
底抜けに明るいぽっちゃり系女子。
歌とダンスのセンスは抜群!
■エドナ(演:ジョン・トラボルタ)
トレーシーの母親。爆乳。
男性が演じている母親役の吹き替えなんて、山ちゃん以外ありえない。
■リンク(演:ザック・エフロン)
若者に人気のダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」の高校生ダンサー。
トレーシーの憧れの人。
若者らしくかっこつけたり保身に走ったりする部分もあるが、アンバーの悪口を諌めたり、外見よりも人の内面に惹かれるなど誠実な青年。演者のザック・エフロンは「ハイスクールミュージカル」の主人公でお馴染み。
■ペニー(演:アマンダ・バインズ)
トレーシの親友。ちびまる子ちゃんでいうたまちゃんポジション。
トレーシーと違ってダンスを踊ったり歌ったりすることは無かったが、黒人の青年・シーウィードとの出会いから、後半めっちゃパワフルな歌声とダンスを披露する。
■アンバー(演:ブリタニー・スノウ)
ハイスクールミュージカルでいうシャーペイポジション。つまりイジメッ子兼ライバルな女の子。
ダンスはそんなに上手くないがテレビ局の部長である母親(ベルマ)の力でトップになっている。だが母親と違い根っこから差別感情を持っていたり意地が悪いわけではない。おまけにしっかりヒドイ目に遭っているので案外憎めないキャラだったりする。
■あらすじ■
黒人差別が根深く残っている街・ボルチモアで暮らす、歌とダンスとリンクが大好きな少女・トレーシー。彼女の明るさとパワフルなダンスが、この街の新しい時代の扉を開けていく!
最大の見所:映画を彩る最高の歌とダンス!!
最高にハッピーになれる素晴らしい楽曲たちが今作の最大の魅力!どれも名曲でテレビやラジオでイントロ部分が流れたりするので耳に覚えがある曲も多いのではないだろうか?ハジけるような笑顔で踊るニッキー演じるトレーシーや、何かが吹っ切れたジョン・トラボルタのダンスに、気分爽快になること請け合いです!
- アーティスト: サントラ,クイーン・ラティファ,ジョン・トラヴォルタ&ミシェル・ファイファー,ジョン・トラヴォルタ&クリストファー・ウォーケン,ザック・エフロン,ジェームズ・マースデン,ニッキー・ブロンスキー,エイミー・アレン,リッキー・レイク,ミシェル・ファイファー,ブリタニー・スノウ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/10/03
- メディア: CD
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60年代のアメリカのカラフルな衣装や盛りすぎなヘアーメイクも楽しい!
映画→ミュージカル→更に映画化!
元々この作品は、
1988年に下品過ぎるカルト映画「ピンク・フラミンゴ」などで有名な監督・ジョン・ウォーターズが初のメジャー向けコメディ映画「ヘアスプレー」として公開したものを、2002年にブロードウェイミュージカル化、そのミュージカル版を映画化したものが今作の映画である。
リトルショップオブホラーズもそうだが、この説明・・・ややこしい!!
因みにジョン・ウォーターズは、今作の序盤にちょろっとだけ登場する「露出狂のおじさん」役で出演してます。ヘ、ヘンタイだー!
映画はほぼミュージカル版に忠実なストーリーですが、刑務所にみんなで入れられてしまうシーンなどはカットされているため、「ザ・ビック・ドールハウス」という警察署でエドナ達が歌う楽曲は残念ながら聴けません。
ミュージカル版でエドナを演じているのはハーヴェイ・ファイアスタインという男性の役者さんで、この方の超特徴のあるダミ声で歌う楽曲もこれまた素晴らしいので、映画版が気に入った方は是非ブロードウェイ版のサントラも聴いてみる事をオススメ致します!映画に入っていない楽曲や役者さんの歌声など、色々と違いを聞き比べるのも凄く楽しいですよ!
【ちょい小話】
実は日本で舞台版が公開になった時に実際に観にいったのですが、舞台版では映画ではちょい役だったペニーのお母さんがモブ役も兼任しており、いたる所に登場してはその独特過ぎる動きと存在感で盛大に笑かしてくれます。映画では一切ないシーンなので嬉しい驚きでした。舞台版のDVDが無いのが切ないところだ・・・!
↓ こちらがブロードウェイ版のサウンドトラック!どちらも素晴らしい!
ヘアスプレー オリジナル・ブロードウェイ・キャスト・レコーディング
- アーティスト: 演劇・ミュージカル,オリジナル・ブロードウェイ・キャスト・レコーディング
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: CD
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You Can't stop the beat!
終盤の最大の見せ場、「ミス・ヘアスプレー」を決める瞬間にトレーシーが乱入してくる時に歌う、超盛り上がる曲!!
ユー・キャント・ストップ・ザ・ビート
↑アマゾンのページから視聴できます。イントロ部分は聞いた事があるかも?
大好きすぎてカラオケで歌うこともしばしですが、この曲!アップテンポで早口な上に息継ぎする場所がない!!なのでリアルに死にそうになります。こんなん踊りながら歌ったら酸欠間違いなし!
ミュージカルできる役者さんは素晴らしいですね本当に・・・!!
因みに本編ではカットされてますが、特典映像にはYou can't stop the beatのフルバージョンが入ってます。カットされた部分は悪役であるベルマが逮捕されてしまうシーン(歌詞も「ベルマを逮捕して!」みたいな内容)なので、本編で流しちゃうとアンバーがちょっと可哀想。フル版が聞きたい方はぜひ一度、未公開シーンが収録されている特典映像をご覧になってみてくださいね!
~こんな人にはこの映画はオススメできません~
■ミュージカルが苦手な人
ただこの作品はダンス番組が舞台になっているので、他のミュージカル映画と比べ歌ったりするシーンにそこまで違和感はないかも?
【最後に!】
この映画は一度は字幕で観ていただきたい。山ちゃんの芝居も素晴らしいのだが、やはりジョン・トラボルタの素の声の芝居もぜひ聴いて頂きたいところです!!
↓ミュージカルはお好きですか?