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私の息子は先天性の目の病気、第一次硝子体過形成遺残のため、眼鏡矯正の効かない弱視で0.06~0.09程の視力です。
小頭症でもあり、自閉傾向、低緊張のため筋力が弱く、感覚過敏な所もあります。

現在小学5年生で、地域の普通学級に通っています。
主に視力の問題から親が付き添い通学をしてきました。
先日付き添いなしの宿泊学習を終え、学校と話し合い、今一番大事にしたい事を考え、付き添いをやめることにしました。

私は今まで、となりで教えてあげれば少しだけど理解できる学習をあきらめる事ができなくて、付き添いをしてきました。

頭では人間関係やコミュニケーションを大事にするから普通学級に通っているんだと思っていましたが、自分の不安が大きくて付き添いを続けてきました。
私には覚悟が足りなかったんだと思います。

息子と友達を信じる覚悟。
学習は後からでも良いんだという覚悟。
自分の考えを信じる覚悟。

でも宿泊学習を終えた息子と友達の顔をみたら、私は今まで当たり前にあるはずだった友達同士の時間を奪ってきたんだなぁと思いました。
楽しい事も、嫌な事も親が見ていない場所で起き、何とか自分や友達の力を借りて解決する大事な時間をたくさん奪いました。それにも気がついていませんでした。
黒板が見えないんだから手伝ってあげるのが当たり前。授業で何をやってるのかさっぱりわからなくなってしまうじゃないかと思っていました。
でもそれは学校や先生、友達が工夫、協力してくれるかもしれない事で、私が出ていく事ではなかったのかなと思いました。
付き添いなしの生活は始まったばかりで、問題も起きるかもしれないけど、気持ちはスッキリしていて、どうなるか楽しみでもあります。
学校とは話し合いを重ね、息子と友達が成長していける環境を作っていけたらいいと思います。

こう思えるまで付き添いをしてから5年かかりました。少し遅かったかもしれません。でもまだ小学校生活は一年あります。友達と過ごす楽しい一年になるといいと思います。

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