木々が色づき始めたこの季節。
ひっそりと湧く湯を楽しむには絶好のシーズン。
秘湯には今夜全国にある秘湯の中から…。
山の中に突如現れるまさに秘湯。
秘湯にはそこでしか味わうことのできない…。
向かったのは…。
五穀豊穣を願う神の山として知られ多くの登山客が訪れます。
目指す雨飾温泉は登山道の入り口に見えてくるのが秘湯の宿130年以上登山客を癒し続けてきました。
いらっしゃいませ。
まあ山小屋だね。
温泉のある山小屋…。
ご主人の斉藤さんが言うようにお目当てはこれから色づき始める紅葉です。
雪で埋まってしまうため冬は営業していないこの山荘。
登山シーズンには明治時代の梁をそのまま活かした部屋が迎えてくれます。
登山客も絶賛する秘湯がこちら。
体をつけた瞬間誰もが都会の喧騒を忘れるという都忘れの湯。
お風呂すらないのが当然の山小屋。
疲れを癒してくれる露天風呂があるのは登山客にとって最高の喜び。
長い旅路の末にたどり着く山あいの秘湯。
手軽に行ける温泉では味わうことのできない感動と静寂があります。
泉質が強いため温泉の成分をこまめに掃除しないと足もとがすべり危ないんです。
5月から10月いっぱいまで住み込みで働いている斉藤さん。
斉藤さんの思いが詰まったこの温泉にはお風呂だけ入りに来るお客さんも。
夜も明けきらぬ宿に明かりが…。
斉藤さんは毎朝この時間には起き朝が早い登山客のために朝食を作っています。
お客さんの要望があればもっと早く起きることもあるとか。
この細かい心配りが山好きの人に愛されてる理由です。
そして朝6時を過ぎると…。
お世話になりました。
はいどうもどうも。
気をつけて。
どうもいってきます。
また機会あったら来てください。
はい。
ありがとうございます。
心尽くしの朝食を食べた登山客は笑顔で雨飾山に登っていきます。
ありがとうございました。
彼らが目指しているのは標高1963m。
山の頂から拝める絶景。
日本百名山から見る大自然は格別です。
新潟の山あいにこんこんと湧く秘湯雨飾温泉。
これからも登山客の心と体を温め続けます。
このあとも海の中に現れる幻の秘湯から渓流沿いの絶景露天風呂までこの秋間もなく実りの秋を迎える山梨県甲府盆地。
秘湯を目指し到着したのは富士川の支流が流れる…。
人口わずか30人足らずの小さな里です。
この静かな山あいに佇む秘湯の宿が玄関をくぐると…。
山の動物たちがお出迎え。
秘境の風情が漂います。
この宿を訪れる常連さんは圧倒的に女性ばかり。
その理由は…。
女性客が絶賛するいで湯がこちら。
こんこんと湧き出る湯の音を聞きながら風情ある木の湯船に浸かればそこはもう別世界。
感じるのは大自然の息吹だけ。
これからの季節山々が真っ赤に染まります。
体を優しく包み込んでくれるのはとろとろとしたお湯。
まるで温かい化粧水に浸かっているよう。
この温泉のファンになった女性は口々にそう言います。
多くの女性を魅了する秘湯奈良田温泉。
この宿を切り盛りしているのが白根館の主人。
生まれも育ちもここ奈良田。
農業や林業を営んでいた父親が56年前自ら掘った温泉で始めた宿を継ぐ2代目です。
例えばこういうの。
硫黄を含む温泉と一緒にガスがふきだし…。
その修理もまたひと苦労。
そんな社長にはもうボロボロです。
実はご主人腕利きの猟師。
お客さんのため山に入って自ら新鮮な食材を調達しています。
山の恵みを満喫できる料理もこの宿の魅力。
近くの川で釣ってきた山女は燻製に。
イチオシは社長が仕留めてきた鹿肉のしゃぶしゃぶ。
サッパリとした口当たりでこれを目当てに来るお客さんも多いんです。
白根館は落ち着いた雰囲気のある内風呂もお勧め。
やわらかなお湯とヒノキの香りに包まれる贅沢な時間を味わえます。
ひなびた山里で出会える極上の湯です。
ご主人がぜひ見てほしい自慢の秘湯があるといいます。
早速連れていってもらうことに。
到着したのは山梨県と長野県の県境近くの一軒宿源氏の湯。
おう。
何積んできた?
(スタッフ)息子さんですか?そうです。
実はご主人もう1軒こちらの宿も営んでいるんです。
どうしても見てもらいたい秘湯。
それは宿を出て川のせせらぎを聞きながらつり橋を渡った場所にあります。
頬をなでる風を感じながらつり橋を渡ったところにその秘湯はある。
ご主人絶賛の秘湯がこちら。
大柳川を間近にのぞむ…。
清流は目の前で滝となってはじけとうとうと流れる湯の音と大自然のハーモニーを奏でます。
本館のとろっとした泉質とは違いさらっとした肌触りが評判。
温度が高くないので美しい渓谷をめでながらのんびりと入っていられます。
はるばる訪れた者だけが楽しめる大地からの贈り物。
時間はゆっくりと流れていきます。
羽田空港から鹿児島で飛行機を乗り継ぎおよそ3時間。
到着したのは…。
神が宿る島神秘的な大自然と独自の生態系は世界自然遺産。
手つかずの原生林は樹齢1000年を超える屋久杉が生い茂る癒しの空間。
そんな幻の秘湯がこちら…。
早速教えられた場所へ向かうと…。
海の岩場かと思いきや裸の人たちが。
そうここが磯の中から湧き出している幻の温泉平内海中温泉。
皆さんなんとも気持よさそうです。
全部で3つある湯船は混浴です。
400年前に発見されたこの温泉岩を手で掘り湯船を作ったといいます。
以来この区の財産として愛され大切にされてきました。
波の音を聞きながら熱い湯に身をゆだねる。
これぞ秘湯の醍醐味。
海と一体になれる温泉です。
でもなぜ1日に3時間しか入れないのでしょうか?その答えは海にありました。
時間が経つと波が湯船に押し寄せ…。
そうここは潮が引いている干潮の時にしか入れない温泉。
だから1日にわずか3時間しか入浴できないのです。
平内海中温泉は観光客はもちろん地元の人たちにも愛されています。
お母さんとはぐれた屋久島猿の赤ちゃんもこの温泉が大のお気に入り。
よしよし。
は〜い気持いいですよ。
こんにちは。
こんにちは。
(スタッフ)あらかわいい。
何ヵ月ですか?え?8ヵ月。
結構ここのは…温泉はいいですか?そんなにここ皆さん来られる?来ますよ。
実はこの温泉地元の人たちが自主的に管理しているんです。
入浴した人には協力金という形で心づけを入れてもらいその費用で維持しています。
集金などの管理をしているのが…。
管理人になって4年になります。
この仕事実はボランティア。
屋久島の温泉に育ててもらった恩返しをしていると言います。
海に日が暮れ始めると…。
今日は月に一度の風呂掃除の日。
島の人が協力してきれいにしているのです。
海水が入ってくるためコケが生え滑りやすいので丁寧に掃除。
更に岩川さんは湯船にあいた穴を見つけセメントで埋めていました。
細かい心配りも忘れません。
きれいに掃除をし丁寧に管理をして島の宝をみんなで守っているのです。
平内海中温泉にはこんな楽しみも。
月に何度かは夜にも潮が引き温泉に入れる日があるんです。
夜は満点の星空と…。
昼は青い海とひとつになれる海中温泉。
屋久島の秘湯はみんなに愛されています。
そう思ってます。
そう!秘湯中の秘湯とも呼ばれる大平温泉。
東京から新幹線でおよそ2時間。
山形県の米沢市にあります。
ん?車が停まっています。
そこには…。
実は大平温泉山道を…。
ようやく宿へと続く橋が見えてきました。
この吊り橋は大工さんが手作りで宿のためだけに架けたもの。
5人以上は危険なので一緒に渡れないという吊り橋を渡ると…。
秘湯の一軒宿滝見屋が見えてきます。
大平温泉は…。
この地に旅館を構えてから100年以上。
お客さんを迎え続けてきました。
重機もトラックも入れない山奥に建てられた一軒宿。
お目当ての秘湯は最上川の源流のすぐ横にあります。
その秘湯がこちら。
山道をひたすら歩かないとたどり着かない秘湯中の秘湯。
標高1,050mの山あいにこんこんと湧き出る温泉。
無色透明でほのかに硫黄が香ります。
古くから胃腸に効くといわれてきた名湯。
これから紅葉が見ごろを迎える大平温泉。
色づく山々に囲まれながら贅沢な湯浴みが楽しめます。
秘湯ファンの間では日帰り入浴も人気。
露天風呂には野趣溢れる打たせ湯も。
しかしこの秘湯が味わえるのはわずか半年。
雪深い吾妻山の麓にあるため冬場は営業できないのです。
そんな秘湯の一軒宿を営んでいるのが…。
そして娘で…。
もっと前かな?
(スタッフ)十何年前から…。
はい。
4代目として宿を継ぐ予定だったご主人を15年ほど前に亡くした女将さん。
5人の従業員がいますが若女将は朝から仕事に追われます。
露天風呂だけでなく内湯もあるため掃除だけでひと苦労。
なんでもやるんすね。
ハハ。
女将は宿全体を見るため細かな…。
掃除を終えると休む間もなく…。
はいいってらっしゃい。
お願いします。
は〜い。
そして山形の秋の味覚も登場。
地元の人も知らない泥の湯!母と娘親子で守る宿。
どうもどうもお世話になります。
いつもお世話になりまして。
ほんとですか?この日とりに来たのは…。
するとそれを荷台に載せ…。
なぜかコントローラーを手にしました。
実はこれ…。
(スタッフ)オーダーメイドで?そうですオーダーメイドです。
重たい荷物を持って山道を歩かないで済む。
里芋立派だから。
宿では夕食の準備が始まります。
手伝ってくれるのは地元のお母さんたち。
今夜は芋煮。
失礼します。
午後6時若女将は配膳に走り回ります。
はいどうぞ。
こちらが滝見屋の夕食。
山の幸を中心に女性ならではの気が利いた郷土の味が並びます。
山形の秋の味覚芋煮は醤油ベースの味付けで牛肉と野菜をたっぷり入れたおふくろの味。
心もほっこりとする素朴な味。
翌朝2人揃ってお客さんをお見送り。
たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。
うれしい時?いろんなことで。
バイバーイ。
山形の山あいに佇む秘湯の一軒宿。
歩いてしか行けない…だからこそ来てよかった心からそう思う名湯です。
日本一深いV字型の谷。
そのなかを縫うように走るのが宇奈月温泉から欅平までの10駅をおよそ1時間20分で走る黒部峡谷鉄道。
このトロッコでしか行けない深い谷に温泉好きをうならせる秘湯がありました。
山肌に沿うように伸びる切り立った細い道を歩くことおよそ20分。
ようやく黒部峡谷の秘湯黒薙温泉が見えてきます。
トロッコでしか行けない秘湯がこちら。
周囲360度黒部峡谷の大自然に囲まれた28畳もの広さを誇る混浴大露天風呂。
せせらぎに耳を傾けながら都会の喧騒を忘れ秘湯に浸かるまさに至福のひととき。
(警笛)黒部峡谷鉄道沿いには黒薙温泉以外にも多くの温泉が湧いており秘湯巡りを楽しめます。
終点欅平にもまた違った趣の秘湯が。
この駅から山を登っていくと見えてくるある看板が。
落石の危険があるので安全のためヘルメットを置いてあるんです。
険しい道を50分も歩かなければたどり着けない秘湯。
それだけ歩いても入りたい。
黒部峡谷鉄道の終点欅平。
その最も奥に位置する祖母谷温泉。
白馬岳唐松岳の登山道入り口に建ち登山客がよく訪れるこの山小屋。
黒部峡谷の深い谷間にあるので携帯電話は通じません。
質素な山小屋のようですが自慢はお風呂。
野趣あふれる露天の秘湯がこちら。
浮気性のおじいさんを捜しに山に入ったおばあさんが命を落としその怨念でお湯が湧き出すようになったと伝えられる祖母谷温泉。
湯量は毎分600リットルと非常に豊富。
無色透明のお湯はほのかに硫黄の香りが漂う単純硫黄泉。
腰痛やお肌によいと足しげく通う常連のお客さんも数多くいるそうです。
黒部の山々が美しく染まるこれからの季節は温泉も登山も絶好のシーズン。
登山者がその疲れを癒しに山小屋の秘湯へとやってきます。
姉さん女房の…。
家族3人で営む山小屋。
紅葉が鮮やかになるこの季節は嵐のような忙しさだとか。
そうですよね。
登山者が増える秋は店じまいまで毎日家族3人でフル回転です。
湯量が豊富な祖母谷温泉。
川沿いはどこを掘っても温泉が湧き出します。
更にここにはオススメの絶景ポイントも。
V字谷になってるでしょ。
まもなく紅葉の見ごろを迎えると黒部の五段染めと呼ばれる絶景が広がります。
黒部の深い渓谷に湧く秘湯。
冬がやってくるまでのあとわずかな時間訪れる人を待っています。
魅惑の秘湯が登場!そしてこのあとは海の中の絶景露天風呂やまさに天然のエステ!秘湯を超えた秘湯が登場!更に山道を2時間半歩いても入りたい秘湯の秘密とは?蝦夷富士として親しまれる羊蹄山。
早くも紅葉の季節を迎えた北海道。
ニセコアンヌプリも赤く色づき短い秋が急ぎ足で駆け抜ける。
そんな木々の生命観と荒涼とした岩肌が織り成す北の大自然を望む秘湯の宿。
その最高のいで湯がこちら。
昭和初期から湯治場として人々を癒してきた名湯を雄大な風景とともに味わう。
地底から湧き出たばかりの源泉かけ流しの温泉。
泉質はマグネシウムなど天然の栄養素をたっぷり含んだ酸性硫黄泉。
ゆっくり肌に染み渡るような滑らかな透明な湯は日ごとにその色を変えていく。
5色に輝いて見えるということから五色温泉の名がつけられたという秘湯。
夏は登山冬はスキー客がやってくるこの旅館の若き3代目が…。
こちらの美女はイケメン3代目の奥様。
只今ご主人とともに修行中。
お客さんへのメッセージにも…。
3代目女将。
以来3代目を継ぐべく修行の毎日。
そんな若い3代目を厳しくも温かく見守るのが現在の2代目であり父親の…。
札幌で働いていた雄治さんがニセコに戻ったのが20年前。
老朽化した宿を立て直した経験から秘湯の宿を切り盛りする厳しさを知る。
息子には仕事の難しさを知ってほしい。
そこで父は最近少しずつ大事な仕事を任せ始めた。
その仕事のひとつが温泉旅館の命でもある湯船の温度管理。
ちょっと熱い?はい。
100%源泉かけ流しのため注ぐ湯の量を調節し湯船の温度を適温に保たなければならない。
76℃の源泉の注ぎ込む量をバルブで調節し湯船を42〜43℃に保っていたのです。
翌朝父親がお湯の温度を確認してみると…。
温泉宿の命湯の温度。
息子に任せたら突然温泉がぬるくなってしまった!一体どうなる?雄大な北の大自然を望む北海道の秘湯五色温泉旅館の湯。
息子に任せた湯船の温度管理を父親が確認してみると。
湯船の温度を下げるためバルブを絞って注ぎ込む源泉の量を少なくしたはずが源泉の流れそのものが止まってしまったらしい。
父親曰く原因は息子が1ミリずつ調節すると言っていたバルブの開閉にあるのだという。
バルブを少ししか開けない状態が続くと湯花が詰まりお湯が出なくなる。
そのため一度バルブを全開にし詰まった湯花を流してから調節しないと湯船が適温に達しないのだという。
宿の命である湯を管理する難しさを痛感。
親父の背中は近いようでまだまだ遠い。
谷伝いに伸びるパイプを数百メートルたどるとその先にあるのが五色温泉の源泉。
この源泉の管理も難しい仕事のひとつ。
ハンマーでパイプの湯花を落とす息子。
その仕事ぶりを厳しくも温かく見守る父親。
冬を迎えると雪に覆われてしまうこの地域ではこれからの季節源泉の管理がいちだんと大変になるという。
ブラシ付きのワイヤーでパイプ内にたまった湯花を落としていく。
高温の源泉をまたいでの危険な作業だが怠ると宿へ温泉が届かなくなる。
たとえ雪が谷を埋め尽くしても源泉の状況は理解しておかなければならない。
五色温泉旅館。
親子の熱い情熱で守り続ける秘湯の宿。
やってきたのは湧き出る温泉が沼となった…。
そこでこの温泉を引き入れた施設が誕生。
大自然の息吹を感じる大湯沼の硫黄泉。
北の大地を優しくなでる秋風とともに味わう極上の湯。
今まで味わうことができなかったニセコの秘湯が体に染み渡ります。
晴れ渡った空のもと秋は登山冬はスキーの疲れを癒したい新秘湯。
しかしニセコの秘湯はこれだけではない。
地元ガイドに話を聞いてみると。
おぉえっ?大湯沼を囲む山の奥に地元でも知られていない温泉があるという。
そこへは荒れ放題の藪の中を進むしかない。
えっそうなんですか?北海道の山中に眠る秘湯がこちら。
背丈を優に超える藪をかき分け山を登ること30分。
そこにあるのが…。
自然が作り出した巨大な湯船で堪能する究極の天然泥湯。
静寂の中で響く湧き出す温泉の音をBGMに幻の秘湯を味わう。
温泉成分をたっぷりと含んだ天然の泥で泥パック。
さながら大自然の中のエステサロン。
きめ細かい泥が優しく滑らかに肌を覆う。
豊富な硫黄成分がツルツルの美肌をもたらしてくれるという。
全身くまなくリフレッシュ。
大自然の中幻の秘湯で肌も心も癒やされる。
北海道の山中。
人目を忍ぶように存在する温泉の沼。
那須岳を望む標高1,470mの山中に江戸時代からひっそりと続く温泉郷があるという。
ふもとから温泉宿へのアクセスは登山道だけ。
三斗小屋温泉を目指すにはもれなく約2時間半の山登りを行わなくてはならない。
標高が高くなるにつれ周りの木々は姿を消し目の前には茶臼岳の姿が。
目指す三斗小屋温泉はここ茶臼岳を登るのではない。
え〜っ!登りから一転今度はこの崖を下りていかなければならない。
急斜面の細い尾根道。
思わず足がすくむ。
あ〜!ようやく三斗小屋温泉に到着。
そこにあるのはまるで映画セットのようなレトロな空間。
このエリアに2軒ある宿のうちまず訪れたのは…。
客室は秘湯の宿らしくシンプル。
家庭的でほっとできる料理も魅力。
そして自慢の湯がこちら。
2時間半歩いてでも絶対に行きたいと評される三斗小屋温泉の秘湯。
まさに秘湯と呼ぶにふさわしい野趣溢れる圧巻の露天風呂。
鎌倉時代に発見されたといわれる温泉はどんな病をも治すと伝えられてきた。
今なおその泉質に惚れ込む客も多い。
山あいの静寂と上質な湯が2時間半の行程で失った体力と気力を満たしてくれる。
三斗小屋温泉にあるもう一軒の温泉旅館が大黒屋。
大黒屋は…。
山岳信仰により茶臼岳へと向かう参拝者が登山前や登山後に利用。
湯治客も多かったという。
建物は明治時代に建てられてからそのままを利用。
歴史的にも貴重な宿。
明治の日本に思いを馳せながら静かに過ごしたい宿。
150年続く秘湯がこちら。
その高い効能から明治時代には湯治場として名を馳せた大黒屋の湯。
湯船も当時使われていたまま現存。
肌にまとわりつくようなとろみを帯びた湯。
そして少々高めの温度が体を芯から温めてくれる。
草津などの湯治場を回った人々が最後の仕上げに訪れたという大黒屋。
肌に優しい泉質も窓から聞こえる森のざわめきも昔のままだそう。
たどり着く苦労を乗り越えた者だけが味わえる贅沢なひととき。
全身で堪能したい。
雨のなか宿までの坂道を黙々と登る男性の姿が。
足もとの岩をもろともせず背中いっぱいの荷物を背負って進む。
こちらは大黒屋…。
これは山奥の秘湯宿ならではの大切な仕事。
ふもとの町から1時間以上かけて宿に荷物を運ぶ。
この日の荷物は軽いとはいえ20キロ以上。
山道を1時間以上かけて登ることを考えてもかなりの重労働。
休む間もなく荷解きが始まる。
生ものや野菜は多めに運んでも傷んでしまうため忙しいときは毎日運搬が必要。
玄関先で宿泊客を出迎えて案内。
5代目主人根沢さんの仕事は膨大。
食材には運び上げたものの他に主人自ら山で採ってきた山菜やキノコなども使われる。
繁忙期以外は根沢さんと田畠さん2人で宿の全仕事をまかなっている。
男二人の厨房だがもちろん料理を怠ることはない。
湯治場の名残で食事は1人前ずつの膳を部屋まで運ぶ。
限られた食材をやりくりして作るおもてなし膳。
この季節はご主人が山で採ってきた旬のキノコが碗を彩る。
どこか懐かしい食事風景。
宿は自家発電のため…。
客が寝静まったあと始まるのが風呂場の掃除。
ひたすらブラシで磨き上げる。
実は田畠さん19年前の登山で大黒屋に宿泊。
その時宿と風呂に感銘を受けたのがきっかけで今では住み込みで働いているという。
働く人々のたゆまぬ努力が明治から続く名湯を支えている。
宿の朝は早い。
午前5時の朝食準備に始まり客を送り出したら館内の掃除が始まる。
不便な分人間が手をかける。
こうして150年代々山の自然と向き合いながら宿を守ってきた。
明治時代の建物。
透き間から舞い込んだホコリが積もってしまうそう。
そのため拭き掃除も毎日の作業。
とにかく入念に細部まで拭き上げる。
老舗を受け継いだ者の使命感なのか?働く人々の努力により150年経った今でも床はピカピカのまま。
150年人々を癒してきた湯の歴史は湯を支える人たちの歴史でもあったのです。
田沢湖のほとりから見える標高1,478mの乳頭山の麓にその秘湯がある。
田沢湖駅から車を走らせること40分。
その秘湯は乳頭温泉郷の最奥にあるという。
ブナ林に囲まれた道を進んだ先にあるのが…。
標高およそ800mの山あいに位置する…。
かつては農家の人々の…。
温泉宿。
屋根は日本の原風景を感じさせる茅葺き。
開放感抜群の秘湯がこちら。
なんとも味のある東屋に湯をたたえているのが宿自慢の混浴露天風呂。
硫黄の香り漂う乳白色の湯はやわらかくしっとりと肌に染み込んでいきます。
湯温は高くないのでゆっくり楽しめ体を心から温めてくれます。
大自然に抱かれたいで湯は開放感抜群。
心も体も癒してくれる黒湯温泉。
多くの秘湯好きも納得。
(スタッフ)結構汗かいてらっしゃいますね。
味わい深い湯船で極上の湯を堪能できる黒湯温泉。
同じ敷地内にありながら源泉が多数あるためお風呂によってわずかに泉質が異なるそう。
豊富な泉質の湯で癒されながら季節の移ろいを感じることができるのも黒湯温泉の魅力の一つ。
秋にはまさに今が見ごろの紅葉。
まもなく迎える冬はいちめん白銀の世界ですが豪雪地帯のため…。
ここは乳白色の湯に魅せられ遠方からも多くのお客がやってくる。
落ち着きのある純和風の客室からは女将も胸を張る宿の自慢に触れることができる。
こちらです。
これ源泉なんですか?そうです源泉です。
宿の目の前に見える…。
ここ黒湯温泉は…。
湯上がりの体をしばし冷ますのに絶好の休憩場所です。
ある日の朝黒湯温泉の湯畑に男性の姿が…。
黒湯をたった1人で管理する湯守です。
湯守である草薙さんの一日は湯の温度確認から始まる。
黒湯はいくつもの源泉が一つの湯畑をなしていてそこから各湯船に湯を運んでいるという。
休む暇はない。
湯花が堆積すると湯の流れが悪くなり…。
そのため湯花をかき混ぜ湯の底を平らにしていたのです。
パイプの中で固まり始めた湯花を金槌で叩いて落とす。
とはいえ広い敷地に引かれたパイプの全長は1km以上。
そのどこで詰まっても温泉が出なくなってしまうため毎日のパイプ清掃も欠かせない。
湯と一緒に流れる大量の湯花。
この温泉の上質な泉質を物語る。
草薙さんの仕事はまだまだ終わらない。
黒湯温泉は24時間入浴可能なため温度管理は深夜も行わなければならない。
夜中は4時間おきに確認するため1日の睡眠時間は4時間程度。
還暦の草薙さん。
なぜここまでできるのでしょうか?ここで生活されてるんですか?はい。
はい。
ただそれは…。
黒湯温泉を守っているのは湯守の草薙さんだけではない。
夕食準備中の厨房を覗くと…。
いい?調理には近所のベテラン主婦がパートで参加。
すみませんお願いします。
料理を運ぶのは…。
はいすみません。
手作りの温かみを感じる厨房で作られる料理はどこか懐かしい。
しかし黒湯温泉に来たらもうひとつ楽しみたいものが。
そうなんですか。
ええ。
山の中の絶景露天に感動!「どうしても入りたい!ニッポンの秘湯ベスト10」。
秘湯宿の女将が教える更なる秘湯。
地元の人でも知っている人は少ないとか。
舗装されていない道をひたすら進む。
岩が転がる山道を登ること40分。
その秘湯はようやく姿を見せる。
秘湯の更に奥にある秘湯がこちら。
山中にひっそりと佇む乳白色の湯船。
間近で流れる沢の音が野趣あふれる露天風呂を演出。
何もさえぎるものがない自然と一体になれる時間。
こんこんと湧き出る白濁の湯はとろみを感じるほど肌触りもなめらか。
この野湯にたどり着けた人には極上の癒しというご褒美が待っています。
木々の葉が色づき始めた北アルプスの山あい。
景色を眺めながら山の奥へ歩みを進めていくと…。
現れるのがかじかばしと名づけられた吊り橋。
実はこの橋宿の主のほぼ手作りだという。
45mある吊り橋を渡りきると見えてくるのが45年間秘湯を守り続ける…。
もともとは北アルプスの山々に登る登山客の疲れを癒すため小さな山小屋から始めたというこの宿。
今でも宿泊客の半数以上は登山客。
登山帰りに疲れをとるもよし。
登山前に英気を養うもよし。
そんな山の宿の秘湯がこちら。
自慢の露天風呂は…。
清流蒲田川のせせらぎに耳を傾けながら360度見渡すかぎり緑の大パノラマを堪能。
晴れた日には雄大な北アプルスの景色を独り占めできます。
この露天風呂の魅力は天気が悪くても十分に堪能できること。
周辺の森にモヤがかかり神秘の世界へといざなわれた感覚に。
優しい湯のぬくもりが訪れた者すべてを包み込んでくれます。
この24時間入ることのできる湯を守っているのが2代目主人の…。
(スタッフ)このお風呂はなくなっちゃうんですか?雨が降ると。
なくなるっていうか…。
ふだんは穏やかなせせらぎの蒲田川だが…。
一転大雨のときは大自然が牙をむき露天風呂を飲み込んでしまう。
しかしどんな状況になっても…。
絶景風呂を楽しみに山奥まで来てくれるお客をガッカリさせたくない。
その思いが活力源。
岐阜の名湯奥飛騨新穂高温泉。
辺りには街灯がほとんどないため湯船に入りながら夜空を見上げるとそこには満天の星空が!アルプスを望む絶景のいで湯は神秘の世界も体感できる秘湯でした。
いよいよ栄えある第1位の発表。
極上の海鮮料理と出会える秘湯。
最高でした。
たどり着いたのは…。
旅情を誘うひなびた駅前。
ここからは送迎バスで向かいます。
日本海を望む岬の先端に建つ一軒宿が…。
その名を全国に轟かす秘湯宿。
いらっしゃいませ。
こんにちは。
そうですね。
客人をゆったりともてなす和のしつらえ。
そしてこの客室最大のポイントが…。
窓を開ければ目の前に広がる日本海の眺め!客室はすべてオーシャンビュー。
全国の人を虜にする秘湯がこちら。
旅人の心と体に染み入る茶褐色の湯。
そして湯船から眺める景色は大海原!これぞ岬の先端に位置する秘湯ならではの絶景。
湯浴み後いつまでも続く体の中のポカポカと心地よい潮風。
まさに海との一体感が味わえる不老ふ死の名物風呂。
人々が足を運ぶ理由がこのいで湯にはある。
厨房をのぞくとお弁当作りに励む若女将の姿が。
ご主人にお弁当を届けるとのこと。
そこで若女将が向かった先は…。
深浦町はマグロの漁獲高は県内一。
そう宿自慢の魚料理は漁師であるご主人の獲物。
気をつけてね。
バイバイバイバイ。
いってらっしゃい。
父が檄を飛ばすのは…。
船に乗って8年目。
まだまだ新米。
う〜ん…うん。
定置網の引きあげ。
季節によってあがる魚が変わりますがこれからの時季オススメはブリ。
作業のあとは親子で若女将の弁当ランチ。
午後も定置網を引きあげ港へ帰還。
秘湯の宿とは思えない食事の秘密はご主人がその日獲った魚。
ほんと新鮮ですよね。
ほんとですよ。
この日の目玉はブリ。
上品な脂の甘みと食感のバランスが絶妙な近海もの。
料理長もうならせる新鮮な海の幸を堪能。
生きたまま膳に並ぶアワビ。
先ほどのブリをはじめとする近海で獲れたての新鮮な刺身。
豪勢な海の幸が饗される。
絶品海の幸に舌鼓を打つ秘湯の宿。
どのお客もご満悦。
お刺身が。
うん。
やはり海の幸ですね。
宿の人気を支える漁師であるご主人。
宿を切り盛りする若女将。
家族で支え合う宿。
このあと不老ふ死温泉のいちばんの売り!夕日が輝く露天風呂に感動!「どうしても入りたい!ニッポンの秘湯ベスト10」。
岬の先端に佇む一軒宿。
日本海沿いの露天風呂まで徒歩で向かう。
お目当ての露天風呂まではもうすぐだ。
絶景に心奪われる秘湯がこちら。
不老ふ死温泉の特徴である茶褐色のいで湯。
ともに楽しむのが日本海を間近で望む絶景。
潮騒に耳を傾けながら波打ち際での湯浴み。
秘湯らしい情緒をかき立てる鉄分を豊富に含んだ湯。
温泉と海の色のコントラストも魅力。
どこまでも続く大海原の眺めと癒しのいで湯。
全国の秘湯ファンも…。
不老ふ死温泉を語るうえで欠かせないのが夕暮れ時。
皆さんのお目当ては一面を赤く染める夕日。
こちらが露天風呂からの夕刻の眺め。
徐々に朱に染まっていく空と海。
この夕景を拝むため人々が全国から集まるのです。
もうほんと温泉に入りながらの夕日は最高だよね。
最高でしたね!もう最高です!日の入りを見れて最高でした。
これが目的でしたので。
すばらしかったです。
この秋どうしても入りたい!ニッポンの秘湯ベスト10。
皆さんも秘湯に足を運んでみては。
2015/10/31(土) 19:00〜20:54
テレビ大阪1
土曜スペシャル「この秋どうしても入りたい ニッポンの秘湯ベスト10」[字]
秋は温泉…2時間登山して辿り着く秘湯、冬期閉鎖…季節限定の秘湯、ある時間帯しか入れない秘湯…全国の絶景極上湯が登場!温泉の湯守や女将に密着。入浴は人気グラドル達
詳細情報
番組内容
今回はランキング形式で「ニッポンの秘湯ベスト10」を発表!(※ランキングは番組調べ)2時間以上の登山の末辿り着く秘湯、冬には行けない季節限定の秘湯、潮の満ち引きによって数時間しか現れない秘湯など…その魅力をたっぷりご紹介。さらに、湯を管理するプロフェッショナル“湯守”や、宿を守る主人や若女将など、秘湯で働く人々にも密着!苦労してでも絶対に入りたい!秘湯の魅力を探ります!
ランキング候補地
ニセコ温泉(北海道)
不老ふ死温泉(青森県)
乳頭温泉(秋田県)
大平温泉(山形県)
雨飾温泉(新潟県)
三斗小屋温泉(栃木県)
新穂高温泉(岐阜県)
祖母谷温泉(富山県)
奈良田温泉(山梨県)
平内海中温泉(鹿児島県)
つづき
入浴は人気のグラドル(橋本マナミ、岸明日香、祥子、矢吹春奈、神室舞衣、片山萌美、小間千代)が担当!果たして、どの秘湯が1位に輝くのか!?
出演者
橋本マナミ、岸明日香、祥子、矢吹春奈、神室舞衣、片山萌美、小間千代
番組概要
全国各地の名所や絶景スポット、さらに名湯・秘湯、旬の味覚&人気の宿まで…毎週様々な企画で送る旅バラエティー番組です!
関連情報
≪番組で紹介した情報はこちらから!≫
http://www.tv-osaka.co.jp/
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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