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採用面接解禁6月に 経団連が前倒し方針
11月7日 5時48分

大手企業の大学生らの採用面接の時期を巡って政府内でも議論が行われるなか、経団連は、来年の面接の解禁時期について、就職活動が長期化しないよう今の8月から6月に前倒しする方針を固め、今後、大学などとの調整を進めることになりました。
ことしの大手企業の採用活動では、経団連が従来より4か月遅い8月に解禁する指針を打ち出しましたが、学生の就職活動が長期化するなど問題が多いという指摘が出ていました。
このため経団連は、長期化を避けようと、今の大学3年生らが対象となる来年の面接の解禁時期を6月とする方針を固め、来週初めに正式に発表することになりました。採用活動の時期を巡っては、政府も課題を検証する会合を開いていて、この中で大学側は「6月は授業の真っ最中だ」などとして、今の8月から変更しないよう求めています。
しかし、経団連は、就職情報サイトの運営会社が行った学生に対するアンケートでも夏場の就職活動は避けたいという意見が多かったことから、6月に前倒しすることに理解を得たい考えで、今後、大学などと調整を進めることにしています。ただ、今の大学2年生らが対象となる再来年以降については、時間をかけて議論をする必要があるとして、面接の解禁を6月とする案や、株主総会が多い6月を避けて5月中旬とする案を含め、大学や政府などと話し合い、今年度内に決めたいとしています。

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