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【プロ野球】

今江 揺れる思いはハーフハーフ 海外FA権で胸中複雑

2015年11月6日 紙面から

 海外FA権を保有しているロッテの今江敏晃内野手(32)が5日、揺れる胸中をあらためて語った。QVCマリンでトレーニング後に「今は半分半分。本当に迷ってます」と吐露。ソチ五輪後に現役続行か引退かを「まだハーフハーフ」と明かした、フィギュアスケートの浅田真央と同じ心境のようだ。

 同権利を取得した13年は行使を保留。だが、14年目の今季は「野球人生の残りは少ない。自分を見つめ直したい。家族には好きなようにやっていいと言われている。僕が決めます」と権利行使に含みを持たせている。

 宣言残留を認めていない球団は、これまでに2度の残留交渉を実施。すでに条件提示はしており、次回交渉の予定はない。この日、林球団本部長は「あとは返事を待つだけ。残ってくれると思います」と話した。

 銀盤の妖精は氷の上に残った。果たして今江の決断は…。「ギリギリまで考えます」。野球人生の岐路に立つ男は、10日の期限一杯まで熟考する構えだ。 

  (小林良二)

 

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