「日本の歴史歪曲(わいきょく)フレーム(映像)を粉砕せよ!」
サイバー民間外交使節団「VANK」が日本の歴史歪曲映像を事細かに指摘するプロモーション動画を作り、関心を集めている。
VANKは4日、「韓日フレーム戦争」というタイトルの動画を動画共有サイト「ユーチューブ」に掲載し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」を通じて全世界に拡散させるキャンペーンを開始したことを発表した。
VANKの今回のキャンペーンは、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と安倍晋三首相の間で初の韓日首脳会談が行われたのを機に、韓日歴史問題の本質を国際社会に伝える動画を韓国の若者たちの手で世界に広めようというものだ。
動画は8分37秒間で、日本政府が国際社会に対して展開している、帝国主義時代の行為を隠すPR戦略や、日本政府の映像歪曲例を具体的に指摘している。対象となっているのは、日本による抑圧・搾取・暴力行為を隠し、韓国をはじめとするアジア各国が経済成長するため努力したあらゆるプロセスや成果を無視した上で、経済発展の根源に日本政府の経済援助があると世界の人々に広報している映像だ。
VANKは「日本政府は今年3月、グローバルなニュースチャンネル『CNN』の広告を通じ、地球の平和と繁栄の立役者としてアジアと世界を発展させた『偉大な日本』という国家イメージを作ろうとしている」と指摘した。
また、「帝国主義・軍国主義への足掛かりとなる日本の産業化遺産(明治日本の産業革命遺産)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録する際、アジア初の近代化に成功した日本をPRし、韓国人強制徴用という事実は徹底的に隠ぺいするなど、ユネスコを日本帝国主義の侵略史を洗い流す『免罪符』として利用している」と批判した。