青森県のニュース
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安全上重要施設で不適切工事か
六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、配管を支えるため壁に埋め込まれた金属の棒が短く切断されていたことが分かった問題で、不適切な工事は、高レベル放射性廃液を冷やす冷却水の配管の部品など安全上重要な箇所でも行われていた可能性があることが分かりました。
この問題は、六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場でことし9月、配管を支える部品を固定するためにコンクリートの壁に埋め込まれている金具の棒の一部が決められた長さよりも短く切断されていたことが分かったもので、事業者の日本原燃は、施工業者が不適切な工事を行っていたとして14万3000か所について内部の状況を確かめる検査を進めています。
先月下旬、国の原子力規制庁に行った報告で日本原燃は、調査が終了したおよそ800か所のうちおよそ8%に当たる63か所で不適切な工事が行われていた可能性があることを明らかにしました。
さらにこのうち半分以上の40か所については、高レベル放射性廃液を冷やす冷却水の配管を支える部品など安全上重要な箇所にも行われていたと見られるということです。
これにより放射性物質が漏れるおそれはなく、日本原燃は見つかった箇所については補強工事を行ったということです。
調査結果が出ているのは、全体の1%に満たず、今後、不適切な工事が行われた可能性がある箇所はさらに増えるおそれがあります。
11月06日 12時34分