朴大統領 安倍首相らへの贈り物に入れ子の食器=和合を強調か

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、韓日中首脳会談のため先ごろ来韓した日本の安倍晋三首相、中国の李克強首相に僧侶が使う木製の食器セットを贈ったことが4日、複数の政府筋の話で分かった。

 この食器は通常、大きい順に茶わん、汁わん、コップ、おかずのわんが入れ子状になっている。こうした「和合」の形は、韓日中首脳会談が目指す北東アジアでの3カ国協力とも通じるところがあるため、贈り物に選ばれたようだ。

 また、食器にはキクの模様があしらわれており、これは首脳会談が開かれた秋を象徴しているとみられる。韓国政府は首脳会談にあたり、安倍首相と李首相に贈る伝統工芸品を物色していたとされる。

 一方、今回の会談で、韓国は次の議長国を務める日本に儀典上でもかなり気を配ったようだ。1日に開かれた韓日中首脳による夕食会で、安倍首相は朴大統領の右側に座ったとされる。外交慣例上、右が上座とされている。

 政府筋はこれについて「3カ国の首脳会談では基本的に次の議長国を優先する」と説明した。

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