チョイス@病気になったとき「あなどれない!鼻づまり」 2015.10.31


「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば鼻詰まり。
鼻が詰まって息がしづらいだけなんて軽く考えていませんか?それは大間違い。
こちらの方は鼻の奥の異変で…?
味もにおいもだんだん分からなくなっていって…。
想像もしていなかったのでとってもびっくりしました。
更に鼻の奥にとんでもないものが繁殖する事も。
そして薬の使い過ぎで悪化する事まで。
でもあるチョイスで…
鼻詰まりの原因がばっちり判明。
原因が分かれば対処も簡単
今日は鼻詰まりが引き起こす鼻のトラブルのチョイスを一挙ご紹介しま〜す!
(星田)今日の「チョイス」は「鼻詰まり」。
ある?ある。
常にこっちが何か水っぱなみたいなのが常に出てます。
鼻炎とか花粉症とか蓄のうとか…。
思いつくのは鼻の病気でそんなんやんね。
花粉症ではあるけど花粉の時期じゃない時もなぜか右だけ出てるんです。
(小山)いつごろからですか?もうず〜っと何年も昔から。
気付いたらいつも出てるからこう…ちょっと拭いたりティッシュでチュチュッとやったり…。
診てもらった事はないの?お医者さんに。
ないかもしれない。
今考えたら。
行ってないですよ病院に。
大抵行けへんよね。
ちょっと鼻詰まりぐらいならば。
そこなんですよ。
結構やばい事があんねや。
放っておくと大変な事になってるっていう鼻詰まりもあるしそして長年鼻詰まりで悩んでてだけどそのまま放ってるって方多いんです。
はまじやだから。
私だ。
長年鼻詰まりで悩んでる方は是非ご覧頂きたい回です今回は。
まずは鼻詰まり最も多いケースです。
鼻のトラブルに見舞われた…
もともとありましたね鼻詰まり。
鼻水はそんなに出なくてずっと鼻が詰まって何も息が…息っていうか空気が通らないような状態ですね。
もう何年も鼻詰まりとつきあってますので僕はもう治らないんじゃないかなあと思ってます。
ところが1か月前吉田さんは風邪をひいた事がきっかけで鼻のトラブルになりました
(吉田)ちょっと緑色に近い…
更に左の頬に痛みを感じるようになりました
ちょうど左ほっぺの所ですね。
目の下辺り。
ギュッと押されてるような感じといいますかおもりが載っかっているような…
今まで経験した事のない頬の痛み。
吉田さんはあるチョイスをしました
私のチョイスは耳鼻科に行った事です。
普通風邪なら内科に行くのにどうして耳鼻科に行く事にしたんですか?
鼻水の色が濃かったので尋常じゃないぐらい濃かったので風邪の中でも鼻の症状が一番重たかったのかなあと思ったのと…耳鼻科の方に。
耳鼻科では鼻の奥を診たり空気の通りを調べる検査を受けました。
頭部のエックス線検査で左頬の痛みの原因が分かりました
左右の頬を比べてみると痛みを感じた左の頬に白い影がありました。
影の正体は膿。
副鼻腔炎と診断されました
鼻の奥には副鼻腔という空間があります。
この副鼻腔に鼻水がたまってしまい副鼻腔全体で炎症が悪化。
膿も出てきて痛みに襲われたのです
吉田さんは飲み薬で炎症を取る治療をしました。
すると…?
薬をのみ始めたら痛みも取れた感じですね。
今は鼻の通りは問題ないです。
(2人)う〜ん。
副鼻腔炎。
いわゆる蓄のうやね。
一番オーソドックスっていうか。
我々もこれは予想できるっていうか…。
一番多いという事で副鼻腔炎。
今ありましたとおり蓄のう症といわれてきたものなんですね。
今吉田さんの場合は鼻詰まりが続いてそしてちょっと頬の辺りが何かおかしいという事でしたね。
それで内科じゃなくて耳鼻科に行って診てもらって副鼻腔炎と分かって適切な薬を頂いて…でよくなったという事だったんですね。
炎症起こってるから炎症抑える薬をやれば治ったって事やんね。
そうですね。
まず副鼻腔炎について多いという事ですので詳しくお話を伺っていきましょう。
スペシャルチョイスアドバイザーです。
JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科の石井正則さんです。
どうぞ。
(2人)よろしくお願い致します。
先生これは我々も聞くっていうか…。
いわゆる俗に蓄のう症といいますけども正確にいうと慢性副鼻腔炎。
この方は急性副鼻腔炎。
急に風邪をきっかけになったみたいな…。
急性副鼻腔炎というのは主に炎症はこの副鼻腔の所に起こるんですけども副鼻腔はこの顔面骨…顔の中の骨ですね。
ここの約半分ぐらいを占めてる…。
え〜っそんなにですか?その空洞なんですね。
そこに膿が満タンにたまっていくと…。
ケースによっては満タンで場合によってはパーツパーツでたまるという…。
前にねダイビングした時にここがすごく痛くなってしまって耳鼻科に行ったら急性副鼻腔炎って言われたんですよ。
VTRだとここだったじゃないですか。
ここでもありえるんですか?そうですね。
おでこの裏にも人によっては手のひらを広げたぐらいの空洞があるんです。
だから副鼻腔ってすごい範囲が…。
ピンクに塗ってる所。
これが副鼻腔の範囲なんですよ。
頬の所ですね。
それから今ありましたね。
頭の方もここ空洞があって…。
ここが痛くて痛くてその時。
だから「副」ってレベルじゃないよね。
本鼻腔やんね。
こんだけの空洞があるならば。
いい表現ですね。
横から見ても目の辺りですとか脳の近くもあるんですね。
怖い。
原因って何なんですか?一番引き金として多いのはやっぱり風邪がきっかけですね。
あるいはプールに入ってばい菌を入れてしまうとかですね。
あるいは体力的に少し疲れた状態とかですね何か自分の免疫機能が落ちているような状態で起こる事があります。
副鼻腔っていう空洞のとこにいわゆる細菌っていうかウイルスが入ってそこで炎症起こして化膿していくって事ですか。
なるほど。
一番重要なのは空気を加温と加湿っていって温めて湿った空気を気道の中に入れるのが一番重要なポイント。
それが副鼻腔にあるんですね。
いわゆる吸った空気を通りやすいいい状態にするための部屋って事ですか。
それからあと車じゃないですけども衝突した時にバンッと広がるエアバッグ。
それと同じようにこの空洞が衝撃に対して力を吸収する。
だから脳とかそういうところにダメージが行きにくくなると。
その空洞のおかげで。
大事なんは大事なんだ。
かなりいろんな役割を担ってるという事なんですね。
この副鼻腔先ほどVTRで出てきた吉田さんはこんなふうに症状を訴えました。
左頬ですね。
これで副鼻腔炎。
耳鼻科に行ってこういう画像を撮って分かったという事なんですよね。
これなかなか内科ではこういう画像を撮って調べるって事まではしない。
耳鼻科に行くとこういう検査をして…。
画像診断は比較的簡単にできますのでやっぱり鼻が詰まってどうも調子が悪いといった場合にはそれがずっと続く場合は是非耳鼻科で調べて頂くのが非常にいい事です。
あと先生今健康…例えば鼻うがいみたいな水を吸い込んで出すっていうのがありますよね。
あれで例えば水が副鼻腔に入ってしまってこういう症例引き起こすっていう可能性はあるんですか?鼻うがいは私お勧めしてるんですよ。
鼻うがいは例えば汚れた鼻腔を洗い流す力もありますしそれからあとアレルギーで起きたいろんな化学物質ですね。
そういうのも洗い流してくれるんですね。
ですから鼻うがいは治療の選択肢としていい方法だと思います。
副鼻腔炎の治療は薬。
鼻水の粘りを抑える薬と抗生剤が主に処方されます。
鼻詰まりがあり濃い色の鼻水が出る時は耳鼻科で診てもらいましょう
副鼻腔炎は重くなると大変なんです。
治療が…。
大変になってきます。
たかが鼻詰まりではもう片づけられなくなってしまうんです。
ひどい鼻のトラブルに見舞われた…
最初の異変は二十歳の時
冬に電車に乗る事があって寒い気温の所から電車の中の暖かい気温に入った時にすごく…「風邪をひいたのかな」ぐらいでしたね最初は。
風邪ひいた状態がずっと続くような感じで…
呼吸器科で診てもらったところせきの原因はせきぜんそくと分かりました。
せきぜんそくは気管支に炎症が起こり狭くなった状態。
ぜんそくの一歩手前です。
倉重さんはせきこんだ時は薬で抑える事ができました。
しかし鼻詰まりは治りません。
なんと…
甘いしょっぱい辛いは何となく分かるんですね。
…なんですけどどういう甘みなのかとかチョコレートの甘いなのかあんこの甘いなのかっていうその甘さの区別が分かりませんでした。
その当時倉重さんの仕事はパティシエ。
味やにおいは仕事に欠かせません。
パティシエを辞めざるをえませんでした。
倉重さんはにおいや味覚を取り戻すためにいくつもの耳鼻科に通いました。
そして知り合いの勧めで石井医師の診察を受ける事になりました。
石井医師は画像診断で倉重さんの鼻の状態を調べてみました。
するととんでもない事が分かりました。
これが倉重さんの顔の断面図です。
黒く見えるのが副鼻腔です。
本来ならば丸で囲った大きさがなくてはいけません。
ところが倉重さんの場合は副鼻腔が小さくなっていました。
赤い色で示した部分はたまった膿。
重症の慢性副鼻腔炎と分かりました。
石井医師は慢性副鼻腔炎を治せばにおいや味が回復し更にせきぜんそくもよくなると考えました
重症化する事も抑えられるので…。
そこで倉重さんは治療のチョイスをしました
それは内視鏡を使って副鼻腔にたまった膿を吸い出す手術です。
これが手術前後の画像です。
副鼻腔にあった膿がすっかり無くなっているのが分かります。
これで鼻詰まりも改善しました
退院して1か月が過ぎた頃
喫茶店の前を通ったんですけどもその時に…その香りが何年ぶりかに匂ったコーヒーの香りだったので…
そしてせきぜんそくの発作も減りぐっすり眠れるようになりました
今はもうその時とは…すごくささいな香りも花の香りとかそういうささいな香りも分かるので…5キロ太りました。
(2人)う〜ん。
よかったね〜。
何年かけて…映像で見たけどもほぼ副鼻腔の所が膿で…。
お仕事も辞めなきゃいけなかった。
パティシエだったんで味におい分からないのは致命傷ですから。
でもにおいは分かるんですけど味覚って舌じゃないですか。
どうして味覚まで奪われちゃうんですか?それは非常にいい質問で嗅覚においとそれから味覚味とは密接な関連があるんですね。
ですから嗅覚が悪くなってしまうと味との関連がなくなってしまうので微妙な繊細な味の感覚がやっぱり鈍ってしまうんですね。
手術をしたら味も香りも分かるようになってせきぜんそくの症状もあったんですけれどもそれも和らいだという事なんですよね。
せきぜんそくとも関係があるという事なんですね。
この病気はちょっと特殊なパターンなんですけども好酸球性副鼻腔炎という名前で今定義づけられています。
せきぜんそくとあるいはぜんそくですね。
ぜんそくと合併する率が非常に高くてですね。
今ありましたけどもね副鼻腔炎からまず治したとします。
そうすると炎症物質が副鼻腔炎で出てた。
せきぜんそくを起こしてたんですけどもこれが出なくなる。
止めれる。
そうするとせきぜんそくもよくなってそうするとせきぜんそくで出ていた炎症物質も出なくなって副鼻腔炎もよくなっていくサイクルに…。
お互い炎症物質を送り合ってたのをお互い送らなくなるから止まるっていうか…。
だからかなり密接な関係があるって事ですよね。
でも倉重さんが副鼻腔炎やせきぜんそくになったきっかけっていうのが…。
やっぱり背景はアレルギーだと思います。
花粉症とかいうここ周りのアレルギーだけじゃなしにほかの例えば食べ物の乳製品アレルギーとかアレルギー体質の人はやっぱりそうやって副鼻腔炎になる可能性が高い?アレルギー体質な方は可能性としてはあるんですね。
これただどういう手術かですよ。
本当本当。
気になる。
ここから手術前手術後でこんなになるっていう事は僕のイメージですよ。
やっぱりガンッと行ってそこから吸い込む掃除機みたいなのでズズズズズ〜ッていうイメージなんですけれども…。
これ見て下さい。
これを使うんですって。
これは自在吸引管っていうんですけども自由に曲がるんですね。
先をそうやって…。
こういうふうに曲げられる…。
わあ〜本当だ。
それで鼻の中からこう入れてたまってる膿の所にこう…。
これは内視鏡を使わないとできないです。
結構長さがありますね。
…って事は奥深いって事ですね。
空洞が。
空洞は結構大きいです。
この管で奥の方の副鼻腔通るとしたらどこぐらいまで入るんですか?鼻の中にこれ…。
このぐらい曲げると頬骨の裏側ぐらいまで届く…。
(星田浜島)はあ〜…。
実際Uの字型でこういうふうに入れてく。
痛みはありますか?通常は手術の時は当然全身麻酔です。
痛くないように…。
これおいくらぐらい?両方の慢性副鼻腔炎の手術の場合には大体1週間ぐらいの入院。
施設によって違うんですけど35万ぐらいですね。
なるほど。
そしてねほっしゃん。
浜島さん。
ここで終わらないんですよ副鼻腔炎が。
何ですか?まだあるの?これが一番のやばい症状っていうか一番大変な症状じゃないの?もっとひどいのが…。
もっとひどい?鼻詰まりどころかいろんな症状が出てきてしまうんです。
放ってると。
鼻詰まりが原因でとんでもない鼻のトラブルになった…
幼い頃から鼻詰まりに悩まされてきました
鼻詰まりの時の食事は…なので食べるもの…食べる事自体が楽しくない…。
そのため食事はパンおかゆ和菓子。
どれも軟らかくそれほどかまなくても済んでしまうものばかり選んでいました
ある日突然異変が池田さんを襲いました
頭を抱えてうずくまって「痛い痛い痛い…」。
更に歯も痛み始めました。
左の上の奥歯です
鈍器で殴ったような殴り続けられてるような痛み。
痛みに耐えきれなくなり歯医者に行ったところ…
「歯を抜いた方がいいです」って言われてもうこういう痛い生活は嫌だったので何も考えずに歯を抜きました。
歯の痛みはなくなりました。
しかし…
今度は口から上の目も含めた左側が全体がず〜っとず〜っと痛いっていう…。
眼球ではなくてその奥。
奥がグ〜ッてずっと痛い。
断続的に痛い。
さすがにこれはおかしい。
池田さんは久しぶりに耳鼻科で診てもらう事にしました。
画像診断の結果全ての原因が鼻にある事が分かりました
これが池田さんの鼻の奥の画像です。
左の副鼻腔に膿がたまっていました
それだけではありません。
何やら黒いものが映っています。
アスペルギルスというカビの一種が鼻の奥で繁殖していたのです
それがだんだん増えてって周りの神経とか血管を圧迫してそれで症状が出てる。
なぜ体の中でカビが広がったのか。
その原因は免疫機能の低下。
池田さんは満足な食事をとっておらず栄養不足で免疫機能が低下していたのです。
そのためカビを撃退できませんでした。
池田さんは治療のチョイスをしました
その治療とは?
池田さんの場合は中に膿とカビが入った状態で密閉された状態になってますから中にたまった膿とかカビをかき出したり吸い出したりするしかなかった…。
副鼻腔にたまった膿やカビを内視鏡で取り除く手術をしました
これは池田さんの鼻の断面です。
治療後は左側の副鼻腔がきれいになっている事が一目瞭然です
池田さん鼻詰まりが解消して変わった事があります
頂きます。
頂きます。
以前はできなかったしっかりかんで食事をする事ができるようになりました
今食事は楽しいです。
味わえる。
味わえるんです。
ゆっくりかむ。
かむ事もできるし…
(星田浜島)う〜ん…。
カビが生えてた…。
でもうってつけの場所ですねそう言われると。
湿度があって…?湿度温度もね。
やっぱり繁殖しやすい状況…。
そうですね。
おっしゃるとおり体温の温度ですから37度ぐらいで湿度は100%ですからもうカビ生えろという感じですよね。
ただ条件があるんですね。
普通の方はまず生えません。
やっぱり免疫機能が落ちてたりあるいは抗生剤を飲み続け過ぎたりあるいは糖尿病の方でやっぱりそういう方も免疫機能が落ちてたりする…。
なるほど。
そういうようなやっぱり何か全身の疾患でこういうところに生える条件がないと普通は生えません。
そのカビはいつも常に誰にでも…。
我々も吸ってる訳ですもんね。
空気中にある。
黒カビの一種ですからお餅の上にも生えてます。
ねえ。
誰もが吸ってる…。
例えば菌が多いようなちょっと不衛生な環境とかそういうのが影響する事ってあるんですか?やっぱり全身の体の…自分側の方でしょうね。
とにかく体の方なんですね。
糖尿病の方…割と私は経験ありますね。
糖尿病の方で生えちゃうとかですね。
あるいはステロイド剤っていうお薬を長期にわたってのまざるをえない方にこういったカビが生えたってケースも多々経験してます。
やっぱりそういうご病気を持ってる方はやっぱり気を付けなきゃいけないって事…。
これはやっぱりだんだん進行してきますし場合によっては目の上の症状とかですね。
急激に視力が落ちたりとか。
あるいは急激に髄膜炎になったとか。
死に至るようなケースもまれにあるんですね。
ですからこれはきれいに手術で取り除くのが一番ですね。
ただこれも…これはすごい手術でしょ?絶対にっていう…。
でもやる事はこの吸うのと同じ先ほどと。
これでいけるんすか?これと同じですね。
こう入れて吸い出していくんですね。
そのかわりに例えばカビをやっつける何か薬品的なものを逆に吹きつけるとかはないんですか?そういう事はない…。
歯の痛みもカビが原因だったんですか?慢性の炎症で周りの神経とかに影響を与えてたんですね。
サインは出てたんですね。
でもカビとは思わないですよ。
歯が痛いって普通に歯医者さん行っちゃうかも。
僕聞いた事あるんですけど副鼻腔炎っていうか蓄のうの方は周りの人が例えばにおいで気付くとか…。
本人は意外に気付かないケースがあるんですね。
これは嗅覚疲労といってにおいの神経ってすぐ鈍くなっちゃうんですね。
ご自身は鈍くなってますもんね。
だから全然自分は更に嗅覚障害といってにおいの神経そのものの機能が落ちてしまって嗅覚疲労があって。
だから自分は分からないけどパートナーの方とか周りの人が臭いよって言って初めて気が付く。
やっぱりそういうのも周りも気付くのも必要って事ですね。
とにかく副鼻腔っていうのはこれいろいろ起きるんですね。
鼻だけじゃないですから。
そうやね。
鼻詰まりここまでは副鼻腔が原因というところ見てきましたけれどねもう一つ今度は違うものがあるんです。
それが原因ではないってところ…。
はい。
空洞ではなくてこの鼻そのものが鼻詰まりの原因になってる…。
え〜っ。
これもね治したら一挙に長年の鼻詰まり解決したって方もいるんですよ。
40年以上鼻詰まりに悩まされてきた…
必ず耳鼻科に行ってました。
鼻詰まりは日常生活にも大きな支障を来すほどでした
寝る時というよりは寝てる時に鼻が…多分口呼吸してると思いますね。
熟睡はしてないかもしれないので帰ってくるとすごくどっと疲れが出るんですね。
まずは横になって休んでそれからよしって感じで動き出すみたいな。
何か酸素が行ってないのかなみたいな気がして疲れやすい。
浜さんは鼻詰まりを治すためさまざまな治療を受けました
初めに受けた治療は友達にこういうのがあるよって聞いてレーザー治療を受けました。
もう飛びつきましたね。
すごいよくなった人がいるって聞いたので…。
最初に受けたのは鼻の中の粘膜を焼く治療法
劇的によくなった感じがしてものすごくうれしかったです。
割と長く続いたんですけれども…。
一度焼いた粘膜は数年たつと元どおりになります。
浜さんは再び鼻詰まりに悩まされるようになりました
私から言わせれば…それがでもすごく…その人じゃないと分からないつらさというかあるんですね。
そして浜さんは違う治療を試みました。
それは鼻の中に薬を噴霧する市販の点鼻薬です
実際はもっと…結局持続するのが多分…持続っていうか自分で「あっ詰まったな」って意識するまでに多分30分ともたない…。
点鼻薬を使う回数が増えていきました。
点鼻薬の使い過ぎこれこそが鼻詰まりを悪化させる原因でした
浜さんは石井医師の診察を受ける機会がありました。
すると驚くべき事を言われました
ショックでした。
よくしてると思ったのにかえってそれが悪い結果になってたっていうのがびっくりしました。
これは鼻の粘膜の画像です。
左は正常。
右は点鼻薬を使い過ぎた人です。
点鼻薬を使い過ぎた人は粘膜が大きく広がっていました。
肥厚性鼻炎という状態に陥っていたのです
薬も駄目レーザーも駄目。
一体どうすればいいの?そこで石井医師はそもそも鼻詰まりの原因が何なのか鼻の断面の画像を撮って調べてみました。
その結果根本原因が分かりました
これが鼻の奥の断面です。
中央の白い線のように見えるのが鼻の奥にある軟骨です。
この軟骨が左右の鼻の穴を仕切っています。
でも浜さんの軟骨はS字状に曲がっています。
鼻中隔わん曲症という病気でした。
これがそもそもの鼻詰まりの原因だったのです
原因が分かっただけでもすごいうれしかったです。
「この野郎」と思いましたね。
フフフフ。
「私を苦しめやがって」と思いましたね。
そこで浜さんは鼻中隔わん曲症の治療を受ける事にしました
そのチョイスは鼻の軟骨を治す手術です
まず粘膜を切って軟骨を出します。
曲がった軟骨の一部を切り取りまっすぐにします
これが実際の手術の様子です。
白く見えるのが曲がった軟骨です。
内視鏡を使って切り取っていきます。
こうして鼻の軟骨のゆがみを治すのです
これが手術前後の鼻の断面を見た画像です。
鼻の軟骨の曲がりが治っています
浜さん鼻の具合はいかがですか?
スカッとしましたね本当に。
これが普通の人の感覚なんだって。
今までで感じた事がないこう…何て言うんだろう。
洞窟から出たみたいなそんな感じだったんですね。
わ〜っびっくりした…。
すごいね。
曲がってる部分を切って曲がってる要素の所を取ってまっすぐにするっていう…。
手術してました鼻中隔わん曲症。
手術前はこれだけ曲がっていた部分がこういうふうにまっすぐになると。
これで鼻も通ってますもんね。
こっち両方とも。
これで空気の通りがよくなると。
全然違う。
傷痕っていうのは残るんですか?残らないです。
全て鼻の穴の中で手術できますから全く分かりません。
それはいいですね。
これです。
はさみ…。
うお〜っ…。
あっここで切る…。
先端で切る。
はあ〜…。
これちょっと紙ぐらい…。
大丈夫です。
どんなふうな…。
こういう状態で入れます。
それでこう入れて…。
こういう切り口…。
この中に入ってます。
そっか!だからはさみみたいに直線切るんじゃなしに部分でこうやってカパッて…。
取れるんですね。
こういうふうに切れるようになってるのね。
非常に鋭いですね。
もう一回やりましょう。
こう切れちゃう…。
切った部分も持ってこられると。
これヤンゼンっていうんですけどとても安全にできるのでヤンゼン安全…。
わ〜っそれ言いたかった…。
前の晩から考えてきた…。
手術中言ってるんですよ。
ヤ〜ンゼンア〜ンゼンって。
言い尽くしてるんすねもう。
みんなが言うように連呼するという…手術の時に。
「はいヤンゼン」「ヤ〜ンゼン」と。
自分でね。
そもそもあの仕切りっていうのは要るんですか?もう全部取ってしまった方がいわゆるだから…6畳と8畳の部屋の壁取って14畳のワンルームにするじゃないけどここ仕切りは要る訳ですか?無くなると鼻潰れます。
あ〜…。
俺だって支えてないよ。
多分俺…。
えっ?僕の鼻ほら…。
えっ本当ですか!?いやいやほら…。
そんなに潰れるんですか?えっちょっと待って…。
すごいでしょ?ほら。
ハハハハ!押してみ押してみ。
うわっ!えっ…ない!軟骨がない!ないでしょ?ない!ちょっと待って…。
やってみ?ほんまに。
ペコペコやで。
うわ〜っ!すごい!いや軟骨はあるんですよ。
後ろの骨の部分が後ろに行ってるんで軟骨が…。
後ろにありすぎるんすか?ちょっと待って…。
すごいやろ?俺。
軟骨がない!これはいいんですか?いや悪くはない。
悪くはない?無理に押さないで下さいね。
すごい面白い!ほっしゃん。
そんなにまで持ってたんですか?だからみんなが鼻支える部分あるある言うてて俺ないのに何を言うてんねんって…。
あるあるみたいに言わんといてよ。
俺ないねん。
何にも支えてない。
だから曲がる心配一切ないもん俺。
わん曲する心配一切ない。
ああ面白い…。
これも先天性なパターンですか?こういうここがゆがんでるっていうの…。
生後間もなくの頃はあまり鼻曲がってないんですね。
だんだん大脳が発育するにつれてだんだんだんだん曲がりが強くなってくる。
ですからこれを文化人類学的に研究した先生我々の大先輩なんですけども猿人とか原人。
要するに我々人類の遠い祖先には大脳が小さくて鼻中隔わん曲症が非常に少ない。
脳がだんだん発達するにつれて前頭葉が大きくなってそれで脳の発育に負けて軟骨がゆがむようになった…。
進化によって起こりえる事なんですね。
ご自身の鼻ってどれぐらい曲がってるかとかあるいは曲がってないかって調べた事あります?ないですそう言われると。
ないないない。
石井さんに診てもらいません?
(星田浜島)診てもらいたい!診てもらいたい。
どうなってるのか。
では鼻の中の曲がり具合を診て頂きましょう。
お願いします。
お願いしま〜す。
失礼致します。
上向いたらいい?そのままで大丈夫です。
多少わん曲はあるんですけども。
見えるんですか?やっぱり。
でもそんなに問題な所見ではないですね。
え〜っ。
続いて浜島さん
これはまだ曲がってない方ですね。
結構まっすぐです。
本当?見て見て…。
見て見てって…。
何かいいんですか?見て。
あっまっすぐやね。
本当にきれいきれい。
まっすぐまっすぐ。
本当?僅か本当に僅かです。
全然ストレートに近い。
そうですか?
ほっしゃん。
浜島さんは鼻の大きなわん曲はありませんでした。
続いて小山アナウンサー
やってやってやってもらって。
これ曲げとかなあかんで。
アハハハハ!この流れ的には。
(笑い声)ちょっと失礼して…。
曲げるパターン…。
拝見致します。
さすがやな!さすが!うそ?本当に。
ここがですね下がこう曲がってるんですよ。
下…。
あっこっちのとこ…。
あっ分かった!「ら」みたいになってんねん。
そうそうそうそう。
「ら」ってなって…。
曲がってる〜!曲がってる曲がってる。
でもこれ9割の中の全然正常の範囲内…。
正常の範囲内?聞きました?ちゃんと。
正常の範囲内…。
病的じゃないですよ。
鼻が曲がってるって事が分かったら更に検査を受ける事になる?はい。
検査としては今みたいな鼻鏡検査っていうんですけどね診てあるいは画像診断といって内視鏡とかCTを撮る。
そうすると一発で分かりますね。
しかし今の鼻を広げて診てもらうっていうのはよくアレルギー性鼻炎とかあるいは花粉症の検査の時もやる事ですよね。
やりますね。
そういう時に確認して頂く事は可能なんですか?可能ですね。
診療の一部ですから。
ただ残念ながら花粉症の時は鼻そのものの粘膜が腫れてるのでなかなか鼻中隔わん曲まで診れない事も…。
そうか。
そこまではっきり見えないんですね腫れてて。
まずとにかく鼻詰まりで悩んでいる。
…で副鼻腔炎はない。
だけど長年どうしても解消しないという時は鼻の曲がり具合っていうのをまず診て下さいっていうふうに行けばいいんですね?そのとおりです。
まず耳鼻科で鼻詰まりの原因を調べてほしい。
鼻詰まりのチョイスというのを今日やってきましたけども浜島さんいかがでしたか?いや〜たかがと思ってたんですけどほっとくと本当に恐ろしい事になるんだなって今日分かりました。
急性副鼻腔炎私ダイビングの時なった時本当に痛かったんですよ。
あれが顔のあちこちで起こるって思っただけでもう恐怖?早くに手を打ってあの痛みを体験したくないと思いました。
ほっしゃん。
どうでした?やっぱり鼻ってある程度の通り道でその奥に副鼻腔っていうとんでもない大事な広いエリアがあるっていうのは今日初めて知ったっていうか…。
だからそれによって副鼻腔に膿がたまっていろんな命に関わる病気を引き起こす場合もあるし本当大事やって思いますよね。
だから「Nose」っていうのは漢字でいうと脳頭やね。
「のうず」って事やね。
すばらしいです。
すばらしいでしょ。
でも本当にそれだけ大事な…。
ちゃんと診て頂くって事が大事ですよね。
やっぱり鼻詰まりが2週3週とずっと続いた場合にはやはり一度耳鼻科に行って頂いて画像診断とかCTとか内視鏡とかですぐ分かりますからそういった診断をあおいでそのあと適切な治療を受けて頂いた方が長引かせないって選択肢になりますから是非症状が長引いた場合は早めに耳鼻科に受診されて頂きたいと思います。
それから長年鼻詰まりで悩んでる。
「子どもの頃からです」なんて方もいらっしゃると思うんですけどもそういう方もやっぱり改めて診てもらう事が大事?原因となってるものが何かっていうのを追求する事はとても重要ですから長年鼻詰まりで悩んでる方も是非もう一度改めて耳鼻科を受診されて正確な診断を受けて頂くと原因の対策から治療になりますから必要な大切な項目になると思います。
今までだって長年詰まってた鼻がパッて通るようになると全てが変わるやろね。
見え方が…。
パ〜ッとなるね。
正しいチョイスで是非すっきりして頂きたいと思います。
「鼻詰まり」でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
2015/10/31(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「あなどれない!鼻づまり」[解][字]

鼻づまりの原因を風邪やアレルギーと考えていると実は深刻な状態に陥っている場合がある。痛みに襲われたり匂いや味を感じられないことも。しっかり治すチョイスを紹介する

詳細情報
番組内容
鼻づまりの原因を風邪やアレルギーと考えていると実は深刻な状態に陥っている場合がある。痛みに襲われたり匂いや味を感じられないことも。しっかり治すチョイスを紹介する。【出演】星田英利、浜島直子、小山径アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】東京厚生年金病院耳鼻科部長…石井正則,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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