いわき産玄米から基準超セシウム
福島県は4日、2015年にいわき市で生産された玄米の表面から、詳細検査の基準値(1キロ当たり65ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。農業機械から付着した可能性が高い。コメは廃棄予定で市場には流通しない。
集荷業者が郡山市の検査場に49袋を持ち込み、うち1袋が77ベクレルを検出した。玄米の表面を洗浄した結果、32ベクレルまで低下した。出荷した農家は「機械の洗浄が十分でなかったかもしれない」と話しているという。県産米は12年8月から全量全袋検査が行われている。検査場ごとに設定した基準値を上回ると詳細検査の対象となり、1キロ100ベクレルを超えると出荷できない。
2015年11月05日木曜日