【ハノイ=富山篤】中国の習近平国家主席は6日、ベトナムの国会で演説した。その中で、中越両国が領有権を巡り対立する南シナ海の西沙(英語名パラセル)、南沙(同スプラトリー)の両諸島については言及を避けた。一方、「直面する意見の相違については互いに納得いくように処理しよう」と指摘。領有権問題を対話を通じ解決する姿勢をみせた格好だ。
習氏は演説で「中国とベトナムは家族のように近い存在だ」と述べ、融和姿勢を前面に押し出した。
中国の国家主席がベトナムの国会で演説するのは2005年の胡錦濤氏以来10年ぶり。ベトナム政府によると、中国側から要請があった。
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