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日本・ベトナム 防衛相会談 海自の艦船寄港で合意
11月6日 17時33分

日本・ベトナム 防衛相会談 海自の艦船寄港で合意
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ベトナムを訪れている中谷防衛大臣はタイン国防相と会談し、両国の防衛協力の一環として、南シナ海に面したカムラン湾の軍港に海上自衛隊の艦船を寄港させることで合意しました。
5日からベトナムを訪れている中谷防衛大臣は6日、ハノイの国防省で、タイン国防相と会談しました。
この中で、中谷大臣は中国が南シナ海で海洋進出の動きを強めていることを踏まえ、「国際社会の存立基盤そのものに関わる重要な問題で、紛争の当事者だけでなく、どの国も『部外者』とは言えない」と述べました。
これに対し、タイン国防相は「平和的手段で解決すべきで、国際問題の解決にあたって、武力による威嚇は使うべきではない」と応じました。
そして、両氏は、関係各国すべてが地域の安定を脅かす一方的な現状変更の試みを慎み、紛争を平和的に解決する重要性を、ともに主張していくことで一致しました。
そのうえで、両国の防衛協力を強化するため、ベトナムが整備を進めている南シナ海に面するカムラン湾の海軍基地に来年以降、海上自衛隊の艦船を寄港させることや、両国間で初めてとなる海上での共同訓練を行うことで合意しました。
両国がこうした協力に踏み切った背景には、海洋進出の動き強める中国をけん制するねらいがあるものとみられます。

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