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マダニ媒介SFTS、感染源の飼い犬に注意- 日医・獣医師会シンポで専門家が警鐘
マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)などの人と動物に共通する感染症を取り上げたシンポジウム(日本医師会、日本獣医師会主催)が6日、東京都内で開かれた。特に国内で感染報告が相次いだSFTSについては、専門家が飼い犬やアライグマなどが感染源となる恐れを指摘。致死率が高いことを挙げ、「エボラのような感染症が日本国内にもあることを知るべきだ」と警鐘を鳴らした。【新井哉】
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■アライグマなど野生動物が感染、ウイルス拡大の地域も
SFTSは、ウイルスを保有しているフタトゲチマダニなどのマダニにかまれることによって感染する。2009年以降に中国で報告され、11年に原因ウイルスが初めて特定された。日本国内では13年1月に厚生労働省が初めて患者が発生したと発表。西日本を中心に患者が報告されている。
シンポジウムでは、国内初の症例の発見に貢献した山口大共同獣医学部の前田健教授が、ウイルスを分離する際に得た教訓を交え、国内の発生動向などを説明。国内のウイルスは、中国とは遺伝子系統が異なっていることを挙げ、「かなり前からSFTSウイルスが国内にいたことが推測される」と述べた。
前田教授によると、これまでの野生動物の調査で、ウイルスの感染が拡大している地域があることが判明。流行地では、飼い犬だけでなく、サルやアライグマなど多くの動物がSFTSに感染していることが分かったという。
■高い致死率、ヒト−ヒト感染も
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