2冊のはしごたん本
はしごたん版と potex 版を作ってみて、それらのエントリーのセレクトがあまりにも違うのに驚いた。女性と男性、著者と読者でこんなにも選ぶエントリーが違うものなのか…。書籍データ化した 700 エントリー中、はしごたん版は 162 エントリーを選び、potex 版では 134 エントリーを選んだ。
この2冊を元にして出版する書籍用の収録エントリーを決めるはずが、選んだものが違いすぎる……
はしごたん版はエントリーを文章の完成度で選び、potex 版は全体の流れで選んだ。そんな感じだった。私(potex)のセレクトは、話の流れを大切にしつつページをめくって話が切り替わったときの雰囲気で選んだ(もちろん内容も重視して)。重い内容のエントリーがなるべく続かないように、深刻な話はもっとも厳しい内容のものが一番響くようにそれを基準に前後を考えた。エントリーの順番は入れ替えていないので、話の展開のテンポのためにいいエントリーをどうするかかなり悩んだが、結局、読者の心に響いて、かつ負担がないように読み切れないといけないと思って大胆にエントリーを絞った。
初めに決めた「はしごたんを知ってもらう」という目標のなかには、この本をきっかけにはしごたんのブログの新しい読者になってほしいという気持ちも入っていたので、これですべてを語らなくても良いと思っていた。だからコアな部分だけ強く分かってもらえるようにすればいいのだと考えて、まず物語の柱となるエピソードをいくつか選び、その間をテンポ良く繋いでいくようにした。
自分が読んでいて、読み進めたい、次のページめくりたいと思うような構成にしたつもりだ。
そういえば、はしごたんは読者の目線で選んでいたか、著者として語りたいという姿勢で選んでいたのかを聞きそびれていた。どうだったのだろう?
書籍化休止
なぜ、聞きそびれたままなのかというと、このエントリーのセレクト問題がそのまま終わってしまったからです。
この時すでに、表紙、タイトルページ、奥付がついた出版できる状態の電子書籍ができあがっていた。冷静に自分が出版する本というのが見えてきたからだろうか、「あえて書籍化する意義を問われるようなレベルの文章…… 過去ログの文章のまんまでは書籍化第一弾のレベルには到達していないような気もする」と、はしごたんがいった。自分の文章に対して「駄文の寄せ集めといった印象しかない」とも。
私としては、たとえ
新作期待!
今回の出版はなくなりましたが、はしごたんが「自分のこれまでの人生をすべて打ち込むつもりで新作を書く!」と決意を明言されていますので、期待を大きくはしごたん本を待つことにします。