大阪は晴れ。
野合に、何か政治の変化を感じる人が多い。が、何もおきないことを説明する。自民の安定政権時代の幕開けだ。単なる調整なのだ。
左派の野党共闘幻想
強い与党に対抗するには、数で匹敵する野党連合が必要だ、と安易に考える日本人左派がこのところ跋扈する。退治したい。野合は、意味がないことをいくつかあげて説明する。
一、国会の多数決で勝てない
一強多弱。現状、野党が結集しても、安倍政権の方針を変えられない。すべて野党が集まっても、数で足りない。数で足りてないから、独自の政策は国会で何も通せない。つまり、野合では政治ができない。そんな野合など意味がない。
ニ、野合では政治ができない=左派政党を排除しないと政治はできない
日本を戦後、動かしたのは保守である。社会党の村山ですら首相になると、自衛隊を合憲とし、保守の政策に従った。民主党も左派が抵抗するが、政権につくと保守リベラル路線を進んだ。日米安保に懐疑的な鳩山氏ですら、沖縄の米軍基地を動かさなかった。日本の政界は、保守でなければ与党がつとまらない。
野合というと、共産との共闘も可能で、数で対抗すればなんとかなると安直に思うメディア人がいる。が、共産党では、あまりに左翼過激で政権につけない。社民党は民主党政権のはしくれに加わったこともある。それは、色や主張をしなければ、数合わせになるだろう。しかし、筋が固まりすぎ硬直した筋肉のように反対ばかり叫ぶ共産党では、無理だ。
共産党は共産主義の政策を変えないからだ。民主党はそんな過激さを放棄しない政党とは組めない。政策の妥協でしか共闘は実現しない。曲がった政策をけっして正さない共産党とどうして組めようか。
根本的に野合ができない理由がある。共産党は暗部をもつ。万が一、共産大臣という悪夢になると、すぐにスキャンダルでの大臣の首が飛ぶ。政権が転覆してしまうからだ。よって、政策を訴える時はクリーンさが不可欠で、野合はダークすぎる共産党を除いた体制となる。昨今、共産党と組むという頑迷なイデオロギーの怖さを何も知らない愚かな言葉が時々きかれる。日本の政治を明るくしたいならば、日本の暗部を政治にもちこむべきではない。
三、共産党は政策で協力できない
数合わせの野合につきものの問題、政策の一致。民主党と社民党までは、左派でつながりはある。が、共産党では政策協力できないだろう。筋悪を通すとか言っているが、その実、時と場合で言うことをコロコロ変える共産党(出方戦略)。野合すると、共産党が政策を変えると考える人は、甘ちゃんだ。それができない理由がある。
共産党は民医連を抱えており、自前の医者と看護婦は儲けさせる。社会保障費の増大のため、医療費は削らなくてはならない。が、共産党は医者の利権団体と化しているため、それはできない。次に、沖縄米軍基地を廃止すると鳩山氏もできなかったことをいまだに言い続ける時代錯誤さ。共産党が野合した途端に、沖縄の有権者に沖縄の共産議員が「基地は存続です。」と沖縄メディアを裏切るのだろうか。それは面白いとしても。
党員から寄付を天引きする共産党は、企業団体献金や政党助成金を廃止するという。が、民主党はそれでは職員に給与も払えない。政党助成金を共産党が受け取ることは、どうもできないようだ。共産はそれによる内部監査が入ることをとても恐れているからだ。
しかも、大企業を傷めつけることを悲願とする共産党が、政権に関与したら、大企業は内部留保に税金でもかけられてしまうのではないか。大店や大企業を容認したら、共産主義の看板が死ぬから、共産には大企業優遇はできない。しかし、このそれら大企業をいためつける共産が政権に加わると、景気を支える大企業まで悪化して、消費増税の比ではないくらいに日本は落ち込む。
最低賃金をあげるというがこの不景気に、それは無理。しかし、それをすると、また非現実的な政策で国民の歓心を買ってきた嘘が、ばれてしまう。共産党は最低賃金を高くあげるという公約も変えられない。それもできない。強引にやろうとすると相次いで倒産するのではないか。
共産党は実は、かつての民主党と同じだ。政権につけば、実現できないようなインチキ公約を掲げている。だが、その偽りのマニュフェストによって、人々を騙し、人々の支持を得ている。共産党はマニュフェストの嘘こそが存在理由なのだから、それを変えることはできないのだ。共産党は、かつてのマニュフェストで一世風靡した民主党と極めてよく似ている。頭の悪い国民を騙すという態度が。
ソ連のように資本主義を殺し、手薄な社会保障しか実現できず、社会を冷え冷えにする政策をふんだんに掲げる。こんな過去の暗黒社会を日本で再現するような政党、過大な税負担がないとできない政策を掲げる党と、日本の再生をするリベラル政党が一致協力できるわけがない。
要は資本主義がわかってない政党は、お役御免なのだ。野党連合に加わるのも必要がない。ただ反対だけと叫び、本質的に何もできない無能な政党は、日本に必要がない。共産党と政策が一致できるなど、考えるだけムダである。むなしく裏切られるだけだ。共産党は今でも、TPPを脱退する、と言う。それ一つとっても、民主党は政策の一致はできない。
政策の一致は、共産党とは不可能だ。野合はしなくてよい。
四、野党の野合の目的は、票集めだ
大衆は、野合で安倍自民政権ではなく、新しい左翼の政治ができると思っている。それは明らかに不可能だ。小沢氏の目的は、票集めにつきる。小沢氏は共産党を票田の一つ、援団体としか見ていない。だから、割り切れるのである。政治は打算なのだ。民主党も同じで、共産党との共闘など、政策一致など何も考えてない。共産党の支持票をとれるかどうか算段する。
現在の野合は、民主党や小沢氏の頭の中では、支援団体の確保という意味合いが強い。多少赤い色に染まってやかましく、怪しい団体くらいにしか思っていない。どこぞの労働団体を一つ手に入れるかどうか。野党のトップの頭の中はそればかりだ。
まとめ、野合に夢はない。
一般庶民や、メデイアの人々が、安倍政治にとどめをさす、とか。そんなのどこの党首たちも考えていない。共産党と一致する政策などないからだ。今回の野合ブームでは、新しい政治は始まらない。新しい政治の流れも出てこない。なんら政治の変化となる端緒ではない。
小沢の党が微増するか、民主党が共産に議席を奪われた状態が固定化するか、民主党が微増するか。共産党は、ムダにたくさん立候補させてきた。それを減らして、没収される供託金を減らすかどうか。そんなせせこましい争いなのだ。各党にとっては、大事かもしれないが、そのための選挙協力なのだ。
ただそれら本当のことを言ってしまうと、野合が盛り上がらないから、何かしらメディアは悲しい現実(政治の醜さの露出)しかないのに夢があるような話をする。そんな嘘に騙されて、野合で自民を倒せるなど、非現実的なことは思わないほうがよい。
発達心理 41、引っ越し後、二年で前の土地の面を失う。
新しい土地に引っ越した場合は、発達心理と同じように、その土地に適応してゆく。何年後の心理、というのが厳密に決っている。二年が一つの転機となり、元引っ越す前の土地の感覚を失う。
前の土地の生き方を守っている人は、新しい土地に住んで二年後に、自分らしさを見失う。2年間はしだいに前の土地で得た力を失う感覚がある。が、2年めにそれは突然止まる。で、自分が小さくなる。
それ以後は、その土地の生き方を身につけなくてはならないが、それを多くは拒絶するか、学ばない。こういう人たちは、自分の居場所をしだいになくす。すると、宗教に入るのが主婦には多い。
本日の被害
朝は喉の奥まで何か液体が乾いたと跡があった。うがいですすいだ。それから服に朝、生ゴミの匂いがつけられてくさかった。シャツ、Tシャツ、ジャケットにまで。悪質極まりない。
以上