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妖怪ウォッチ:キャラクター無断使用 経営者ら3人逮捕 

毎日新聞 2015年11月06日 11時19分(最終更新 11月06日 11時20分)

妖怪ウォッチのキャラクターを無断使用したキーホルダーなど=東京都杉並区で2015年11月6日午前10時50分、深津誠撮影
妖怪ウォッチのキャラクターを無断使用したキーホルダーなど=東京都杉並区で2015年11月6日午前10時50分、深津誠撮影

 ◇キーホルダー製造・販売 著作権法違反容疑

 人気アニメ「妖怪ウォッチ」などのキャラクターを無断使用してキーホルダーなどを製造、販売したとして、警視庁生活経済課は6日、東京都渋谷区千駄ケ谷5の製造販売業「ジャピタ」の実質的経営者、松本光代容疑者(50)や同社のデザイナーら計3人を著作権法違反容疑で逮捕したと発表した。同社が製造した複製品は全国のゲームセンターなどに卸され、クレーンゲーム機の景品などとして使われていたとみられる。3人はいずれも容疑を認めているという。

 逮捕容疑は昨年10月〜今年2月、渋谷区の工場内で無断で製造した妖怪ウォッチのキーホルダーやバッジなど計45個を、群馬県や北海道のゲームセンター運営会社に計約7500円で配送・販売したとしている。松本容疑者は「客から要望を受けて作り始めた」などと供述しているという。

 同課によると、押収したコンピューターからは他のアニメキャラクターのデザイン画が多数見つかっているほか、人気アニメ「ラブライブ!」の複製品も見つかったという。

 2007年ごろから複製品の製造、販売を始めたとみられ、確認できた過去5年間だけでも10億円以上の売り上げがあったとみられる。【斎川瞳】

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