こんにちは、blankfeinです。
みなさん、ベーシックインカムってご存知でしょうか。
ベーシックインカムについてちょい調べてたら、グーグルこそベーシックインカムをやるべきで、住宅とか無料で提供すべきでしょってなぜか思ったんで、ちょい共有します。
ベーシックインカムとは
ベーシックインカムとは、最低限所得の一種で、政府がすべての国民に対して、最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想。
最近、オランダがベーシックインカムに関するおもしろい実験がありましたよね。
ベーシックインカムを2016年1月から試験的に導入すると、オランダ第4の都市ユトレヒトは発表した。ユトレヒト市でこのプロジェクトの責任者を務めるニエンケ・ホースト氏は、ニュースサイト「クオーツ」の取材に対して、「受給者が仕事を探さなくなるという意見もありますが、どうなるかは実験によって明らかになるでしょう」「私たちは、多くの人たちの幸福度が増し、そして最終的に仕事を見つけるようになると考えています」と話している。
2016年1月ということはすぐではないか。
個人的にも、生活の安定が保証されるようになったら、仕事とかなにか生産的なことを人間は始めたがると思ってて、これはまじで楽しみな取組みだ。
カナダでも過去にベーシックインカムの実験
どうやらカナダでもベーシックインカムの実験(Mincome)が過去に行われたことがあるらしい。
実験では、さまざまな金額の給付金を毎月支給して、誰もが最低限の生活ができるようにした。残念ながら、Mincomeは、その効果が適切に評価される前に政権交代によって頓挫してしまい、実際に政策として取りいれられることはなかった。しかし、マニトバ大学の経済学者エヴェリン・フォゲット氏の調査によれば、5年で貧困は目に見えて減ったという。
生活保護みたいなシステムは機能不全に陥りやすいし、いっそのこと、ほんとに毎月お金を支給したほうが安上がりだよな。これは、ちょっと時代の先を行き過ぎていたのか。
スイスでもベーシックインカム
少し前になるが、スイスでもベーシックインカム導入の動きがあった。
スイスは人口800万人ほどの比較的豊かな国である。そのスイスで一昨年から昨年にかけて、ベーシックインカムの導入を憲法の条文に書き込むよう求める署名活動が行われた。スイスでは、ある条項を憲法に盛り込むか否かをめぐって、一定期間内に約10万人の署名を集めることができれば、国民投票にかけることができる。そして、昨年秋に約12万人の署名が集まり、スイス連邦議会に提出された。数年のうちに、ベーシックインカムが憲法に書き込まれるかどうかが国民投票にかけられる。
これはやばいよね。要注目すぎる。
ブラジルではベーシックインカムが法制度化
あと、びっくりするのが、どうやらブラジルではベーシックインカムが法制度化されているという事実。
実は、ブラジルは世界で唯一、ベーシックインカムを法制化している。2003年以来、政権の座にある労働者党は、軍事独裁政権下で自由を求めて闘っていた人たちが中心になって結成された党で、政権についてすぐ「市民ベーシックインカム法」を制定した。ただし、これはベーシックインカムの段階的な導入をうたった法律で、必要な税制改革がなされたのちに給付にいたるとされている。現段階では、ボウサ・ファミリアという、所得制限つきの児童手当が、その第一段階として導入されているだけである。
ボウサファミリアは、貧しい家庭をサポートするための制度で、対象の家庭は一人あたり70-140レアル(約3500円-7000円)の貧困家庭と70レアル以下の超貧困家庭。
給付額に上限はないらしい。下限は32ドルとのこと。
ホリエモンもベーシックインカムを推奨
ホリエモンもベーシックインカムを推奨してて、オランダの実験にも賛成していた気がする。ホリエモンの場合は、ライブドアの社長時代から、アメブロでベーシックインカムについて言及していたりで、ほんと時代の先を行き過ぎでわろす。
ベーシックインカムがあれば、解雇もやりやすいだろう。そもそも、多くの企業で不況時は無理やり仕事をつくって、雇用を維持して赤字になっている。法人税も納めない。赤字分の法人税の繰り延べは5年とかできる、だから税収も増えない。
これはすごいことを言っているね。
たしかに、不況なのに解雇できず、雇用を維持せざるをえないから、赤字になる。
赤字になると、税収が増えない。
実は、「雇用を維持することが社会的使命」みたいに言っている経営者は、たいして社会に貢献していないんじゃないかと思えてきた。
不況なら、リストラして、黒字にして、税金納めるってのも、ひとつの社会貢献ではないだろうか。
なんだか、給料払うために社会全体で無駄な仕事をつくっているだけなんじゃないかって思ってきたの。で、多くの人は労働信仰に支配されて嫌々働いているんじゃないかと。だったら、政府から金もらって好きなことやってればいいじゃん。
うん。
働きたくない人は働かないほうが、社会全体の生産性があがる。
つまんない仕事で、低い給料で働いて、やりがいも見つけられず、それでいて、社会を良くしようとする人間の足を引っ張る人もいて、そういう人にはお金を与えてゆっくりしといてもらいたい。
ベーシックインカムは、国家ではなくグーグルが行うべき
ホリエモンは、ブログのなかで、国家がベーシックインカムを行った場合の軽い試算を行っているんだけど、個人的に思うのは、これができるのは国家ではなく、グーグルとかアップルだけだなってこと。
国家はもはや借金だらけで財源的に厳しいし。
米国政府よりもアップルのほうが現預金持っているって話も聞いたことがある。
これこれ。ちょい古いけど。
アメリカの大企業の業績が好調ですが、トップクラスの大企業は、多くの国家よりも現預金を持ち始めているという現実があります。
Floatingpath.comによれば、2013年末にアップル社は、1,590億ドルの現預金を保有していたとのことです。これは、マレーシアやトルコやポーランドやインドネシアが保有している外貨準備高を上回っています。
また、グーグル社も、590億ドルを保有しており、カナダやスウェーデンやノルウェーの外貨準備高を上回っています。
たしか、ある一定時点だけみれば、アップルは米国政府より現預金持ってたときもあるんすよ。また追って調べるけど。
それにアップルって借金あんまりない。
一方で、米国政府なんて毎度毎度債務上限問題だし、そもそもプラットフォームとして、国家よりグローバル企業のほうがほんとに強くなる気がしていて、うちらも、グーグル経済圏でタダで幸せに生きていけるようになれば、これまでの国家への忠誠など、どこかへ消し飛んでしまうんじゃないだろうかとすら思えてくる。うん。
グーグルが住宅を無料で提供する日
さ、やっと結論ですよ。
いまって、グーグルは、メールとか無料だし、カレンダーも無料だし、検索エンジンも無料だしで、いろんなものが無料になってる。
タダだけど、グーグルは我々からデータをとって、それを収益化して、さらにそれで得た収益を新たな分野に投資していく。
この流れが続くかぎり、グーグルの収益は増え続ける。
グーグルはさらに人々の生活を便利で楽しく幸福に満ちたものにしていく。
そんなこんなで、グーグルは最終的に、人々に衣食住すべてを提供していくんじゃないだろうか。
グーグルハウスに住んで、我々の生活データをグーグルに提供して、グーグルが収益化する。
グーグルがつくったTシャツをきて、自身が広告になって、収益化する。
みたいな。別にグーグルがTシャツつくる必要はないんだろうけどさ。
なにゆってんのって思うかもしれないけど、いまから10年前とかって、いまのグーグルとかフェイスブックみたいに、全世界がひとつの知の集合体つながって、自由に情報収集できたり、自由に世界中の人々とコミュニケートできたりっていう未来を誰が想像できただろうか。
誰も想像できなかったよね。
だから、次の10年で、いまでは荒唐無稽に思えるかもしれないことも、どんどん実現していく、だから、グーグルが住宅を無料で提供するなんて、ちゃんちゃら笑えない話なのだ。
疲れたので、本日は以上、blankfeinでしたー。
photo by barnyz