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日本のマンガをタイに 新作紹介のイベント
11月7日 0時22分

日本のマンガを海外に売り込もうと、大手出版社などが東南アジアのタイで新しい作品などを紹介するイベントを開きました。
このイベントは日本国内で少子高齢化によってマンガの購買層が減っていることから海外に販路を広げようと、大手出版社などがタイのバンコクで初めて開いたものです。
会場ではマンガの原画や単行本が展示されたほか、タイの出版社に新しい作品などを紹介する商談会も開かれ、大勢のマンガファンや出版関係者でにぎわいました。
タイでは日本のマンガや関連商品の売り上げが日本円でおよそ65億円に上るとみられますが、出版と同時に出回る海賊版の横行などが、販売拡大のネックになっているということで、電子書籍への関心も高まっています。
商談会に参加したタイの出版社の関係者は、「日本の出版社の多くは電子書籍を供給できると話していたので、それによって海賊版の流通を減らせるかもしれない」と話していました。
イベントを主催した実行委員会の委員長で、講談社の清水保雅常務取締役は「タイでヒットすれば、東南アジア全域あるいはインドでも販売できると思っているので、売り込みを強化したい」と話していました。
日本の出版業界では来年初めにもタイに拠点を設け、市場調査や、海賊版の監視に取り組み、販路拡大を図ることにしています。

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