用語

兵器略称

AAM
空対空ミサイル (Air to Air Missile)
AGM
空対地ミサイル (Air to Ground Missile)
ATM
対戦車ミサイル (Anti Tank Missile)
長射程・高威力で、自己誘導するため命中精度も高い。弾数は少なめ。
車両型兵器のほとんどが装備しているため、偵察車両といえども油断してはならない。
MBT
主力戦車 (Mein Battle Tank)
キャノン砲や対戦車ミサイルを備え、高い防御力を持つのが特徴。PLDと比較して不整地機動力に劣り、白兵戦に弱い。
「主力兵器」の座はPLDに譲られつつあるが、費用対効果の高さから広く配備されている。

兵器種類

アサルトライフル
携帯火器の中で、最も一般的な片手装備の武器。
一撃の攻撃力は低いが、フルオートでの射撃が可能。
スナイパーライフル
精密射撃が可能な両手装備の武器。
大口径の高速弾を使用し中程度の威力を持つが、連射はできない。命中精度が極めて高いため対ヘリ攻撃にも有効。
ガトリング
機関砲の銃身を複数束ね、回転させながら弾丸を連続発射する回転銃身式機関砲。
重量があり発射に若干時間がかかるためAP消費が大きいものの、火力は高い。
キャノン
PLD肩部ハードポイントに装備する重火器。
命中精度が高く、長・中距離戦に特に有効。破壊力は中程度。目標によって弾頭を使い分ける事が重要。
ハンドキャノン
携帯火器の中でもトップクラスの火力を誇る、両手装備の重火器。
キャノンと異なりハードポイントを持たないPLDでも装備できるが、かなり重量があるのが難点。
リニアキャノン
超電磁気コイルの反発力を利用し、イオン属性を持つ特殊弾頭を高速射出する、P4S専用の重火器。
攻撃力が高い上、重量・AP消費共に低く、強力すぎたためか以後の作品では登場していない。
ログイン連載「エンサイクロペディア・オブ・パワードール」 1996年No07
今回と次号では、PLD (パワーローダー)の携行火器で最強を誇る、LC 40mm リニアキャノンについて解説していく。
リニアキャノンとは電磁加速機によって高初速軽量弾を撃ち出す、対装甲対PLD両用兵器。ガトリング砲並みの連射速度と戦車砲の破壊力を併せ持つ非常に強力な火器だ。しかも、高い貫通能力、打撃力にも関わらず軽量な砲身により、取り回しが容易で連射性能も高い。また、砲弾の発射に発射薬を使用しないために薬莢を必要とせず、そのため装弾数も多いという利点を持つものだ。
一見、画期的な新兵器であるリニアキャノンにもいくつかの問題点が存在する。射撃時の反動(電磁誘導でも、砲弾自体の発射時の反動は消せないため)や、砲身の寿命が極端に短いなどの諸問題を抱えているのだ。この運用上の問題は未だ未解決のままであり、DoLLS などで試験運用された後の改良が待たれている。
リニアキャノンの動力関係は次号にて掲載。しばし待たれよ。
ログイン連載「エンサイクロペディア・オブ・パワードール」 1996年No08
今回のこのコーナーでは、前号に続いて、リニアキャノンの解説をしていく。
さて、LC 40mm リニアキャノンは恒星系内宇宙船の障害物(宇宙塵など)排除用装備が、原型となっている。オムニ軍ではその射程距離の長さと大威力から、PLD 用の装備への転用を急いだが、独立戦争時から開発を進め、完成したのはジアス動乱も後期の頃であった。これは、リニアキャノンに必要な大電力をいかに確保するか、また、連射性能を持ったバレル(砲身)の開発という問題に手間取ったためである。しかし、電力の問題は、PLD 用補助降下ユニットの派生技術である小型爆縮コイル型発電機の開発で、砲身(加速帯)は常温超伝導体を使用することで解決したのだ。ちなみに爆縮コイル型発電機とは、強磁界中に置いた電動コイルを、火薬などの爆発で押し潰して瞬間的に大電流を得るといったシステムのことである。
サブマシンガン
小型の弾丸を高速で連射する、携帯性に優れた片手装備の武器。
攻撃力は低いが速射性能に優れ、臨機射撃やミサイルの迎撃にも利用できる。
グレネード
榴弾を発射する片手装備武器。
最大の特徴は弾道にあり、放物線を描くため、障害物の向こう側の目標を攻撃可能。
また肩部ハードポイントに装着する大型のものもあり、制圧射撃を行う場合に有効。
ミサイル
全武器中、唯一の誘導兵器。
射程が長く破壊力があり命中率も高い万能兵器だが、重量があり弾数が少なく、臨機射撃やデコイ、チャフ、シウス、ECM などによって無効化される事があるのが欠点。
POWERDoLLSでは弾頭に対戦車・対空・両用があり、用途によって使い分ける必要がある。
ロケット
範囲攻撃が可能な、推進装置を持つ砲弾。
射程はミサイルに匹敵するが、直線弾道で自己誘導装置を持たないため射線の確保が必要。威力は高く、弾数は少ないがミサイルより多い。
ロケットランチャー
小型のロケット弾を大量に発射する装置。
有効範囲が広く、威力も高いが、使用可能回数は少ない。
GCX-210 EHC
支援型PLD「XE-10」専用の試作兵器。
気化爆薬を用いることで大口径砲を小型化、PLDに支援車両と同等の火力を持たせる事に成功したが、気化爆薬の安定性が低く制式採用には至らなかった。
シールド
インプレグナーとエリュトロンアヂーンの専用武装で、白兵以外の全攻撃を無効化するエネルギーフィールドを展開する。
有効時間は短いが、エネルギーは自動的に回復し再使用も可能。
スタンポッド
白兵戦用のポケット装備武器。
相手の白兵戦能力を低下させる効果があり、装甲強襲歩兵などに携帯させると戦闘を有利に進めることができる。
ログイン連載「エンサイクロペディア・オブ・パワードール」 1996年No04
今回は、以前ゲームバスター中でも紹介した「スタンポッド」について、もう一度解説していこう。
スタンポッドとはPLDの白兵戦用武装で、通常は機体のポケットに装備。白兵戦時に随時取り出されて使用される。元々、対PLD用に開発され、白兵戦時に使用する事によって敵の攻撃を一時的にストップさせる効果を狙った物なのだ。また、スタンポッドには吸着式・射出式・発光式など様々なタイプのが存在し、第177特務中隊でも 2 タイプ 6 種類が採用されており、ミッションの内容により使い分けている。ちなみにDoLLSで使用されている最もポピュラーなタイプは HESH (粘着榴弾)と同じ効果を狙った HS-70 と呼ばれるタイプで、直接相手の装甲に吸着させて爆発、その衝撃波による装甲内部の剥離飛散と急激な振動による一時的な行動能力の低下を発生させるものだ。
PLD の汎用性が進む中、戦術の変化に伴い実戦でのスタンポッドの使用頻度は下がりつつある。しかし、パイロットの中には好んで使用する者も少なくない。
デコイ
ポケットに装備する、対ミサイル用の囮。
効果は高いが使用可能回数は少ない。
チャフ
ミサイルのレーダーを撹乱させ、命中精度を低下させるポケット装備。
使用回数は多めだが、デコイに比べ回避率は劣る。
シウス
コンパクトな近接防空システム(防空レーダーと小型対空砲を組み合わせたもの)で、ミサイルに対してのみ有効。
使用回数は無制限だが迎撃率は最も低い。ポケット装備。
ECM
強力な妨害電波発信装置。敵の索敵能力を低下させると同時に、敵ミサイルを無力化する効果を持つ。(ミサイル無力化は発射された後でも有効で、影響範囲はほぼ無限大)
使用中はエネルギーを消費するが、解除すると自然回復する。エクスペダイト、アプレイザの専用装備。
プローブ
使い捨ての索敵装置で、一定時間、投擲先の周囲が見えるようになる。ポケット装備。
ECCM
プローブと同じ効果を持つ索敵装備。
違いは使用回数に制限がない事(射出時にエネルギーを消費するが自然回復する)で、ECMの影響も受けない。エクスペダイト、アプレイザの固定装備。
ファンネルプローブ
プローブの強化版で、より長距離・長時間・広範囲の索敵が可能となっている。エクスペダイト専用の両手装備。
マルチセンサー
機体の索敵能力を大幅に向上させる装置。
索敵貫通能力は変わらない。
センサーポッド
ディリジェントの専用装備で、周囲を索敵する設置型の装置。
一度設置すれば破壊されるまで有効。(BFの場合、敵はセンサーポッドを破壊しない)
パッシブセンサー
敵の索敵範囲内に入った事を確認できる装置。
ポケットに入れておくだけで効果を発揮し、敵に捕捉されている場合にユニットの AP が赤く表示される。ブルーフロウの場合はユニットの右上に P のマークが表示される。
スモークディスチャージャー (発煙弾、SMK)
煙幕を発生さる装置または砲弾・弾丸。
索敵能力と移動力を低下させる効果があり、POWER DoLLS の場合射線を通さなくする効果がある。
※ブルーフロウでは白兵型ローダーは煙幕の影響を受けない。
高性能爆薬
主に固定目標を破壊する為に用いる大型の爆薬。
一部のタイトルでは敵ユニットに直接仕掛けることができ、一撃で撃破可能。また自分が巻き込まれないように注意しなければならない。
電障弾
ライフル弾の一種で、一定のターンの間、対象ユニットの索敵能力を奪う。
索敵型ローダーやヘリに対して使用すると効果的。
ログイン連載「エンサイクロペディア・オブ・パワードール」 1996年No18
前号の予告?通りに、今回は「アドヴァンスド」からの新兵器「電障弾(電磁障害弾)」について解説していく。電障弾とPLDのセンサー周りの話というわけなのだ。
電障弾には二つのタイプがある。ひとつは、PLD のメインセンサーである高性能カメラアイと電磁波バイアスセンサーに障害を起こす目的で、直接機器に干渉する電磁障害デバイスを内蔵したアクティブタイプ。もうひとつは高誘電ゲル化剤を主剤とした、カメラアイの画像妨害と電磁波遮断効果を目的としたタイプである。この 2 種類の電障弾は AMS (アクティブマルチセンサー)ポッド装備の機体なども考慮し正式には相手の装甲の形態に応じて使い分ける事が望ましいとされている。しかし、実際には試験配備という状況もあり、混在して使用されているようだ。
さて、2種類の電障弾のそれぞれの昨日や効能について説明をしたいところではあるのだが、それについては、次回で詳しく行うことにする。しばし待たれよ!
ログイン連載「エンサイクロペディア・オブ・パワードール」 1996年No19
前号に続いて、電障弾(電磁障害弾)について解説しよう。
さて、電障弾には、アクティブ型の電磁波型とゲル化剤型のふたつの種類がある。アクティブ型は電磁障害デバイスを内蔵した物で、弾体の高初速度と常温超伝導コイルに充電した PFC の電力により、敵センサーユニット近辺に着弾後、およそ十数分間にわたり放電ノイズを発生するもの。着弾後はセンサーの保護回路を誤作動させ、索敵不能状態に陥れる。しかし、電力の規模と範囲から、適切な箇所に命中させる必要がある。また、高誘電ゲル化剤タイプは液状の高分子化学液剤で、目標のカメラアイに付着し赤外線領域に至るまでの視野を著しく損なうとともに、電磁波パッシブセンサーのレドーム表面の誘電率を極端に低下させ、さらにその発泡ノイズと発熱によって IR センサーなどにも影響を与えるものだ。
どちらの型にしろ、高い命中精度が要求される為、、W800 系のスナイパーライフル以外での運用は考えられていないようだ。
徹甲弾
Armor Piercing 、略して AP 弾とも呼ばれる。
特に装甲の厚い戦車などを破壊するために用いる貫通力の高い弾丸(砲弾)で、硬く重い金属などで出来ている。
榴散弾
射出後、弾体内の炸薬によって炸裂させ弾子(霧弾)を広範囲にわたって飛散させる兵器。
目標の装甲が薄い場合に有効で、対人・対PLDに効果を発揮する。
手榴弾
手で投擲して用いる榴弾。使い捨てのポケット兵器。
補助兵器だが威力は高く、射線が通っていなくても使用できるため利用価値はそこそこ高い。

テクノロジー

コックピット
いわゆる操縦席。
X3までは背面にあり、パイロットはバイクにまたがる姿勢で乗り込んでいた為、居住性が極めて悪かった。
X4からは胸部に移されシートもイス状となり、居住性が格段に向上。また大容量のバッテリーを搭載可能となり活動時間も大幅に向上した。
MFD
PLDのコックピットに据え付けられている多機能ディスプレイ。
主にPLDの前後方の映像と、戦場のあらゆる情報が表示される。
ANVTG
アクティブ・ナイト・ビジョン・トレース・ゴーグルの略。
ゴーグルに内蔵されたコンビナーレンズが機体に設置されたカメラやシーカーと連動し、戦場の情報をパイロットに伝える。
DCDMS
X5シリーズより採用された、非常に高い処理能力を持つ「人工脳」デバイス。
これによってPLD操作・制御の包括管理が実現し、特に低練度者における操縦性が大幅に向上、練度格差が非常に小さくなった。音声入力にも対応している。
HOTAS
Hands On Throttle And Stick の略で、パイロットがスティックとスロットルレバーから手を離すことなく、レーダーや兵装の操作などができるように作られた操縦装置のこと。
主に戦闘機に広く用いられ、複雑な操作系を持つPLDにも採用されている。
SIISOF
オムニ軍統合戦略情報システム。(Strategic Integration Intelligence System of Omni Force)
SIISOFの下に無数の戦域情報システム(WANTIS)がグローバルネットワークとして形成される。また統合参謀本部の指示司令系統は、SIISOFの最優先アトリビュートを有してWANTISに管理権を持つ。
WANTIS
SIISOFからある属性の広域情報のみを抽出して形成される仮想ネットワーク。(Wide Area Network of Tactical Intelligence System)
WANTISは戦域情報システムとして機能し、特定の部隊などが任意で構築し情報を共有することが可能。また必要に応じていつでも構築し消去できる。
FBW
Fly by Wire の略。
通常、操作を駆動系に伝達する際には油圧が用いられるが、これを電気信号に置き換えたもの。
これにより被弾時の安全性向上と、コンピューターの介在によるアシストが可能となる。
FBL
Fly by Light の略で、FBWを光学信号に置き換えたもの。
FBWに比べ反応速度が速く、電磁干渉(EMPなど)への耐性も高まっている。
FCS
射撃管制装置。(Fire Control System)
PLDの位置や姿勢などを判断し最適な攻撃指示を行う他、戦闘集団単位での戦闘指示(いわゆるデータリンク)などもサポートする。
CNMF
金属カーボンナノチューブ系炭素繊維。
高い硬度を持ち、コクピット外部装甲など装甲強度が求められる箇所に使用される。
FRM
繊維強化金属。(Fiber Reinforced Metal)
金属に高強度の繊維を合わせ、応力やねじれに強い耐性を持たせた複合素材。比較的軽量なためPLDに多用されている。
ラミネイテッド・アーマー
複合素材装甲。
X3ではスペースチタニウム合金を貼ったカーボン・マイクロメッシュの多層板を、グラファイトサーモプラスティックでコーティングした高抗張力鋼でサンドイッチ状に挟み込んだものを利用することで、軽量ながら高い耐久力を持たせることに成功した。
リアクティブ・アーマー
主装甲の上に貼り付ける補助装甲の一種。
鋼板上に爆発物を挟み込む事で、敵弾の着弾と同時に爆発しダメージを相殺させる効果を持つ。
作動時に周囲に被害をもたらす(破片を撒き散らす)事や、同一箇所への連続着弾に対応できない、重量がかさむなど難点はあるが、低コストで効果も高いため広く利用されている。
※タンデム弾などに対応しない、車体にダメージをもたらすなどの問題はクリアされているそうです。
アビオニクス
航空機搭載電子装置。(Avionics)
航空の "Aviation" と電子機器の "Electronics" を合わせた造語で、レーダー・航法装置・無線機・計器類・FCS などの電子装置全般を指す。

初代 PD (POWERDoLLS1~2)関連

惑星オムニ (OMNI)
地球から60光年の距離に浮かぶ可住惑星。総人口数は100億人を超える。
建国からわずか160年あまりの間に「独立戦争」「ジアス動乱」「サイフェルト戦役」と三度の大戦が勃発している。
現在もサイフェルト戦役の終戦処理が継続中。
ジアス (THEARTH)
オム二独立戦争後、地球派遣軍の残党と一部企業が結成した反オム二組織。
その設立メンバーの中にはオムニ政府高官も含まれていたというが、詳細は謎に包まれている。
ATR
「陸海空軍機動戦闘用ローダー開発計画」の略称。
地表の56%を森林などの不整地で占められるオムニでは従来兵器の環境適応度が低く、環境に適する兵器の開発が急務とされた。そこで不整地用作業用重機として定評のあったローダーを兵器とする案が挙がり、政府はこれを承認。
計画は西暦2532年11月にスタートし、2534年12月に試作機X1を二機ロールアウトしている。
ATR-XL
西暦2537年より始まった第二世代PLD開発計画。主体を空軍に移し、コードネーム「オムニ・マイスター」として推進される。(経緯は「ファレル空軍司令」を参照)
PLDの低コスト化と、PLDのみによる部隊編成の実現(これまでは車両の支援が必要だった)を目的に、レイランド・ダグラス社を中心に4社の共同で進められ、その成果であるX3Aは傑作機として広く配備が進められた。
オムニ・マイスター
ATR-XLのもと、第2世代PLDの開発を空軍の管轄下に置いた時のコードネーム。
2537年2月、スペシャル・アクセスプラン(極秘計画)としてファレル空軍司令を中心にスタートした。
ファレル空軍司令
ATR-XLの最高責任者。
「PLDに空挺能力を付与し、部隊の緊急展開を可能にする」という新たな戦術思想が軍上層部の高い評価を得、ATR-XLは空軍主導のもとで進められる事となった。
ダイブ・ワークス
ATR-XLの要請によりレイランド・ダグラス社が各企業を集めて編成した次期主力PLD開発チーム。ケント・ムーアをリーダーに、選り抜きの技術者152名で構成。
レイランド・ダグラス社が機体設計とアビオニクス及び機体運用システム。ルーグ・ハイルトン社はパワーユニット関係と本体サブシステム。オムニ・エアロスペース社は熱制御、安定性(姿勢制御も含む)。NGEC社は武装システム関係及び副次的な設備の各担当になっている。
ATR-XL終了後はほぼそのままトライフル・ワークスに移行したとみられている。
トライフル・ワークス
X-4シリーズの開発計画とほぼ平行してスタートした、レイランド・ダグラス社による次世代PLD研究開発チーム。
JAPLDT(ジョイント・アタック・PLD・テクノロジー)計画の名称で、主にPLDの統合性・汎用性など、独立戦争終局におけるオムニ軍の戦術構想の変化に対応する研究開発を行っていたと言われる。
後にS型開発に関わったとも噂されているが公式見解は無い。
レイランド・ダグラス
ATR-XL において中心的役割を果たした工業コングロマリット(複合企業体)。
しかし「コルレオ島事件」によりジアスへの内通が発覚、軍用機開発事業からの撤退を余儀なくされた。
ルーグ・ハイルトン
ATR-XLにおいてパワーユニット並びにサブシステムの開発と研究、搭載兵器等の運用テストを担当したメーカー。
オムニ・エアロスペース
ATR-XLにおいて熱制御及び姿勢制御(安定性の確保)の開発を担当したメーカー。
NGEC
ATR-XLにおいて武装システム並びに副次的な設備の開発を担当したメーカー。
マレル大統領
ジアス動乱時のオム二大統領。
マルダー中将
ジアス動乱時のオム二軍作戦司令官。
捕虜となるが、DoLLSにより開放される。
旧移民
2455年に地球を出発した第一次移民団から第一次オムニ独立戦争までに移住し、惑星オムニを開拓してきた人々を指す。
新移民 (TAP)
第一次オム二独立戦争の終結以後、実用化された超高速航法でオム二に移民してきた人々を指す。
ジアス動乱勃発の背景には、独立戦争の経緯に起因する新移民に対する偏見や差別などが横行していた事がある。
RFP
Request for Proposal の略で、提案要求の意味。
調達する側があらかじめ要求スペックや契約条件を明示する事で、現場の混乱や契約上の紛争を未然に防ぐことができる。

新生 PD (POWER DoLLS 3 以降)関連

サイフェルト (SEIFELT)
新移民者の権利拡大を目的として、オムニ政府からの分離独立を目指したサイフェルト州を中心とする軍事勢力。
2653年のオペレーション「ザ・ウィル」にて2代目大統領ジミー・ブラウンが拘束されたことで紛争は終結を迎えた。
ハイルトン・エアロスペース
業界大手の製造系軍事企業。
ユートピアコーポレーションを筆頭とするユートピアグループに買収され、サイフェルト軍の兵器製造を一手に担った。
「ルーグ・ハイルトン」「オムニ・エアロスペース」両社との関係は不明。
ユートピアコーポレーション
ブラウン兄弟のジミー・ブラウンがCEOを務めた総合企業。
地球との貿易で財を成し、サイフェルト独立運動において経済面及び軍事面で重要な役割を果たした。
陸軍物理化学研究所
DoLLS隊員だったラモーナ・コルタサルが所長を務める研究施設。
主に化学兵器の研究を行なっているらしい。
ブルーノ・メルビル
オム二最大のマフィアグループの首領。
DoLLS隊員ジェニファー・メルビルの父親でもあるが、真面目な性格の彼女はファミリーとの縁を切るために軍に入った。
チェスター中佐
オムニ政府高官の息女。
捕虜となっていたところをDoLLSに救出される。
ワン・フーチェン
オムニ陸軍第二中隊第三小隊長で、当時のナガセ・マリの上官。
北部戦線におけるサイフェルトの電撃戦により戦死。

ブルーブラスター関連

マイクロブラックホール(MBH)弾
ブラックホームを人工的に生成し、周辺宙域一帯を丸ごと飲み込む超破壊兵器。
超光速航法の航路であるリープゲートに白色矮星(恒星の形態の一つで超高密度の天体)を入れると、航路内の超重力によって圧縮された天体がブラックホールとなって放出されるというもの。
しかしリープゲートの作成には多くの自然条件を要し、また白色矮星へ通じる危険なゲートはすぐに破壊されるため、通常は成立し得ない。
ベーム博士
強化人間研究の第一人者。
クロウディア計画の主任を務めた。

その他

小隊
部隊の編成単位。
陸軍の歩兵部隊では 3-4 個分隊(1分隊10名)で構成されるが、空軍では 3-4 機で小隊とみなされる。
指揮官には曹長~中尉クラスが任じられる。
エアーパーソン
航空要員の総称で、DoLLS専属の者は「DoLLS-Wing(ドールズウィング)」と呼ばれる。
地上PLD部隊の搬送、作戦空域制圧や支援攻撃などで地上部隊をサポートする重要な存在。
プリティエンジェルス
ホリィ・タカスが在籍していたアクロバット飛行チーム。
ちなみにアクロバットチームは、最先端の戦闘技術を研究・検証する作戦参謀局「戦技研究班」の一部門。
スキップジャック
オムニ軍の小型戦略級潜水艦。
弾道ミサイル発射装置を備え、DoLLSでは「カーゴバード」の運用によく用いられる。初期作品ではポリスキーという無口の艦長も登場。
※オムニには戦術級潜水艦はほとんど存在しないそうです。
※ブルーフロウにも登場します。(BFF「シャドー」)
白兵戦
至近距離にて直接的な攻撃方法によってなされる戦闘全般を指す。
近代戦において敵の肉薄を許すことは稀だが、不整地が多いオムニでは往々にして起こり、スタンポッドなど白兵戦専用兵装も存在している。
対空防御射撃
Mタイプの武器による攻撃を受けた際、これを迎撃する事。
攻撃対象にされたユニットのみが可能で、対空攻撃力を持つDタイプ武器が使用可能状態であることが条件。
対空臨機射撃
敵航空機(ヘリ以外)が戦術マップ内に侵入してきた際、これを迎撃する事。
敵機が索敵範囲内におり、かつ該当の敵機を一度も攻撃していない対空攻撃可能なユニットがいる事が条件。
AP
Active Point - 各キャラクターが持つ、1ターン中の行動量。
Armor Piercing - 徹甲弾の略称。
PCE
索敵貫通能力の事で、高いほど索敵範囲が障害物の影響を受けにくくなる。
SCO
Scout - 索敵距離能力。
HEX
移動範囲や攻撃範囲を表すためにつけられた地図上のマス目で、一般的に六角形で表される。
将棋などの四角いマスと違い、隣接するマス全てが等距離になるのが特徴。
ハードポイント
固定兵装を装着するための武器接合ポイントで、主に重火器を搭載するためのもの。
PLDの場合は両肩に設けられ、必要に応じ重火器を選択することで特殊性の高い任務への適応を容易にしている。
※航空機の場合は「ステイション」と呼ばれます。
ポケット
プローブや手榴弾・予備弾倉など、補助的なアイテムを収納しておくPLDのキャリアスペースを指す。
重火器
キャノン砲・グレネード・ミサイルなどの大口径兵器全般を指す。
攻撃力は高いが、ハードポイントにしか装着できない。
支援要請
戦術マップ外の友軍に通信を送り、支援攻撃を要請すること。
戦闘攻撃機によるものと、支援車両によるものがある。
支援車両
長射程・大火力を誇る大型自走砲。
戦闘区域(戦術マップ)の外に配置し、支援要請で攻撃地点を指示する。着弾は次ターン開始時(または一定時間後)。
車両自体は脆弱で、敵の反撃が予想される場合はすぐに回避運動をとらなければならない為、連続での支援が制限される場合がある。
M151 多目的自走砲
オムニ独立戦争からジアス動乱時にかけて活躍した地上支援車両。
250mmまたは400mmロケット、煙幕弾、対空ミサイルなどを搭載可能。
M6RS 自走ロケット砲
対サイフェルト戦で活躍した地上支援車両。
M151系ランチャー車両の直系機種で、踏破性能、運動性能など全ての面において徹底した強化が図られている。
EMPバラージ
電気回路が故障するほどの強力な電磁波。
POWER DoLLS 5 ではサイフェルトがオムニ軍を無力化する為、超伝導コイルを暴走させてこれを実現しようとした。
オムニシティ
惑星オムニの首都。
2482年のオムニ連邦政府樹立と同時に首都に制定。
グラデン
ジアス動乱の発端となった地方都市。
この都市で発生した新旧移民間の衝突がオム二全土に飛び火し、その後三年に渡る戦乱を引き起こした。
オムニシティ証券取引所
オムニ有数の証券市場。
ユートピアコーポレーションの上場先。
世紀単位銀河系探査計画
西暦2005年にスタートした、無人探査機による広音域探査計画。
計画開始から277年後の2282年5月、人類に「オムニ発見」の一報がもたらされた。
亜光速航法
オムニ発見当時の航法技術で、宇宙空間を光に近い速度で航行するもの。
それでも地球-オムニ間の航行には160年という長い時間を要し、移住民は冷凍保存の上で輸送しなければならなかった。
2588年の「超光速航法」実用化によって航行時間は大幅に短縮された。
超光速航法
オムニと地球間の航行時間を短縮させた画期的新技術。
2369年に論文が発表され、2588年に実用化されるが、詳細は明かされていない。
超光速通信
オムニと地球間の通信遅延を短縮させた画期的新技術。
2579年にオムニ連邦宇宙軍が実用化に成功。2589年3月、オムニ-地球間の超光速航行実験と同時に地球へ技術提供され、以降両惑星の交流が盛んになった。
ラグランジュ宙域廃船置場
ラグランジュポイント(重力安定域)を利用した宇宙艦艇廃棄処理場。
オム二植民後、不要となった恒星間航宙船の処分のために利用された。
コードネーム
作戦中、部隊を呼び合うための呼称。
POWER DoLLS では慣習的に以下が使用される。
第1PLD部隊 SilverFox
第2PLD部隊 GrayHound
第3PLD部隊 BlueWolf
第1航空部隊 AngelWing
第2航空部隊 CannonBall
地上支援部隊 SugarCane
CandyStore
SunnySideUP
護衛航空部隊 MeteoStrike
HornetSting
EagleClaw
SnowStorm
輸送航空部隊 LunchBox
MorningSet
このページは新紀元社「パワードール 第177特務大隊設定ファイル」と 177THP さまの資料を基に作成しました。情報提供に感謝いたします。
閲覧数: 28237 / 最終更新:2008年3月7日 / 表示にかかった時間:0.0058128秒