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【米イージス艦南シナ海派遣】ネット上に渦巻く毛沢東の亡霊 「魚雷を発射せよ」「核戦争の準備を…」

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【米イージス艦南シナ海派遣】
ネット上に渦巻く毛沢東の亡霊 「魚雷を発射せよ」「核戦争の準備を…」

2014年5月、横須賀に停泊する米軍駆逐艦ラッセン。南シナ海で中国が建設している人工島の12カイリ内を航行した(AP)

 「中国人はあれだけ貧しく辛い経験をしてきたのだ。再び貧しくなることは怖くない」

 「核兵器を持っているのは米国だけじゃないぞ。死なばもろともだ」

 普段の中国のネット上では、反日感情に比べると反米はそれほど顕在化していないのだが、今回は「オバマの黒人野郎に目に物みせてやれ」「アメ公に砲撃を」などとあからさまに口汚く罵るケースが目出つ。

 米国との全面戦争まではいかなくても、何らかの対抗措置を求める意見は多数派だ。

 「中国の軍艦を釣魚島(尖閣諸島=沖縄県石垣市=の中国名)の12カイリに進入させろ。フィリピンが占領している中国の島嶼の領海内で航行しろ」

 「空母の遼寧号をハワイに派遣しろ」

 世界第2位となった経済力を背景に、その保有額を日本と競う米国債の売却による“報復”を主張する声も少なくない。「米国債を大量に売り払って自分たちの金で南シナ海まで航海させればいい」

 これまで米国への警告や抗議にとどまっている自国政府の対応に対しては「習主席を信じよう。失ったメンツは必ず取り戻せるはず」といった声があるものの、不満は根強い。中国共産党機関紙の人民日報傘下の環球時報が「もし米軍が中国の核心利益の地域に侵入した場合は、人民解放軍が立ち上がる」などと大見えを切っていただけに、失望と怒りが広がっている。

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