(最終回)テディ・ゴー! #04【激動の最終回!真犯人は誰?そしてクマ刑事の運命は?】 2015.10.31


(康雄)「俺は見た。
犯人はあいつだ!」
(吉住)何だ?これは。
(和子)「よ〜し〜ず〜み〜」
(吉住)ひい〜!
(和子)「フッフッフッフッ」
(和子)《このクマをお父さんだと思って呼び掛けてほしいの》《杏ちゃんお願い》《杏ちゃんの声ならお父さんに届くかもしれない》
(吉住)なぜだ!?切り裂いて捨てたはずなのに。
「お前だけは許さんぞ〜!」
(康雄)《「う〜ん。
いまいち迫力が足んねえんだよな」》《「お前だけは許さんぞ〜!」》《「もっと腹から声出せ腹から」》《「そんなんじゃな吉住を追い詰められねえぞ」》《っていうか吉住さんが犯人だったなんてヤッサン見間違いじゃないの?》《「ああ。
何てったってなこの目で見たんだよ」》《「俺を切り裂くあいつの顔を」》《根拠がそれって…》《推理ドラマだったら100%たたかれてるよ》
(康雄)《「あとはあれだ。
ワインボトル」》《「冬野が入手経路を調べたら吉住に行き着いたからな」》《「本番では本物そっくりのボトルを用意してあいつをビビらせてやるぞ!クックックッ」》《あ〜回りくど〜》《「俺の『どーん』という合図でそのボトルを吉住の前に持ってくんだよ」》《えっ?私が?》《無理無理無理…》《だいたい陰に隠れてせりふ読んでんのに見られたらまずいでしょ?》《「安心しろよ」》《「取って置きのもんがあんだよ」》フゥー。
何が取って置きよ。
(せきばらい)「高井夫妻を殺害した犯人…」「それは…」「お前だ〜!」
(吉住)くそ!「裏口入学の斡旋をしていたお前はそのことに気付いた高井夫妻を口封じのために殺害した」
(吉住)誰だ!?どこに隠れてやがる!?「お前は高井夫妻に2人の結婚記念日を祝ってワインボトルを贈った」「ただしあらかじめ睡眠薬を仕込んでおいたものをな」「結婚記念日の夜陸君が疲れて眠ったころそのことを知りもしない高井夫妻は何とお前にもらった睡眠薬入りのワインを飲んでしまった〜」
(康雄)「いいぞ和子。
調子乗ってきたな」「あ〜吉住」「お前は眠ってしまった高井夫妻を近くに止めてあった船に運んだ」
(康雄)「うん?吉住?」「そして自殺と見せ掛け…」
(康雄)「和子ヤベえヤベえ!」「バレちまう!」「殺したのだ〜!」
(康雄)「和子ヤバい!」「何だ違えのか」「靴が見つかっちまった。
台本変更だ」「先に靴の説明を」
(ワインを飲む音)
(康雄)「和子?」
(ワインを飲む音)あ〜。
(康雄)「おっ…おいどうした?」どーん!
(康雄)「えっ?」どーん!
(康雄)「えっ?」
(吉住)あなたは…。
証拠のブツなら揃ってんだよ〜。
ほ〜らよっと。
(吉住)あっ。
(康雄)「おっ…お前飲んだんだな?」
(吉住)なぜこれが!?海に落ちたはずなのに…。
バーカ!本物なら警察んとこだ。
(康雄)「和子…」だいたいドジ過ぎんだろ。
証拠品海に落とすとか…。
違う!処分しようと思ったんだ。
なのに…。
(吉住)《陸君それをこっちに渡すんだ》《おい!》
(吉住)チクショー何でこんなことに…。
(いびき)
(吉住)話を聞け!
(くしゃみ)だいたいよぉ衣装は暑いしせりふは長えし干からびるっつうの。
おい。
おいそこのクマ。
何させてんだよ!
(康雄)「あれ?」あ〜。
(康雄)「おいおいおい…台本破んなよ!」「あ〜!おっ…俺の努力が…」ハァー。
もういいだろ?犯人は吉住。
以上。
(康雄)「かっ…和子。
せっ…せめて靴の説明だけでも…」うっ…。
(康雄)「おい」「おい和子。
何やってんだお前」うう…。
(康雄)「おいやめろやめろ!うお〜!」オエ〜。
(康雄)「汚えな…。
うわ…」
(吉住)あのボトルが警察の手に…。
(吉住)もう終わりだ…。
(康雄)「吉住あの新品の靴はな夫妻がお前に新しい一歩を踏み出してほしくて…」ただ幼い弟のために…。
金さえ稼げればよかったのに…。
高井夫妻の遺留品です。
(康雄)「和子?」でも高井さんの靴にしてはサイズが大き過ぎるんです。
(康雄)「あれ?もうお前酔いがさめたのか?」あなたの靴のサイズと同じじゃありませんか?高井夫妻は心からあなたの更生を願っていた。
(高井)《自首しろ》《ひとまずこのデータは預かっておく》なのにあなたは口封じのために2人を殺害した。
でも結局そのUSBメモリーはどこにも見当たらなかったんですよね?あれ?あれ?台本は?
(康雄)「お前がさっき破り捨てたんだろう」えっ?あ〜。
あっまあでもあとはあれかあの吉住さんにヤッサンが殺されるっていうくだりだけね。
(康雄)「あっさり言うなよお前。
肝の部分だぞ!」・
(ドアの開く音)
(康雄)「うん?」
(大橋)一件落着ですね。
(冬野)はい。
無事に解決して何よりです。
(康雄)「まだだ!俺が殺されたくだりの説明が…」何言ってるんですか。
全ての黒幕は…。
嫌〜!いやぁ本当に素晴らしい謎解きでしたよ。
どういうことですか?もう無駄ですよ。
証拠のワインボトルが警察の手に渡ってしまいました。
それで困るのは君だけだろ?えっ?
(大橋)僕は何もやってない。
そっ…そんな。
全てあなたの差し金じゃないですか!
(康雄)「なっ…何だと!?」
(冬野)まさか天野さんを殺害したのも…!?殺害?大げさな。
ちょっと小突いただけですよ。
(康雄)《うわっ!》《ああー!》
(康雄)「貴様!」あなたたちも今夜ここで消してさしあげますよ。
全ての罪を吉住君に負わせる形でね。
(康雄)「大橋てめえ…」正義感は時として死を招く。
おとなしくしてればいいものを。
(かむ音)
(大橋)痛たたた!バカ者!
(康雄)「和子!」天野さん!
(康雄)「うん?あっ」「和子右足で左足をかくんだ」はあ!?
(康雄)「バディ時代の合図だ」「冬野の合図で思いっ切りしゃがめ!」
(康雄)「いいから俺たちを信じろ」ああー!
(冬野)あっ。
(大橋)あっ?
(大橋)痛い!ああー!ああー!痛い痛い…痛い!あー!痛て。
ああー…!ハァー。
助かった〜。
(康雄)「ヘッこんなもんだ」ヤッサン見てただけでしょ。
あ〜。
これテディの中に入ってたの。
(沙樹)あっ。
だから陸お尻ばっかり触ってたんだ。
子供は小さいころ何でも口に入れようとするから一番身近な物に入れておいてあげたかったんじゃない?
(陸)クーちゃん。
(陸)クーちゃん。
(沙樹)今しゃべった?ちょっ…ちょっと先生呼んでくる。
うん。
クーちゃん。
わ〜上手!
(康雄)「おい」「俺は爽やかなブルー色だぞ」どうする?クーちゃん青がいいって。
あっ。
あ〜!USB!
(康雄)「なっ…何でこんなとこに?」クーちゃんどうぞ。
えっ?くれるの?ありがとう。
あっでも陸君。
クーちゃんもう1日だけ貸してほしいの。
ちょっとやり残したことがあるんだ。
(康雄)「うん?」
(杏)今度は何ですか?お父さんが最後に杏ちゃんと話したいって。
ハァー。
まだそんなこと言ってるんですか?
(康雄)「ほら見ろ」お邪魔しまーす。
(康雄)「お前何たくらんでんだよ」
(杏)無理ですよ。
(康雄)「仕方ねえな。
おい和子ちょっくら俺をたたいてみろ」えっ?
(康雄)「何よりもたたくときの強さが大切なんだよ」ああ。
失礼します。
(康雄)「くるん」
(康雄)「痛っ。
バカ野郎強過ぎだよ」あっ。
(康雄)「痛っ。
なっ…何か違うな」「もう少し手首使えよ」手首?
(杏)いやちょっ…どっ…どうしたんですか?ちょっと待ってて今たたき方の練習してるから。
(たたく音)
(康雄)「痛っ」
(たたく音)
(康雄)「違えよ」
(たたく音)
(康雄)「おっ!お〜」「よーしそれだ」「その強さでもう一度さっきの場所をたたいてみろ」うん。
フゥー。
ほっ。
ほーう。
(康雄の生唾をのむ音)
(・『愛の夢第3番』)嘘…。
(康雄)「よし」お父さん仕事が大変なときいっつもこの曲聴いてたんだって。
えっ?あの父が?
(康雄)「バッ…バカ野郎適当なこと言うんじゃねえよ」杏ちゃんのピアノのコンクールも仕事の合間を縫って応援に駆け付けてたみたいだよ。
(康雄)「おーい」照れくさくって杏ちゃんには内緒にしてたみたいだけど。
そんな…。
(康雄)「なっ…何だよ」うん。
「杏」「さみしい思いばっかりさせたな」えっ?
(康雄)「おい和子」お父さんが。
「悪かった」
(康雄)「和子」ありがとう。
(康雄)「杏…」CDコンポ直してくれて。
(康雄)「杏…。
うう…」
(康雄のすすり泣く声)
(杏)でもこの曲以外は…。

(・『太陽にほえろ!メインテーマ』)・
(康雄の『太陽にほえろ!メインテーマ』の鼻歌)これで心置きなく成仏できる?
(康雄)「おかげさんでな」・
(冬野)できました!では…。
真ん中に天野さんを。
(康雄)「俺は天国に行くんだぞ」「宇宙には行かねえぞ」いやそう何度も言ったんだけどさ。
(冬野)・「えんや〜おまーしんか〜」・「ひっつぐぱんつか〜」・「ゴンサンゴンサン」・「う〜はいはい!」・「ゴンサンゴンサン…」天野さん。
やっと俺の姿が見えたか。
しゃ…しゃべった…。
きっ…聞こえるぞ…。
(康雄)事件が解決できたのは他でもねえ。
和子のおかげだ。
ヤッサン。
(康雄)その…。
色々ありがとな。
ちょっとくらい報酬ちょうだいよ。
お金じゃ買えないもの得ただろ。
プライスレスってやつだ。
ハハハ。
和子。
人生つまずいたって笑われたっていいだろ。
恐れずに信じた道をがむしゃらに突き進め。
はいはい。
死なない程度にね。
ったくよ。
(冬野)天野さん。
刑事人生お疲れさまでした!和子さんも。
私刑事じゃないし。
達者でな。
さよならヤッサン。
ありがとうヤッサン!見えたぞ!ついに見えたぞ〜!ヤッベえ見えた!見えたぞ!ヤッベえ!ヤッベえ見えたぞ!天野さーん!天野さん天野さん見えたよ!見えた〜!わ〜!
(厚子)和子。
うわ〜!もう!何!?
(板前)ありがとうございました。
へいらっしゃい。
・へいらっしゃい!
(板前)どうぞ。
(冬野)和子さん。
テディ陸君に返してきました。
これここ置いときますね。
ありがとうございまーす!法被姿カワイイですね。
カワイイ?ああ…。
今は地道に洗うのみです。
うーん。
いい匂い。
(男性)「ったく近えなぁ」えっ?
(男性)「よお俺だよ」えっ!?
(康雄)「どう考えてもフィクションだろ」2015/10/31(土) 23:40〜00:05
関西テレビ1
[終]テディ・ゴー! #04[字]【激動の最終回!真犯人は誰?そしてクマ刑事の運命は?】

真犯人が遂に明らかになる最終話。和子とテディは鮮やかに犯人を追い詰めるために、ある計画を立ち上げ…そして、役目を終えたクマ刑事・康雄の運命はいかに?

詳細情報
番組内容
 何者かに盗まれた後、バラバラになった姿で発見されたクマの編みぐるみ。発見した山瀬和子(森川葵)は必死に編み直し、天野康雄(哀川翔)復活のため、テディに呼びかけて祈ってほしいと娘の天野杏(永野芽郁)を訪ねる。そのおかげで無事に康雄の魂がテディの中に戻ってきた。バラバラにされた当人である康雄の証言により犯人がわかり、その人物を呼び出すことに。
 ある夜、呼び出された人物が高井塾に入ってきた。
番組内容2
すると暗闇に、頭に三角巾を付けたクマが浮かびあがる。びびるその人物に、クマは高井夫妻を殺したのはお前だと詰め寄っていく。…が、実は戸棚に隠れている和子が釣り竿でクマを吊るし、康雄が作った台本を読み上げていたのだった。康雄が書いた、これまでの捜査から導き出した殺害理由を延々と話し続けていく和子だが、緊張と暑さから喉が渇き、最後に証拠品として犯人に突きつけるはずだったワインボトルから
番組内容3
ワインを飲んでしまう。
 事件が解決に向かったと思った矢先、和子の身にまさかの事態が…?
出演者
森川葵 
平岡祐太 
松尾諭 
小柳友 
六角慎司 
峯村リエ
 / 
哀川翔
スタッフ
【原作】
加藤実秋「アー・ユー・テディ?」(PHP文芸文庫) 

【脚本】
大北はるか 
阿久津朋子 

【主題歌】
「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」チームしゃちほこ(ワーナーミュージック・ジャパン) 

【プロデュース】
高田雄貴 

【演出】
西坂瑞城 
田中峰弥

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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