2009-05-23
■[カトリック]なにかアイルランドのすごい「カトリック駄目すぐる」ニュースが入って来た ◆追記有り

最近の気になるニュースってぇと、本土がインフルエンザでパニックですごそうってのと、中央大の教授が殺された事件の犯人がやっと挙がったってのと、過去の不正でぐりぐりやられていた盧武鉉大統領が自殺した、それも山登山中に。という劇的な最期についてと、スリランカの内戦が終結したらしいんだが、ヒンズー教徒側の困難が予測されますよというのと、ピースボートが自衛隊に守って欲しいと要請したというなんだか情けない現象があったのと、色々気になりまくりなんですが、ぎょーかい的にはもっとすごいのが飛び込んできましたよ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009052202000082.html
【ロンドン=星浩】アイルランドのカトリック系の児童施設で一世紀もの間、神父らによる性的暴行などの虐待が常態化していたことが暴露された。政府の調査委員会が二十日、報告書を発表した。
調査では、カトリック系の孤児院、障害者施設、更生施設などに在籍した人のうち千九十人から証言を得た。その結果、一九一〇年代から二十世紀を通じ二百以上の施設で神父や修道女ら八百人以上が虐待に関与していたことが分かった。
証言者の九割は暴行された経験があり、むち打ちや水責めなどが行われていた。半数は性的に暴行された経験があり、男児を対象にしたすべての施設では、修道士による強姦(ごうかん)が確認された。
児童らの訴えで親族が届け出るケースもあったが、政府は黙殺。神父らは告発した児童にさらなる暴行を加えるなどして隠蔽(いんぺい)。報告書は虐待はカトリック系施設の「風土病」だったと指摘した。
証言した人たちは中老年に達しているが、深刻なトラウマ(心的外傷)を抱え、三割はアルコール中毒や自傷行為などに苦しむ。報告書には「スキンシップをすると性的暴行を思い起こしてしまう」「自分の子どもに攻撃的になってしまう。抱き締めることもできない」などの証言が並んでいる。
なあんんんんだああああこりゃあああ?アイルランドカトリック。駄目すぐる。いったいナニが起きていたんだ?
こちらのぶろぐに詳しい情報↓
http://nofrills.seesaa.net/article/119964602.html
▼アイルランド共和国で、教会による児童虐待についての報告書が出た。
日本ではあまり情報がないんで、海の向うはやはり詳しい。様々に報じられた情報をまとめてくださっているのが助かります。
是非上記のブログを読んでください。
虐待されていたのは現在は50代〜80代の人々。中でも深刻なのは「クリスチャンブラザーズ」という施設で、ここの施設で起きた被害者は相当数なようだ。この年代が中心という事は第二バチカン公会議による教会内改革が起き、教会内の自浄が成果を産むまで問題が続いていたと言える。映画『マグダレンの祈り』もアイルランドの施設に於ける暴力を扱った映画ではあったが、アイルランドの施設は常軌を逸しているとしか思えない。いったいどうしてこうなってしまったんだ?
こうした「施設」問題というのは、日本でも介護施設や養護施設等に於ける虐待などがたまにニュースになるが、ニュースになると言う事は、その都度問題が起きたら自浄能力が働いているという証拠である。問題とした人物が訴えることで、施設で起きた虐待が恒常化したり、深化するのを防ぐ。
アイルランドでその自浄能力が何故働かなかったのか、それについてはアイルランドの歴史の固有性がこの問題を深化させていた模様。というのもアイルランドが英国から独立を勝ち取ったあと、「教会」という独立した機関には国家は関与しないという態度をとったらしい事も関係しているようだ。
カトリック教会が世俗の介入を嫌うあまりに、つまり国家権力の介入を嫌う、或いはメディアと仲悪いとか、まぁ色々あるわけだが、しかし事勿れ主義二凝り固まった組織がどうなるかというと、組織内で起きた悪しき問題を解決出来ないとか、放置してしまうとか、見て見ぬふりをしてしまうとか、身内かばいをし過ぎて被害者が二次被害に遭うとか、色々問題がある。
更に第二バチカン公会議前のカトリック教会は、保守的で、また厳しい事を由とするような、戦前の軍国主義下の日本の陸軍のごとく「体罰」で以て教育する的な、修道士や修道女も多かったらしい。子供の頃、シスターが恐かったという話を聞く事があるが、今のシスターは優し過ぎてへなへな臭いんじゃね?と思うぐらいに昔の恐いシスターってのが想像つかない。
しかし子供を定規で殴るとか、動物には魂など無いのですと言ってのけるシスターとか、アメリカ映画に出て来る狂信的なカトリックみたいなのがマジにいたらしい。わたしの知る限りのシスターにはそういうのがいないんで、やはり明治とかそんぐらい産まれのシスターなのかもしれないですが。兎に角、貧乏ゆえに、口減らしの為に修道院にぶち込まれた修道士や修道女で世を恨んでるようなのが、集団生活でひん曲がって根性悪になったようなのがいたんだよ。という話は神父から聞いた事はある。
この件でも、本人が望まぬ聖域で鬱憤晴らしの為に児童達を虐待したり、或いは志願してなった聖職でないゆえに覚悟なく、性の問題を解決出来ず、児童をレイプしてしまうなどというような経緯も相当数あったんではないかとは想像する。いずれにしても自浄能力が働かない状態だったというのがこの悲劇に繋がっている。
第二バチカン公会議によって多くの改革が行われ、風通しがよくなったゆえに、逆にこの手の過去の問題もこれからもあきらかにされ、世に出て来るであろう事は想像出来るが、自浄能力をなくした組織などいずれ腐り、消滅するだけだ。この際だからどんどん膿を出し、被害者を救済していかないといけないだろう。教会の責任は重い。
にしても、なんか半端なさすぎだよ。駄目過ぎるというか、通り越して、もうね、地獄に落ちろ。氏ね。とつい言ってしまいたくなります。とほほ。
◆◆追記
アイルランドにしばらくいらしたkimucoさんがトラバをくださったのであらためて御紹介しておきます
○In bethu ingine
http://d.hatena.ne.jp/kimuco/20090525/1243042259
■[アイルランド]アイルランドの孤児院で
アイルランドのニュースブログなどの翻訳が記事が読めます。
カトリック系の教育機関や養護施設などで起きた様々な問題がアイルランドで今浮上しているようですが、アイルランドがおかれていた歴史的状況、対しばらく前の世紀まで英国の植民地下にあったことや、第三世界的な混迷状況が永らく続いてきた事情などが、更にこうした問題の解決を遅らせていたという分析が為されています。
アイルランド関係の物語などを読むと、この手の養護施設、孤児院などでの虐待というのが光景として描かれているのによく出くわし、暗澹とした気持ちになったものです。また、有名な小説『アンジェラの灰』でも教区司祭がすこぶる冷たい鬼畜な人物として書かれていたのが印象深い。(あの小説で慈悲深かったのがフランシスコ会司祭ってのが絵にかいた様な設定だったんで、ただのお約束な組み合わせなのかもしれないが)
いずれにしても、かなりの数の施設や機関で起きており「日常」的光景だったようですな。アイルランドの、欧州の国で近代まで植民地下にあった事や、また宗教的にはカトリックがプロテスタントから蔑まれていた背景という特殊な歴史を抱えることからも、アイルランド近代史を知らないと正確に判断出来かねる案件ではあるなと思っています。
で、上記情報によると、元時点で、どうやら被害者達がローマに直訴しに行くということらしい。
こうしたカトリック世界で過去に起きていた諸問題については前教皇の時代からバチカンが解決に乗り出しており、有名なところではボストンの虐待などが挙げられる。この時は現教皇ベネディクト16世(当時のラッツィンガー枢機卿)が毅然とした態度で、真摯に解決に臨むと語っていたと記憶する。最近ではオーストラリアで起きた過去の事件にも謝罪し、解決に取り組んでいる。こうした問題が浮上してきたのは、教会側が内部改革を断行中という事ではあるだろう。教区ぐるみ、あるいはカトリック教国なら国家も加わる隠ぺい的風潮を打破していこうとローマは動いていると思う。ベネディクト16世の手腕に期待したいものです。
こうした問題が起きた時、教会の落ち度を歓び、それを煽り立て、ここぞとばかりに叩きまくるいつものごとき「祭(゚д゚)ウマー」なメディアの論調に出くわすと、教会の腐れ具合に絶望したり、事を矮小化したくなったり、もしくはメディアのお祭り騒ぎを批判したくなったりと、まぁ心情としてはそういう方向に行きたくもなるが、むしろ表に出してまで、自浄しようとする教会組織の意志をまず汲み取る必要があるだろう。
ギョーカイ人的には万民の平安の為の祈りが必要な場面である。
◆◆
英国在住ブロガー、nofrillsさんが、コメ欄で教えてくださったアイリッシュタイムズの事件証言者の言葉がすごいです。
エキサイト翻訳なんでかなりアレです。一部、直しましたが、性的言い回しが変なのは、どう訳していいかよく判んないんし面倒くさくなったんで、結局、エキサイト翻訳のままです。
▼The abused - in their own words
http://www.irishtimes.com/newspaper/opinion/2009/0523/1224247210382.html
Statements of “worst thing” that happened to participants while living in an institution
一つの施設の生活の中で起きた最も悪い事例
- 厳しい身体検査と性的虐待。
- 尼僧が裸の状態で剥ぎ取って、棒で打って、夕食を全く与えないで、辱しめます。
- 逃走した後に、私の髪を持っているのは非常に短い長さまで中断して、他の人々の正面で尼僧によって打たれるようにスタンドに裸の状態でしました。
- 私は6時に尼僧によってレイプされました、そして、ヘッドの上に火掻き棒がある状態で、10時に尼僧によって殴られました。
- 十分な食物ではなく、性的で物理的な乱用、教育がありません。
- 修道士が私をレイプしようとしましたが、成功しなかったので、私は代わりに負かされました。
- ベッドから取られて、修道士が彼らの茎を使用していた間、他の少年と共に裸の状態で歩き回らされて、彼らの陰茎に軽打されます。
- 十字に結ばれて、他のものは側で自慰しましたが、レイプされます。
厳しい身体的な虐待
- 私は床を磨いていて、尼僧があおむけに彼女の足を置いたので、床に押されました。 私は暗い部屋に閉じ込められました。
- 理由がないのによる他の子供からの身体的な虐待と隔離。
- 些細な私が出血するまでの非行のための2人の尼僧による厳しい殴打。
- おねしょするのにおいて打って、おまるをきれいにして、子供を気にするように、最もひどく働くために割り当てます。
- ベッドに結ばれて、3人の家庭奉仕員によって物理的に乱用されています。
- 彼らは、私に私の姓を変えて、私がそれを受け入れるまで、私を負かさせました。 彼らは私から私のアイデンティティを取りました。 現在、まだ私と共にいる精神的な拷問によるかかっている私。 彼らは、私の姉妹と私を切り離して、彼女に別の団体に行かせました。
- 尼僧によって物理的に勝られて、数と言及されます。 私の頭は風呂で水の下で押されました。 尼僧は食物を子供たちの一団に投げました、そして、私はいくらかの食物を手に入れるように戦わなければならないでしょう。
- 寝る方法の午後6.3時に私が翌朝の午前6.3時で負かされると言われます。 それは、それを待つ拷問でした。
まだまだ続くんですが正直おなかいっぱい。
これ読んでいて思い出すのがチャールズ・ディケンズです。英国でも近代の大資本家がぶいぶい言ってたりしたなにかトンでもない時代の孤児院や養護院などの施設ものというとこんな感じで、性的な描写は流石に割愛されてはいるものの、当時のニュースネタの典型的な一つになっていましたね。施設の子供たちがロクな扱いを受けていないということが度々新聞を賑わし、そういうところから逃げ出してきた子供がウエストエンド辺りにたむろしたり、長じてニューゲイト送りなんていうのがヴィクトリア朝小説のお約束的なモチーフになっていたりしますね。ピカレスク小説的には面白い舞台で、ヴィクトリア朝を舞台とした小説は好きな分野ですが、実存でそういうところで生き永らえるというのはやはりトンでもない体験であると思います。
英国は近代化の過程でそれを克服していったんでしょうが、アイルランドは遅れて追いかけていたのかもしれません。
とはいえ今も多かれ少なかれ閉鎖された空間における、集団的狂気という問題はあちこちに存在します。
◆◆アイルランドの教育事情
コメ欄でも御指摘があったように、アイルランドにおける養護施設、孤児院の問題ではなく公教育問題が絡むのではないか?という話を受けて少し調べてみました。が、日本語サイトだとなかなかいい情報がないですね・・・。
今回もっとも深刻な被害が出たといわれる「クリスチャン・ブラザーズ」は全寮制の学校。私立と思われるかもしれませんが、アイルランド固有の教育機関のあり方から教会が運営する「公的な」全寮制の学校という位置づけになるでしょう。全寮制というと日本ではあまり存在しないのでどーも特殊な様に感じてしまいますが、例えば英国やアメリカだと金持ちが行くプレップスクールみたいなの想像しちゃったりします。でもアイスランドなんか中等教育以上は全部全寮制とか、欧州ではなんかポピュラーなようですね。
まず1949年アイルランドは英国から完全に独立します。今回の被害者は、この独立前の時代から独立後しばらくの年齢に集中しているようですが当時どのような教育が行われていたのか現代の教育とは若干差違があると思います。ただ、現代でも昔から続いている「国民学校」と呼ばれる公教育機関があり、公共学校でありながらなんと運営はその地区のカトリック司教などが加わった教育委員会が行っているようです。現代でもそうなのですから、昔はもっと密接にカトリック教会が関わってたんではないかと推察いたします。もともと欧州ってのは中世なんかじゃぁ学校ってぇと教会がやってるもんだったわけで。勿論、現代のアイルランドではそれ以外にも多宗派の教育機関が存在し、またアイルランド固有の言葉での教育を行う学校もあるそうで、それらを選択する自由があるそうです。
今回は「クリスチャンブラザーズ」だけではなく様々な施設が告発されているわけで、孤児院、養護施設、全寮制の学校というのがどこまでそうでどれくらいでってのが判らないんですが、「クリスチャンブラザーズ」の問題は寮施設内で起きていた恒常的な暴力と捉えられるようです。
引用した告白はクリスチャンブラザーズだけの話ではないでしょうが、学内の寮生同士のいじめの存在証言も散見は出来ますが「尼僧」や「修道士」への告発が多く、告発された施設の運営は修道会が担っていたものが多いようですね。
ここで「だから政教分離がどうこう云々」とか吹き上がるのは早計で、アイルランドの教育は欧州において高水準だとの評判も聞きますので、両刃の剣的なモノもあるかもしれないです。といってもアイルランドって結構無神論的な人が優れていて、ジョイスとか・・・、まぁ伝統的価値に反発するメソッドというものが知性をより磨くっていうのはありますな。(ジョイスは実はトミストだったらしいけどな)
もっとも前述の通りアイルランドでも価値の多様化は進んでいて教育機関も様々になってきているようです。モンテッソーリのガッコとかもあるらしいです。
◆◆
ブコメにお返事しとく
nekora カトリック恐るべし。高潔で鳴る僧侶ですらこれじゃ俗人はさぞや…。日本のカトリック系教育機関も調査しなくていいのかね。
こういう事件が起きると、身近にカトリックがいない人はこういう感想を抱いてしまうのが悩ましい。身近にいなくても、ヨーロッパなんか行ったり、あるい文学でも美術でも音楽でもいいけどあちらの文化生活をよく知っていたりすると、まぁこういう感想にはならないとは思う。
一部には確かに目をおおうようなトンでもがいるのは事実であり、しかしそれですべてを測るのは、過去の例えば軍紀を逸脱した一部の日本軍兵士の鬼畜な振舞いを取り上げて、日本人が全部あやしいと思うぐらい危ういんで、まぁひとつ。
こうした過去の問題が今ごろになって出て来るのは上記ブログにも書いたように教会が1969年に行われた公会議を受け内部刷新に乗りだしている過程のものでもあるわけです。
日本における事例というとブコメでも紹介したような花村萬月自身の体験として書かれた『ゲルマニウムの夜』はカトリックの養護施設での出来事で、実際そういう事件が有り、問題となったことがある。日本の教会の中央機関である中央協議会が謝罪声名を公式に出していたのを覚えている。当時、同じ悲劇を出さない為に、中央協議会は問題が生じた時は申告してくださいと呼びかけていました。
つまりまぁ調査はかなりされているし、実のところ昔に比べてその点はかなり厳しいと思う。今は信徒のほうが強いので、聖職者達は常に大衆の批判の目に晒されている。寧ろ気の毒と思える時があるくらいだ。
わたくし自身カトリック関係の学校出身だが、聖職者は己に厳しい人が多かったし、シスターは優しかった。間が抜けている方もいるくらい。生徒のほうが強かったりした。尊敬出来るマザーテレサのようなシスターもいたので、アイルランドの光景が信じられないぐらいであるが、欧州の近代という一昔前の時代的なそういう事情もあるとはいえ、なにか欧州文学に見る「業」の光景があるなと。こうした業については、フランス文学などにもある。
高潔な人もいれば、反面、すざまじい業を抱えている人もいる。
日本におけるよく聞く問題は、まぁせいぜいが、恋愛沙汰(神父は恋愛御法度)か、もしくはワンマン過ぎて顰蹙買うとか、セクハラがあったなかった的なものがほとんど。ただ、カトリックの神父とか「高潔で鳴る」とはいえないです。普通に一般人的で、まぁ恋愛結婚が御法度ぐらいなので、二次元にしか萌えない人向きだったりする。
- 作者: 花村萬月
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芥川賞を取ったこれ↑
花村萬月の小説は下世話的でもあり美しくもあり。施設で暮らした日々が書かれている。
私も5月21日付でこの件について書きましたが、http://malicieuse.exblog.jp/11028465/
あんとに庵さんがリンクしてくださった先のお話と、どうもフランスでおル・モンドさまはじめ有名全国紙が流している内容と微妙にズレがあると思いました。庵主さまからもご意見をいただけましたら幸いです。フランスではアイルランドのこの件はカトリック教会だけでなく、政府の教育関係省庁の怠惰も問題としていました。(アイルランドも英國同様、公立でもキリスト教教育を行っているからだと思われます)
余談ですが、フランス国境沿いのドイツの公立校には今も磔十字が各教室に掲げられていて、これを止めようと運動している教員がおり、この教員宅に「お前はトルコに引越せ」など高齢者からの電話がかかりっぱなしなんだそうです。・・・21世紀とは言え欧州にはまだこの手の問題が勃発中のようです。
うーん読みに行ったんですが、外国語のニュースや情報は全然読めないんでさっぱり問題点が判りませんでした。済みません。
なので「カトリックの性だけに出来ない」のがイマイチ判りません。
ただ、政府の調査官が視察において虐待をスルーしていたというのは上記まとめブログにも記述されていますね。
最近起きた鎌倉だったか逗子だったかどこかの養護院での虐待事件でも、査察での見落としが問題にはなっていました。
しかし、このレベルであるなら、やはり施設側の悪質さがそれで軽減出来るものではないし、運営主体が教区なのか修道会なのか、または教区が最終責任をもつ任意団体なのか?判らないのですが、やはり運営を健全に行う責任はその責任者に最終的には帰されるとは思います。
いずれにしても、アイルランド政府の教育機関がどのように怠惰であり、その為どのように問題の根を広げたのかが判らないんで、憶測以上のことは言えませんが。
で、上記ブログサイト情報によると、加害者の公表の問題などもある様で、加害者リストの作成ってのが、鬼籍に入った人も相当数いるであろうことから家族にまで類が及ぶ可能性もあるとか、また教会が補償する方向で行くのか?等が予測され、また政府機関の責任範囲次第では、政府との一部、責任なすり合いも起きそうだな。。。。
アイルランドの教会も破産するかも。ボストンみたいに。
私自身の子供時代を振り返ると
白黒の装束に身を包んだ修道女は子供心に怖かったです。
私は小学校に入った頃、
イエス・キリストが
近所のカトリック教会の建物の中にいて、
ご飯食べたり寝たりして生活していると思い込み、
キリストに会えるかもなどと期待して
小学校の通り沿いのカトリック教会の門の前まで行きながら
中には入らずに行ったり来たり
うろうろしていた事がありました。
その教会の同じ敷地に幼稚園があるのですが
時々白黒服の修道女が現れて
ホウキで辺りを履いたりしていたのを見て走って逃げました。
小学校の同級生にその幼稚園出身の子がいて、
白黒の服を着たマザーやシスターが
如何に行儀作法にやかましく
如何に厳しい体罰を加えるか、
話に散々聞いていたので子供心に警戒し、
恐怖心を持っていました。
その同級生は
実際ホウキで叩かれたり追い回されたりしたらしいのですが
多分叱られるような悪さばかりしていたんでしょう。
今思えば
その子は自分が悪い事をしたという反省は無く、
どうして叱られたかについては全く理解していず、
ただ白黒の服を着た修道女が恐ろしいという事だけを
同級生達に言い広めたのですから悪い子には違いありません。
しかし、
その恐怖の白黒服の女達の存在が無かったら
案外私はうろちょろカトリック教会に入り込んで
ちゃっかりそのまま成人するまで居着いて
受洗する可能性だって無いとは言えなかったのに
私にとってはキリストに魅かれながら
恐怖心の方が圧倒的に強かったのでした。
結局30歳過ぎて違う教派で受洗しましたが
うちの教会の牧師が言うには同級生の子は悪い子だと。
「その同級生の子はよっぽど悪い子だったんだよ。
自分のした事を反省せず棚に上げて
修道女達を悪く言って
キリストと出会おうとしていたあなたに遠回りさせた。」
時代の価値観によって
教会もそこに集まる人々も変わりますが
成人してキリスト者になってから
私がその教会で見かけたり出会って話をした修道女達は
いずれも深く人間を洞察し、思いやりに満ちた信仰者ばかりでした。
このニュースから
昔、小学校の同級生の言っていたのは本当だったのか?
と一瞬思い出させられました。
昔の笑い話が
笑えない話になりました。
英國やアイルランドは公立校でキリスト教教育だけでなく礼拝があります。(以前は強制だったらしいけれど、今は欠席の自由が「異教徒には」ある、らしいです)
1930〜90年の記録となると、政教一致と言ってかまわないほどの蜜月だった時代の事件だから教会だけでなく政府にも平等の責任があるということをフランスでは言いたいのではないかなあ、と思います。この辺も隣国とは言えアングリカンの国の検察と、ローマンカトリックの国の弁護で食い違いですね。
ま、私はアイルランドの教会と政府双方に責任あり。旧約聖書の登場人物が裁判所の外壁に彫刻されているアメリカのように、カトリック教会「だけ」悪者扱いにはアイルランドの場合はできないと、現状ではそう見てます。それと情報提供側の代表のケリー氏はカトリック団体側の個人名が公表されないことで裁き終わっていないと息巻いているけれど、そうすることで「あなたは本当にキリスト者?」と周囲が疑問を持ち始めているみたいです。そもそもキリスト昇天祭前日にわざとアイルランドの徹底政教分離主義の役人が公表した、という話もあります。
カトリックの“特権”じゃないぞ!
ところで、恥ずかしながら、カタルシスに排便という意味が有るのを最近知って、とても愉快と云うか、結構色んなことについて合点がいった。
関係無いけど。
ええと、改行をなるべく押さえて、行数を減らしていただけると有難いです。長過ぎてスクロールが大変。もしくは文章を減らして要点のみにしてもらうか。他の方のコメントが読みづらくなってしまいますので。よろしくお願いします。
わたくしが知る限りのシスターは厳しい方もいましたが、厳しさはいわゆる教育者の持つ本来的な厳しさで、ただ「恐い」感じは無かったですね。子供というのはそういうことに敏感だとは思います。
まぁ箒で追いちらかすっていうのは、なんだか漫画みたいなで微笑ましくもありますが、子供心にゃ、やはり恐いとうつるかも。自分がどうこうした結果如何でも。ま、ばあちゃんぐらいの年齢だとシスターに限らず気むづかしい人は沢山いたみたいだし、子供嫌いをあからさまにする人ももっといたと思う。
ま・ここっとさま>
公教育というのは所謂、小学校とかそういう教育機関ですよね。この場合は、孤児院や養護施設で起きた問題なので、御指摘の点はずれているように思えます。公立校の問題が何故関わっていると考えられるのか、さっぱり判りません。
孤児院や養護施設が国営であり、具体的運営にカトリックが関わってるってなら判りますが。その辺りのアイルランドの施設のあり方、ポジションなどが今の時点では情報不足なので不明です。
まぁ、ケリー氏の背景がどうであれ、管理責任は問われぜるを得ないでしょう。政教分離派の思惑云々をこの場面で言うのは流石に躊躇います。
加害者の刑事責任を追及することと、世に名を公表する事はまた別問題で、マスメディアや大衆は吊るし上げたいから欲しがるだろうという事は容易に想像がつきます。まぁ石打の形みたいな。
ただし、そういう考えが拡大すると所謂事勿れ主義、秘密主義となり、こうした事件が深刻化する根にも繋がります。バランスが難しいところですね。
rice_shower 様>
虐待というのは人間の闇ですな。どこにでも存在する。
先日まで、文化大革命関係の小説をあれこれ読んでたんですが、いやぁ、すごいです。虐待に関してはアメリカのイラクの捕虜収容所で起きた問題から、ある特定の閉鎖空間で生じる一現象について実験分析してるのとかありましたね。どうも虐待へ向かう環境的諸条件というのがあるようです。
排便の都度「ああ今日もいいカタルシスを得たぞ〜」と思うのは一日を健康に過ごす大切な勤めかも。
とてくのん様>
ああ、ほんとだ。なにやってんだ?
直しとかないと。
盧泰愚さんはもっと前の人だ。あの人も罪に問われて牢獄行きだったよね。
ただ、虐待が行われるような件について「だからキリスト教は…」と決めつけておられる論調については私も強引かなと思います。
自分は元・施設職員で、学生時代に養護施設(プロテスタント教会系)に住みこんで働いておりましたが、こういうことというのは施設というのが一つの閉鎖社会(になりやすい)である故に発生するのではないかと考えております。リアルタイムで虐待があるかというのも業界内で大体噂になってることが多いんですが、問題は「被害者本人が訴え出てこられないん」ですね。訴えてきたにしても、卒園後(養護施設の場合)とかになってしまうことがほとんど。そりゃそうだと思います。自分が暮らせる場所が無くなることのほうが一大事、としか考えられないでしょうから。
施設内の虐待の発覚またそれ以前に防止には、<施設の中で通じている常識>が<外の社会の非常識>にならないようにしていく必要があります。地域社会であるとか外部の有志の方々が、継続的に関わっていって欲しい問題だと思ってます。それと監査は抜き打ちでする必要があると思います。「外のやつがうるさいからな」という消極的な理由であっても(ホントはそれじゃダメなんだけど)職員の対応をマシな方向に向けることは出来ますし。閉鎖社会である種「出来上がってしまった」職員向けにきちんと啓蒙していくには、かなり時間かかると思います。
これまで被害を受けてきた方々の心が早く癒されますよう、祈りつつ。
今のところはてな界隈やブクマク関係では「だからキリスト教は・・」というのはあまりなさげですね。ブクマでも「閉ざされた施設」という固有性を指摘しておられる方はいましたです。他ではありましたか?
この件に関しては海の向うで尚且つアイルランドっちゅう情報量的にも遠いトコなんで、日本に入って来る情報が少ないんで、とりあえず生暖かく情報が上がってくるのを待つしかないかも。
閉鎖施設における虐待問題については、上記、コメ欄で少し触れましたが、イラクの捕虜収容所で起きた現象を受けた実験で、やはり通常よりも深刻な事態に陥りやすいということが結果として出ているなんてニュースをだいぶ前に読んだ事があります。
施設の問題として、訴えることが出来ないように追い込まれる収容者を作るようなシステムがまず反省されねばならないんだろうと。
長期間に渡り深刻な事態が恒常的に起きていたというこの事件での事例が、救いのシステムが機能していなかった事、施設ぐるみで狂気にあったのを、永らく誰も止める事が出来なかった事の異常さなど、色々指摘されては来ると思います。
兎に角、カトリック教会が関係するこの手のスキャンダルってのがちゃんと批判される場に出てきて批判されているというのは教会が寧ろ健全になっていってると見ていいんじゃないでしょうか?
殊更に隠したり、言訳してもはじまらない場面なんで、一応つっこんどいたわけだが、まぁ、これから色々情報も増えたり、真相があきらかになっていくだろうなと。被害者の代表君がゲバラのTシャツ着ていてなんだか激しく胡散臭いんですけど〜・・って、辺りも含め、情報を追うしかないっすな。
ええと、内容は別に、寧ろ面白いです。消す?何故?
改行が多いとページが長くなって、うちのブラウザが泣くんですよ。今、ぱそが不安定なんで長いとスクロールとかおかしくなる。で、他の方のコメントが読みづらくなってしまうのですな。よろしくお願いします。たぶん、コメント結構つくだろう事が予測されるので、済みませんが、ひとつ。
もしや。これか?↓
▼神父様「いいですか 暴力を振るって良い相手は化け物どもと異教徒どもだけですよ」
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51469853.html
しかし意外と引用コメ欄が冷静。しかしアルファモザイクのコメ欄はまぁいつも通りの光景で、やっぱりキリスト教は・・とか、まぁよくある反応ですな。
ま、こういう人たち相手にカトリックな人が「カトリックだけではなく」とか「カトリック教会だけの問題ではない」と言ったりすると却ってボコられるんで、とりあえず情報を収集し、状況が判り次第、開示していかないといかんのだろうと思うのだが、いかんせん外国語は読めんので、なんともはや。
本当にそうですね。
本当にこういう問題は「それを表に出すこと自体が大変」なんで、これを機にいろいろ考えられることや役に立つことが分かるといいと思います。
<施設の中で完結しちゃう変な世界観>があるかないか、それがどういうものだったか、ということを個人的には見ていきたいかな、というところです。
ですよね。
日本でも施設関連の事件というのがたまにありますが、そういう悲劇を将来的に無くす為にも、まぁ、考えさせられる事は色々あります。
ま・ここっとさんが挙げられたような動き「加害者を公表」というのも気になるところです。赦しの問題と情報公開との正面衝突というのはかなり悩ましいです。
madrigallさんの場合、仕事上身近な事柄だけに、見守りたいというのよく判ります。一応ぐぐる検索や海外メディア(日本版('A`)で今後もネタがあがったら収集していこうと思いますが、なんか今の処、あれ以上の詳しいのが引っ掛かってこないっす。
東京創元社の人とアイルランド作家の仕事してるからそっち方面でなんか入って来ないかなぁ。
私もBBC(アイルランドではなく英国の報道)しか見ていなかったのですが、23日付でアイリッシュ・タイムズで報告書の「被害者の証言」の部分を箇条書きにした記事がありましたので、そのURLを。(箇条書きですからすぐに読めると思いますが、「最悪の事例」に挙げられているものは、葬式仏教徒の私にとっても、あまりにショッキングです。)
http://www.irishtimes.com/newspaper/opinion/2009/0523/1224247210382.html
また、ショーン・ブレイディ枢機卿の謝罪については当方の記事に書いた通りですが、その後日曜日に、北アイルランドのダウン&コナーのカトリック教会のBishopが「教会を代表して被害者の方にお詫びいたします I apologise on behalf of the church ...」と述べられたそうです。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/8065797.stm
アイルランド共和国政府の関わり方ですが、政府はこの虐待事件について、賠償金を部分的に負担することになっています。ただ現在、その負担の割合について「クリスチャン・ブラザーズがもっと負担すべき」という主張が財務大臣によって為されている状況です。(記事はたくさんあるのですが、アイルランド国営メディアのニュース記事のURLをはっておきます。)
http://www.rte.ie/news/2009/0524/abuse.html
「加害者を公表」の目はありません。当方のエントリでも少し触れたとおり、2004年に既に決着していることです。被害者がそのようなことを述べているとしたら「怒りをぶつけている」ということではないかと思います。(私自身はそのような発言は確認できていません。ただ、英国のメディアの記者が論説記事でそう主張しているものは見ました。また、被害者が「やはり納得はいかない」ということを述べている文も読みましたが、それはその被害者が「名前を公表せよ」と主張しているとは解釈できない文章でした。)
それから、チェ・ゲバラはアイルランド系です(父方がアイリッシュ・ディアスポラ)。被害者の方々は「カトリックのfaithはない」ともおっしゃっていますし、アイルランドは(英国からの)独立のきっかけとなったのが社会主義の理念ですし、被害者の方がチェのTシャツを着ていることに、特に「胡散臭い」ものは感じられません。チェ・ゲバラとアイルランドについては、少しコンテクストが違うのですが、下記に書いてありますのでよろしければお茶でも飲みつつご参照ください。
http://nofrills-nifaq.seesaa.net/article/112750287.html
このニュースを伊メディアで読みましたが、虐待の舞台はカトリックが
運営する’インダストリアル・スクール’とありまして、調べてみると
アイルランドの法律により孤児や恵まれない子供の受け皿として設立
された施設で、運営母体が宗教組織であっても資金は公から出ていた
ようですね。であれば(規模といい)政府の責任も決して小さくない
のでは?と私も思います。ま・ここっと様が書かれている’公立校に
十字架と宗教の時間’もなんとなく理解できます。f(^^;;
BXVIは訪問先の米国から「過去の犯罪行為の事実確定を積み上げる
よう(すみません、へんな日本語で)」との声明を出しましたが、
記事は「もう何年も前から手がかりはあったのに」と批判調です。
ジョイスでレポートを書いた縁でかの地を旅し、とても気に入りました。
家業を手伝い働く子供たちや、晩鐘に帽子をとって頭を垂れる羊飼い
の姿が印象に残っています。なんだか自分が21世紀のEUにいることを
忘れてしまいそうでした。
>この場合は、孤児院や養護施設で起きた問題なので、御指摘の点は
>ずれているように思えます。公立校の問題が何故関わっていると
>考えられるのか、さっぱり判りません。
Institution(英語もフランス語も同様)を「孤児院」と訳した日本語に問題がありませんか?
この事件ですが「全寮制カトリック教育学校」で起こった事件です。調査対象もアイルランド国内の全寮制学校216校であって「一修道会経営の一孤児院」ではありません。日本ではそう伝えられていますか?
現に今回の事件もアイルランド政府の教育担当省の調査として発表されています(もちろん行政だけでなく司法からの見識も公表されています)。カトリック修道会が学校と施設を持ち、通学生と施設に住む生徒が共に学ぶことは私自身が日本で経験していますが、そういうシステムとは別に英國やアイルランドの公立校では教育だけでなくキリスト教礼拝義務があり、1930-90年の「60年間(この数字も日本では曖昧になっているようですね)」を省みれば、公立学校環境に聖職者が関与していたこと、中学生以上にまだ全寮学校制度がポジティヴに残っている点にも着目すべきです。フランスでさえ1968年の学生革命まで国立大学内に「住み込み司祭」が認められていたのですよ。英國やアイルランドは今世紀に入って公立校における異教徒(ユダヤ、イスラーム)の礼拝欠席が多くの学校で許されるようになったと記憶していますが。日本の場合、カトリック学校と孤児院/養護施設は担当省庁が異なることも私個人は知っておりました。アイルランドは一緒なんでしょうかね。
ブログを勝手に御紹介してしまい申し訳ございません。
日本語で読める情報として詳しく記しておられたのがあの時点nofrillsさんのブログのみでしたので、すごく有難く、感謝しております。なんせわたくし自身が英語もロクに出来ないのでエキサイト翻訳に頼るしかないんですが、翻訳するとわけがわからない。。。_| ̄|○
日本でこの事件に関心を持った人が読む事が出来る客観的情報というのは大切かなと。私も英語能力通信簿、10段階で2の実力で翻訳して記事紹介していきたいなどと思ったりするんですが、そもそも検索出来ない。。。なので様々な記事の御紹介や解説はすごく助かります。
nofrillsさんが御紹介くださったアイリッシュタイムスの記事に目を通しましたが(エキサイト翻訳で・・・)おっしゃる様に箇条書きで書かれた記述の羅列は暗澹としますね。どうしてここまで集団的ヒステリーとも思える状況が修道者(施設職員側)に恒常的に起きていたのかと、流石に頭を抱えたくなりますね。
補償に関して、国家側と施設側とで綱引きがはじまりましたか。被害者が補償されるといいのですが。
名前公表については、日本の場合こういう場面ではメディアが率先して煽るものですが、向うも似たような事情なのでしょうか。被害者があきらかに要求していないのに、何故かそういうことにされているみたいな。こういう報道の場合、メディアの煽りを割り引くというリテラシーも要求されるので難しいですね。
チェ・ゲバラはジョークです。笑)ここ読んでる友人にゲバラTシャツを好んで着てるのがいるんで。
アイルランド系だったというのは知りませんでした。アイリッシュ侮れなし。U2のボノもアイリッシュなんですよね。
井上様>
ことがことだけに、ああいう微笑ましい感じのエピソードは寧ろ有難いです。
serena様>
クリスチャンブラザーズだけではなく、かなりの数の養護施設、孤児院なども含めたものが今回対象なようです。
その中でクリスチャンブラザーズと言う、身寄りのない子供を収容した全寮制学校での虐待が特に恒常的に酷かったようですね。
日本ですとなかなか多くの情報を得る事が出来ないので、欧州関係ニュースブログライターさんの記事を拾っていくしかないなぁと。
教会は母体がでかすぎるので確証が得られぬまでは表だって動けないのがつらいところでしょうね。おそらく教皇は早くから情報は得ていたと思いますが、そこを批判したがるメディアの性急さには頭が痛いと常々思います。
そのいい例が、裏を取らずに朝日新聞襲撃犯の手記を載せた『週刊新潮』ですね。世界共通でメディアって確証無いまま走り飛ばすせっかち君なのかも。。。
アイルランドは死ぬ前に行きたい国の一つです。多くの善良な信仰者、聖職者がいると思いますし、だから、そうした人々の為にもこの事件の解決にむけて、逆に教会側の誠意と真摯さを求めたいなとは思います。
ま・ここっとさま>
わたしゃ御存知の通り英語もフランス語も出来んので、日本語訳になったものしか目を通せないです。だから訳文の不備について聞かれても困ってしまうのだ。(´・ω・`)
ただ、英国のブロガーさんとアイルランドのブロガーさん双方共、孤児院と訳されていますし、アイルランドにおいては、フランスとはまた違うのかもしれませんね。アイルランドの特殊な事情が今一つ判らないので、わたくしも謎。ちゃんと調べたほうがいいんだろうが、うーん。そこまで時間がないというか、展覧会の絵の進行が著しく遅れていてなぁ・・・。
ただ、現地のシステムがどうこうとか、政府にも責任があるなどと主張したところで、教会側にも責任があることには変わらず、その責任がまったくないというので無ければそこをどうこうしても仕方がない場面ではあると思っています。まぁ、本音を言えば、いわゆる「忸怩たる思い」ってのがありますし、アイルランド政府は政府で責任感じてちゃんとやって欲しいが、ギョーカイ的同朋としては、ギョーカイがちゃんと動いてくれるよう祈るしかないなと。
近年はこれに「ケチで金にうるさい」という性質が加わった人も多いです。
カトリックが強いと右派多くなりそうです。日本は聖職者に左翼多いですが、基本的に右派伝統がありますね。もっとも日本の場合は「知的階級は左翼」みたいなそういう価値の年代の方が左翼になってるんで、年代的保守と言えるかも。笑)
アングロアイリッシュは辛いかもなぁ。植民地時代の辛い記憶がぶぁーっとフィードバックしてくるナショナリストにいじめられそうです。スリランカでヒンズー教徒涙目ってのと同じで。日本人が韓国に住んで肩身狭いみたいな。
ケチで金にうるさいと言うとジェイムズ君か?どケチ虫のモデルとなったジミー・ペイジって、本名がジェイムズ・パトリック・ペイジなんだけど、モロ、アイリッシュって感じな・・・・、そいつは昔っからの性癖だったんではないか?
なお、アイルランドの「右傾」は、韓国の日本に対する反応的なものです。とりあえず「イングランドUZEEEEE」が全体に流れているようで、歴史の教科書は神話から始まっているそうです。つまり、イングランド(ちゃんとした教科書なら、イングランドハトロイヤから流れ着いたものたちの末裔、とは書いてないでしょう)より古い、つおい、かっちょいい、ということでしょうね。
ペイジって(本物がケチなのかはちょっと分かりかねますが)アイリッシュっぽい名字じゃない気もするんですが(なんとなく間ですが)。アイルランドと関係なくパトリック、というのは付けられますよね、かつて日本でもプレーしたサッカー選手、エムボマも(フランス植民地だったのに)パトリックでした。
無料翻訳は、Yahoo!のが優れていると思います(構文解析の性能がかなりよいです)。翻訳結果の表示スペースの下に対訳形式で表示されるので、訳語の選択が「あれー?」なのがあっても一目瞭然です。一度お試しください。
http://honyaku.yahoo.co.jp/
> 名前公表については、日本の場合こういう場面ではメディアが率先して煽るものですが、向うも似たような事情なのでしょうか。
私が見たのは、コラムニスト(コラム専門の人)が「自分の考え」を書いているコーナーのものでした。「読者が溜飲を下げるため」的な読み物ということかと(「報道」ではありません)。アイルランド共和国の人たちは経緯を把握しているかもしれませんが、英国ではそうではないでしょうし、フロントページでこんな報道記事を読んだら「はぁ?何これ」ってなりますから、読者が溜飲を下げるための意見記事は紙の新聞のページのどこかに必要なものかと思います。
なお、U2のBonoはアングロ・アイリッシュです。宗教的バックグラウンドは私は知りませんが、「アイリッシュネス」はBonoよりも、ディアスポラの子孫であるジョン・レノンとかモリッシーのほうが強く意識してるんじゃないかな……。余談ですが、アイルランド島では名字からカトリックかプロテスタントか(アイルランド系かブリテン系か)を判断することが難しい場合もあって、語頭に「オ」のついた名字で、アングロ・アイリッシュでプロテスタントという人もいます。
「パトリック」は単に名前として流行ったことがあったみたいです(人から聞いた話で、ソースがありません)。米国のテレバンジェリストのパット・ロバートソンのように、アイルランドとは何も関係ないのに「パット」を名乗っている人もいます(子供のころのあだ名が由来とのことで、「パトリック」なのかどうかも不明なのですが)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Pat_Robertson
「孤児院」についてですが、あれらのInstitutionは、名目は別として、事実上は「孤児院」ということでOKだと思います。親のない子、親に捨てられた子、親が投獄されてしまった子が、教育を受けながら集団生活を送るための施設……のはずが、無理やり親から引き離されて送り込まれた子供もかなりいるみたいですね。
ではでは、チェ・ゲバラTシャツの方によろしくお伝えください。(笑)
私は長文ではなくInstututionという単語訳について質問しました。孤児院は英語ではorphanage, 仏語ではorphelinatです。これに基づいてorphanageを含めこの事件について英文ニュース検索しても1499件中トップに来る記事では以下のとおり使用されています。
216 other church-run institutions for children, which included orphanages, hostels, regular schools and schools for the disabled
216の調査対象教育機関に「孤児院も含まれる」です。更に読み手が忘れてならないことは1930年、つまり第二次世界大戦終結の15年前から1990年、今から19年前までの証言記録であることです。時代背景を横において孤児院に住む子供を対象にしたカトリック聖職者や修道者による陰惨な事件という話にした方が現在においても興味を引くかもしれませんが、欧州の一般全国紙においては過去の行政の問題と司法の見解、被害者の心理の指導などに焦点を当てて冷静な記事が大半を占めています。アイルランドのカトリック教会側も以下のように見解を発表していますので、誠意はあると拝察します。
http://www.cinews.ie/article.php?artid=6053
余談ですが、アイルランド固有の名で最も知られる名はSeánで、英語ではJohn(ヨハネ)です。cf.アイルランド発音の男女名一覧 http://fr.wikipedia.org/wiki/Liste_des_pr%C3%A9noms_irlandais
どもども。カトリック的には悩ましい事件ですが「カトリック」という限定枠で括れない、現代でも「施設(閉ざされた環境、刑務所や病院なども含む)虐待」の話が度々起きるので、一つのケースとして今後の研究対象となるだろうなと。
アイルランド人のイングランドUZZZZE、とか、アイルランド超すげぇナショナリズムって、今、携わってるアイルランド小説なんかでも炸裂していて、うへぇ・・・ってちょっとなりますね。笑)
ペイジってそうか。イングランド苗字か。あの人たちケルト好きだしなぁ。なんか臭ったりするんだけど。
nofrills様>
ども。英国にお詳しそうなので、てっきりロンドン住まいかと。
Yahoo!は進化したんですね。以前は使えなかったんですが、今度試してみますね。有り難うございます。
>私が見たのは、コラムニスト(コラム専門の人)が「自分の考え」を書いているコーナーのものでした。「読者が溜飲を下げるため」的な読み物ということかと(「報道」ではありません)。
いわゆる社説ですね。新聞社のスタンスによって別れるものだから、発信する新聞社のポリティックスタンスなども関係してきますよね。
ボノは以前『ヨシュアツリー』をリリースした時のインタビューで「おいらアイルランドだからうんたらどうの」などと言っていたのを記憶しています。その後、教皇に謁見して感動したなんて話をだらだらしていた覚えがあります。かなりカトリック臭いのを恥ずかしげもなく開陳しているんで、ロック野郎に珍しいなと思った事がありました。教皇から貰ったロザリオを後生大事に持っていたり、カトリック的には親近感なんですが。笑)
レノンは有名でしたが、モリッシーもそうでしたか。モリッシーも昔よく聞いていたです。よく聞いてた系にアイリッシュが実は多いかもしれない。
O'がつく人っていうとフラナリー・オコナーはアイリッシュ系でしたね。
ま・ここっとさま>
どもども。
なんか、そこまで言語問題を引っ張って厳密にぐりぐりしなくても。孤児院がインクルードされるのか、公的学校のみの問題だとか、なんか、なにがなんだか却って判らなくなりますんで。
いうまでもなく、ブログ記事中で、私も何回も記していますが、過去に起きた事件を今検証中ということですから、時代的なものや、英国ではなく、当時のアイルランド固有の社会事情をまず考慮せねばならないという事でしょう。
まぁすでにその件に関しては何度も本文中で繰り返しているんで、ブログをきちんと読んでくださった方は誤解しないでいてくれると思います。
尚、済まんが「冷静な記事」とやらは読めんので、具体的にどういう風に冷静なのかとか、具体的な内容を挙げて紹介していただけるといささか流れとしては有難い。要点でもいいんですが、現時点では冷静でない、冷静であるの比較をナニを念頭にしてるのかも判らず、ま・ここっとさんが言いたいことがよく判りません。
また、昇天祭にぶつけたのが外交的に面白いかどうかという辺りはアイルランドの政治ってなんか流石に遠過ぎて、わたくし的にはちょいと判らんですが。kimucoさんがその手のアイルランド政治事情のここだけの話ネタを御存知かもですね。
カトリック国アイルランドの未来はどっちだ?
そこの問題を問題視する=鬼畜-地獄に落ちる、周りに白い目で見られ村八
解雇の場合は真っ先に-ということは十分考えられます
私のいる所は今でもそう言う雰囲気なんです
学校での宗教の時間=カトリックの教理の勉強(出ない子は苛めの対象にもなる)
始業終業式=ミサではじまるがデフォ(出ない子は白い目で見られる)
各教室には十字架が掛けられている
勿論公立校でのお話です
でも、司祭様がたは立派な尊敬できる方々がほとんどです
学校の休み時間には廊下の立ち番、ボーズ相手にサッカーしたり、影では悪口言ってる父兄相手に笑顔を絶やさず、ホンと頭が下がります。
あえて言えば、閉鎖された空間、使命+適正に欠ける人間が現場に携わっていた、加えて教会組織への批判を問題視したであろう一般社会のあり方のほうが問題が大きかったと思う。
大衆レベルになるとマジョリティの価値ってのが劣化した状態で存在しがちだから、困りますよね。
ポーランドもアイルランド同様のカトリック色が強い国で、尚且つ、友人司祭の話ではポーランド人神父って保守多い・・って聞きますから、マイノリティだと大変だろうなぁと思います。
アイルランドは、多様化しつつあるという事はあちこちの情報でも散見出来ましたが、それでも無意識の遺伝子にカトリック根性が沁みついちゃってるだろう人が多いだろうなぁ。親近感感じるけど。笑)
教会で問題が起きると信徒側が批判をあまり赦さないという風潮は確かにありますね。事実と批判は分けていかないといけないし、批判そのものが妥当ならば聞かなきゃいけない。
なかなか受け入れるのが困難というのはどこでもある光景で、そして誰もが持ってしまう事だと思いますが、罪を憎んでひとを憎まずというか、誰にでも起こり得る、つまり自分自身も起こしてしまうかもしれない「罪」というものとは向きあわないといけないだろうなとか、思いますね。それが結局は新たな罪が生じる事への回避に繋がっていくというか。
パクチョンヒは強面のおっさんで側近に暗殺されたのだが,確かカトリックだっと思う。
金大中もカトリック,その後の大統領は,プロテスタントでは?
このたび自殺された前大統領は,仏教徒だったのかもしれない(葬式の様子から)。
関係ないけど台湾のテレサテンはカトリックだった。
金日成のお母様は,長老派教会牧師の家系だったらしい。
要するに,台湾とか朝鮮・韓国のクリスチャン(カト・プロ)は短気で喧嘩早い人が多い。
とてもおいしいビールは,ベルギーの修道院が造ったビール。1本(350ミリ)1200円くらい。
finalventさんがカトリックって書いてたよ。なんか他でもそういう記述見かけたです。
ただ人口比から言って韓国のキリスト教徒はプロテスタントの方が多いから歴代大統領の構成比率からするとプロテスタントの方の方が多いかもですね。
韓国も、台湾も宗教関係なく政治の場面で熱いのをよく見かける。民族的なもんじゃないか?台湾はうちの島に近いんでなんとなくもともとの島んちゅはおっとりしてそうだけど。
ギネス美味しいね。ベルギーのはシメーでは?
美味しいけど高いよなぁ。
お気に入りのビールやワインやポートワインを売っている小坂や山河どんどんつぶれてしまって,困っているのだな。
仕方がないから,近所のジャスコでロマネコンティを購入して飲んでいる。
北朝鮮にもロシア正教会があるらしいが,あれは韓国の自動車メーカー統一協会と(以下省略)。
> いわゆる社説ですね。
いいえ。「社説」はLeaderとかEditorialといって基本的に筆者の署名をつけずに(新聞社の名前で)出します。私が見た「コラム」は署名つきのもので、それ専門のライターがその時々で話題になっていることについて書く毎日の連載時事コラムのような感じ。その人の意見ではあるかもしれませんが、新聞社の意見ではありません。でも新聞社とまるっきり無関係ではないのですが(少なくとも何について書くかは社とライターの間で話して決めていると思われます)。
報告書の公表時期については、勘ぐるのはそれはそれで楽しいかもしれませんが、とにもかくにも「事実」を確認することから始めるのが得策かと思います。私も深く調べている時間的余裕はありませんが、調査委員会のサイトは下記です。調査が開始されてからの公式発表はすべてここに掲示されているはずです。最終報告書のpublishing dateについて、2009年5月ということが告知されたのが2009年1月、5月20日という日付が告知されたのが4月29日です。
http://www.childabusecommission.ie/index.html
「誰にでも起こり得る、つまり自分自身も起こしてしまうかもしれない」と認識することは、非常に重要なことだと私は思います。
ベルギーのシメイは深く、なおかつ上品なお味ですよね。高いからめったにいただけませんが。(^^;) アイルランドのビールではキルケニーというビターも日本でも飲めますので(アイリッシュ・パブにもあるし、缶のもあります)、機会があれば一度お試しを。
そろそろコメント欄がいっぱいになってしまうかもしれないというところでさらに脱線、失礼しました。
とりあえずで箇条書きだけで判断するに、利用者側より施設が圧倒的に強すぎというか何と言うか。
少なくとも施設は閉鎖社会だったんでしょうし、外の社会もその施設の機能・存在に外の社会が依存しちゃってるんで何も言えず(介入を思いもせず)で <積み重なった結果> のように思えます。
あと、施設の肩を持つのではないですが、こういう人たちのケアをするには<施設の機能だけ>ではダメなのです。施設運営側が開いていく方向性を持っていても、「施設に入れておけば…」みたいな(臭いものにフタ的)認識を社会の人々が持っているとますます施設側が閉じていくんですよね。人間、残念ながら、見られている意識が無いと思うとダメになりがちな一面もあり…何て言うかな、「ちゃんとしとかないと、世間がうるせえからな」みたいな理由であっても職員にまともな仕事をさせるには内からも外からも攻めていく必要があるように思うのです。
いやはやいやはや、落ち着いたらリンク先を回ってみます。
Institution に孤児院や寮が含まれていると先に挙げた英文で明確です。Institution=孤児院ではありません。孤児院の話に公教育を絡めたらわからない、孤児院が公教育に含まれると何が何だかわからないという理由を優先したら、アイルランドの真実とは異なる事件が日本語環境で作られ、それを討論したところで伝説しか生まれないと思います。
>具体的にどういう風に冷静なのかとか、具体的な内容を挙げて紹介し
>ていただけるといささか流れとしては有難い。
>現時点では冷静でない、冷静であるの比較をナニを念頭にしてるのか
>も判らず、ま・ここっとさんが言いたいことがよく判りません。
欧州の全国紙は具体的数字をあげて1930-90年の記録、216のカトリック教育機関、犠牲被害者は約14500人。政府側資料はhttp://www.childabusecommission.ie/ で各自調べられ、教会は謝罪し、司法見解と犠牲者についての心的ケアをどのような形で続けているかについて「冷静に」記事の形にしており、ネット域の日本語媒体で散見される、「弱者」である孤児に対し「強者」であるカトリック聖職者修道者の行いについて弱者への同情、強者カトリックへの裁きの言葉集めはしていません。私の文章が拙いため、毎度、庵主さまから「何を言いたいのかよくわかりません」と返信をいただき、毎度私の至らなさを痛感するばかりですが、以上のことは上のコメントで既に述べたつもりでした。
かつてこのような施設で働き長上も経験した方が今は司教となり、説教でご自身の経験も多々語っています。http://www.takamatsu.catholic.ne.jp/homily/
私自身、施設の子供たちと小中高を同じ教室で学んだひとりとして、このような環境で働く聖職者、修道者の一部に子供との関わりに不適応な者がいることは事実でありますが決して全員ではないこと、そして、都内にお住まいのアイルランド人のカトリック司祭とも私は長年にわたり関わりがありますが、アイルランド・カトリックが陰惨ではないこと、この場をお借りして申し上げます。世界で散見する第二ヴァチカンを否定し、国家と一致した教会の威厳を取り戻す運動を取り間違えると、現代社会に時代と逆行した密室化が起こりかねないことを寧ろ危惧しています。
ま、大量にあるギョーカイ関連施設がすべて糞というわけでもないのは日本でも数多ある施設がすべて糞な事件を起こしているわけではないのと同じで、そんでもって文化的な人が慈善活動をするというのも普遍的光景ですね。
正教会に関してはアイルランドにもあるそうですよ。最近出来たらしいです。
nofrills様>
署名記事ですか。成程。
英国関係情報有難いのでアンテナに入れました。
調査報告のURL有り難うございます。
ああ!また英語の壁がぁ!!!!
マリア月を指定したのはマリアの執り成しをお願いしたいからかな?などという方向でギョーカイ人的には妄想したくはなります。
madrigall様>
施設的な閉鎖空間(日本でもタマに事件起きる老人介護施設や障害児の養護施設)で起きるかような現象の多くは、おっしゃる様に、施設収監者が圧倒的弱者の立場に置かれている時に生じる現象かもしれませんね。
どのような集団心理が働くのか謎ですが、兎に角監査する第三者機関がきちんと機能していく必要もあるでしょうね。それでもこの間起きた鎌倉の施設のように見落とされていたわけで。内部告発しかないのかねぇ。
ま・ここっとさま>
孤児院の定義と公教育に関してまだごにょごにょやってるようですが、日本語で訳すとどうこうなるなどという所感より、実際のアイルランドの孤児院のありかたと、今回の寮を付帯した行き場のない子供の学校の違いなどをいいたいなら、それなりの情報を出してください。
ここで孤児院と訳された方達の間違いを指摘したいという場合、具体的なアイルランドの公教育のあり方のデータを説明するのならともかく、英米専門だったからとか、日本語で誤解しているなどという所感だけを繰り返されてもまったく説得になりませんし、情報も共有出来ていません。
言いたい事が判らないと言うのは、そういう文章のあり方がすべてだからです。
持っている情報を記さず、それについては英文や仏文のURLを読めと言うだけで、御自身の所感や結論だけを書かれても、それで?というしかありません。
「日本語環境で面白おかしく国内のカトリック校について云々」というと、まぁ具体的なブコメ発言を引いてきましたが、数多あるブコメではあれぐらいでしたねぇ。アルファモザイクのコメ欄などはまぁネラーみたいなもんでお約束ですから、スルーしてもいいほどで、寧ろネラーのごときなどと評される辛辣なはてなブクマカ達は、これ関係のいくつかの記事で、寧ろ、カトリックと切り離して考えていた人の方が多いですね。存外冷静でした。
まぁ、揶揄されても丁寧に説明すればいい。
花村萬月の小説の背景にある事件は有名ですよ。同じ根がある。
それは「カトリック施設だから」というものでもない性質の事件でしょうし、ことさら切り分けて考える必要もないでしょう。
しかし、それを以てその施設並びに責任のある立場の団体がすべて否定されるものかというのは違いますね。寧ろ教育関係で信頼があった会で起きた事ですから驚かれた方の方が多いんでは?(フランシスコ会みたいに会士が勝手過ぎて、それぞれナニしてるか判らん会だったら納得されたかもしれない)
そこ出身者が司教になったからとか持ち出されても仕方がない事です。それが当り前の姿であり、そこで働く修道者や聖職者が真面目なのは当り前であるし、普通であるべきなのです。あの異教徒と化け物に対し狂暴な狂信者アンデルセン神父ですら、施設の子供たちには優しいのだ。一般的にはそういうイメージがあり、だから逆にこういう報道があると裏切られた気になる人が出て来るんだろうとは思いますが。
つまり、本来はま・ここっとさんもおっしゃるように、こういった事件こそがイレギュラーなのです。特殊な例なのです。まぁ社会で起きる事件と同じく非日常的存在というか。そのイレギュラーに、責任者がどう向きあい、解決していったかという辺りの情報は必要だと思います。
今回、世にあきらかにして解決していこうという意志こそ汲み取れと何度も言っておりましたが、解決に向けて真摯に動いている人々がいるという情報は共有されたほうがいい。
で、その為にも、特に、事件を以てすべてをこうだと決めつけるような一部の人々の為にも、日本語で分る言葉で解説が必要だとは思います。
カトリックはこの国でマイナーですし、なかなか理解されない。俗人はただ普通に生きてる人が多いし、聖職者もマジ聖人?ってのから、駄目すぐるまで幅がある事を理解しておられない。又、多くの人は外国語なんぞ読もうともしないでしょう。私も横文字なんぞ読みたくもないんで、ま・ここっとさんをはじめ海外の情報を訳してくださる方のブログは有難いと思って読んでいます。
そういうわけで、ほんというと情報を集められるなら集めたいもんですが、ぱそがいい加減駄目になって来ていて一昨日もブラウザがおかしくなって昨日はぱそダウンしてたり、あとはまぁ実存が忙しいんで、いちいち辞書片手に訳してらんねーよ。というのが本音にはある。仕事しないといかんしよ。困ったもんです。
ご覧になったかも。
異様な環境下、プレッシャー、怯え、慣れから生じる愉悦、ナイーブな使命感、etc......、処分された兵士達の“積極的悪意”の不在がやりきれない。
で、御紹介いただいたようつべ。どーも容量が大きすぎて処理出来ないのかぱそがおかしくなった。映像再生すると昔から度々おかしくなるんだよな。通信環境が脆弱なんで。ストリーミングとかまず観れないっす。
が、なんとか途中まで見ました。
いやはや「戦争は悪」がそのまんまあるというか、問題となった兵士達よりもっとまずいのがいるのに。
しかし告発した人が故郷に帰れないとか生命の危機を感じるってのが恐い環境ですね。身内庇いというか、米軍をすべて批判したわけではないのに、罪を暴くこと自体が罪的な発想がある限り、こうした事が闇に葬られていく恐さといいますか。