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中国 象牙彫刻を販売する大規模な展示会
11月6日 6時30分

中国 象牙彫刻を販売する大規模な展示会
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象牙の最大の密輸国とされ、国際的な批判を受けている中国で、象牙の彫刻作品などを販売する大規模な展示会が始まり、出展した業者は象牙の作品と共に政府の証明書も展示し、象牙が密輸されたものではなく、正しく管理されていることをアピールしました。
中国南部の広東省広州で5日から始まった大規模な展示会にはおよそ450の業者が出展し、象牙の彫刻作品などが販売されています。
このうち直径10センチほどの丸い形にした象牙に細かい彫刻を施した地元の彫刻家の作品には日本円で110万円余りの値段がつけられ、訪れた人たちが熱心に見入っていました。
象牙はワシントン条約で国際取引が原則、禁止されていますが、ここ数年アフリカなどでゾウの密猟が相次いでいて、象牙は運勢がよくなるなどとして高額で売買される中国は最大の密輸国とされ、国際的な批判を受けています。
このため中国政府は象牙の不正な取り引きを取り締まる姿勢を示していて、展示会では業者が象牙の作品と共に政府の証明書も展示し、象牙が密輸されたものではなく正しく管理されていることをアピールしていました。
象牙の彫刻家は、政府による対策が強化された結果、使用できる象牙の数が減っているとして「苦しい状況の中でどうやって伝統的な技術を守っていくかが問題だ」と話していました。

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