【ソウル聯合ニュース】韓国のキムジャン(越冬用のキムチの漬け込み)は晩秋の風物詩だが、若者を中心にキムチを購入して食べるケースが増え、キムジャン用野菜の需要が減っている。
大型スーパーのロッテマートによると、2013年11月のキムジャン用野菜(ハクサイやダイコンなど)の売上高は前年比10.9%、2014年11月も同21.1%、それぞれ減少した。その一方で、サラダ用の野菜の売上高は毎年増加している。昨年は全体の売上高に占めるサラダ用野菜の割合がキムジャン用野菜を初めて上回った。
ロッテマートの関係者は「韓国料理中心だった食文化が、洋食、日本食も一般的になった上、単身世帯と共働き世帯が増え、キムチの需要が減っている」と説明した。同社はこうした流れに対応し、キムジャン用に目新しい野菜や機能性が注目される野菜などを販売する予定だ。