■李大浩と朴炳鎬の「年俸方程式」
韓国の野球専門家5人に、両選手の大リーグにおける競争力について聞いてみた。パワー・バッティングの正確さ・守備と走塁・現地適応力の4項目について、1人に1項目5点満点として評価してもらった。その結果、合計100点満点で李大浩は77.5点、朴炳鎬は75.5点となった。イ・スンチョル「プレミア12」韓国代表打撃コーチは、李大浩のバッティングの正確さに満点の5点を付け、「スイングが柔らかくてコンパクト。どのコースの球でもすべて打てる」と言った。
朴炳鎬はパワーで満点の25点に近い22点が付いた。SPOTV解説者のミン・フンギ氏は「朴炳鎬のスイングの速さは平均140キロで、韓国のほかの打者(リーグ平均129キロ)とは次元が違う」と述べた。だが、バッティングの正確さには疑問符が付いた。MBC解説者のホ・グヨン氏は「朴炳鎬のスイングが韓国より早い大リーグ投手のストレートに当たるかどうかがカギ」と語った。その一方で、2選手の守備と走塁は年俸を下げる要因だと指摘されている。李大浩も朴炳鎬もこのところ一塁以外のポジションでプレーしたことがなく、足が遅い方だ。
慣れない環境への適応力は高く評価された。KBS N解説者のチョ・ソンファン氏は、李大浩について「無人島に行っても生き残れるほど性格が明るい選手」と評した。朴炳鎬については「外国人選手たちに自分から近付き、声を掛けるほど積極的だ」と言った。