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中国 欧州復興開発銀行に加盟申請11月7日 0時53分
中国政府は6日、国際的な開発金融機関である「ヨーロッパ復興開発銀行」への加盟を申請したと発表し、中国とヨーロッパが経済的な結びつきを強めるなかでの新たな動きだという受け止めが広がっています。
ヨーロッパ復興開発銀行は、26年前のベルリンの壁の崩壊後、旧ソビエトや東ヨーロッパの国々などが市場経済に移行するのを支援するため、1991年に設立された国際的な開発金融機関で、日本も加盟しています。
この銀行について、中国外務省の華春瑩報道官は6日の定例の記者会見で、中国政府として正式に加盟を申請したと発表しました。そのうえで華報道官は、「今回の申請は、中国が提唱する巨大経済圏の構想と、ヨーロッパでの新たな投資を呼び込む計画を結びつけ、協力関係を深めるものだ。中国の加盟は各国にとっても有益だ」と述べました。
中国とヨーロッパの関係を巡っては、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行に、イギリスやフランスなどヨーロッパの国々が創設メンバーとして参加するほか、各国の首脳が最近、中国の習近平国家主席らと相次いで会談するなど、経済的な結びつきを強めており、ヨーロッパ復興開発銀行への中国の加盟申請は、こうした流れのなかでの新たな動きだという受け止めが広がっています。
この銀行について、中国外務省の華春瑩報道官は6日の定例の記者会見で、中国政府として正式に加盟を申請したと発表しました。そのうえで華報道官は、「今回の申請は、中国が提唱する巨大経済圏の構想と、ヨーロッパでの新たな投資を呼び込む計画を結びつけ、協力関係を深めるものだ。中国の加盟は各国にとっても有益だ」と述べました。
中国とヨーロッパの関係を巡っては、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行に、イギリスやフランスなどヨーロッパの国々が創設メンバーとして参加するほか、各国の首脳が最近、中国の習近平国家主席らと相次いで会談するなど、経済的な結びつきを強めており、ヨーロッパ復興開発銀行への中国の加盟申請は、こうした流れのなかでの新たな動きだという受け止めが広がっています。