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習国家主席がベトナム国会で演説 友好強調11月6日 23時17分
中国の習近平国家主席は、6日、ベトナムの国会で演説し、両国の一層の関係強化を訴えました。南シナ海を巡る中国とアメリカの対立が深まるなか、習主席としては、南シナ海の島々の領有権を争っているベトナムとの友好を強調することで、アメリカ側をけん制するねらいもあるとみられます。
5日から2日間の日程でベトナムの首都ハノイを訪れていた、中国の習近平国家主席は、6日、ベトナムの国会で演説を行いました。
この中で習主席は「中国は、両国共通の利益と地域の発展促進のため、ベトナムとの協力を一層強化していきたい」と述べました。そのうえで、「中国とベトナムの関係は戦略的に重要であり、外部からの影響で分断されることはない」として、二国間の関係は揺るぎないと訴えました。
南シナ海を巡っては、アメリカ軍のイージス艦が先月、中国が造成している人工島から12海里以内の海域を航行したことを受けて、米中両国の対立が深まっています。習主席としては、南シナ海の島々の領有権を争っているベトナムとの友好を強調することで、アメリカ側をけん制するねらいもあるとみられます。
この中で習主席は「中国は、両国共通の利益と地域の発展促進のため、ベトナムとの協力を一層強化していきたい」と述べました。そのうえで、「中国とベトナムの関係は戦略的に重要であり、外部からの影響で分断されることはない」として、二国間の関係は揺るぎないと訴えました。
南シナ海を巡っては、アメリカ軍のイージス艦が先月、中国が造成している人工島から12海里以内の海域を航行したことを受けて、米中両国の対立が深まっています。習主席としては、南シナ海の島々の領有権を争っているベトナムとの友好を強調することで、アメリカ側をけん制するねらいもあるとみられます。