クソジジイ!
(マーヴィン)クソジジイと言いやがった。
最強のオヤジたちがアメリカを揺るがす巨大な陰謀に立ち向かう!
(クーパー)終わりだフランク。
どうかな?年金係を。
社会保障番号は943662291。
(交換手)「モーゼズ様お待ちください」「今担当にお繋ぎします」
(電話)年金課サラです。
フランク・モーゼズだ。
ああフランク。
変わりない?ないよ。
電話したのは例によって小切手が届いてないんでね。
「ああ…」本当にもう…。
まだ直ってないのねごめんなさい。
今日中に送っておきます。
「本当にごめんなさい」いいさ。
誰にもミスはある。
それでアボカドはどうなった?やっと葉が2枚出てきた。
「ほ〜らね」だから育つって言ったでしょ?いやだけどしなびて死にかけてたぞ。
エヘヘヘ…。
本当だ。
危ないとこだった。
「君は元気?」私?もう最悪。
最悪?ええ。
今すぐにでも旅行に出たい気分。
チリなんていいかも。
なんとなく冒険チックじゃない?チリに行った事は?あるよ。
本当?どんなとこ?山だらけ。
それだけ?行ったのが夜だったけど…。
「それに…」
(足音)ごめんもう切る。
ああわかったもう切るよ。
ごめん。
違う主任が来たの。
何か?夜だったか…。
あらモーゼズさん。
どうも。
「新しい本読み始めた?」ええ。
そうか。
タイトルは?ああ『愛の堪えがたい秘密』。
すごいね。
面白い?最悪。
ハチャメチャだけどすっごく面白い。
ああ主人公のファッションデザイナーと恋人のスーパーモデルがミラノの春コレでなぜかCIAにスカウトされて殺人事件を阻止するってストーリー。
そうか。
春先のミラノは素敵だ。
でしょ?私も刺激的な事しなきゃ。
大家さんったらブリッジ仲間の息子とお見合いさせようとするの。
渋ったら「男嫌いか?」って。
そうかもしれない。
嘘よしてよ。
そうじゃないって。
突然の話だけどそっちへ行く来週カンザスシティに。
あなたが?うん。
ああ…それってどうかと思う。
確かにな。
聞いてる?ええ聞いてる。
こっちに着いたら電話してくれる?それとも…いいわ。
わかった。
じゃあ。
それじゃあね。
本当?やったぞ。
うっ…。
(無線)「ユニットリーダーよりワン」「ユニット・ワン」「ユニット・ワン応答せよ」
(弾丸が破裂する音)
(銃撃音)
(爆発音)
(銃声)
(銃撃音)
(銃声)
(フレッド)ちょっと!ねえ部屋へ誘ってくれないの?そう。
おやすみなさい。
ディナーおごったのに!バーカ。
ふざけんなってもう!ママと同居ですって?いくつよ。
当然か仕事もないんだし。
それで私といい事しようなんて冗談じゃないってのよ。
やあ。
僕だよフランク。
アボカドの。
なんでここにいるの?すぐに出てって!待て。
電話もしないで!何もしないから。
まず話を聞いてくれ!頼むよ。
ああやめろ。
来ないで近寄らないで。
よせ。
それ私のバッグ?そうだ。
あ…あんたが荷造りを?そうだ。
掃除機までかけたの?ザッとな。
汚かったから。
来ないで出てって。
聞けよ。
すぐここから出てって!すぐ逃げないと危険なんだ。
サラなあ話を聞けって。
助けてー!誰か!命を狙われてるんだ。
助けて!泥棒よ!助けて!君も殺されるんだぞ。
なんで私が殺されるのよ?監視されてた。
僕らの電話は盗聴されてたんだ。
どうして?俺のしゃべりでバレた。
何が?君を好きだって事。
(車のブレーキ音)もう来たか。
逃げないと。
裏から出るぞ!ふざけないで嫌よ!悪く思わないでくれ。
こんな事俺だって…したくなかったし…絶対にまともじゃない。
出来る事ならもっと違った形で初対面を果たしたかったんだ。
だが世の中何が起きるか…。
でもいつか今日の日の出来事を君と2人どこか静かな場所で並んで腰掛けながらすごい冒険だったねと振り返る日が来ればいいなあ。
冒険って?あんたと2人で冒険するの?ふざけないで!何勝手な事言ってんのよバカ野郎!頭おかしいんじゃないの?このバーカ!これは誘拐よ誘拐。
犯罪だってわかってんの?早くほどいてよ口のテープ。
はあ…お腹減った。
俺も腹が減ったよ。
何食いたい?ピザ。
(クーパー)なあ…。
学校でのイジメなんてよくある事だ。
ああでも君が直接介入しても問題は解決しない。
いや僕は反対だね。
親としてつらいのはわかるさ。
家に帰ったら僕が話をしよう。
うん。
いや今夜は定時に帰れる。
ローファット・ミルク?わかった買ってくよじゃ。
ああ…なあ金なら欲しいだけやる。
私を知ってるだろ?もちろんだよ。
ああ…!
(メールの着信音)
(ウィルクス)極秘任務です。
それも最極秘。
はい副部長。
彼がターゲット。
(クーパー)元情報分析官CIAOB?何か問題でも?いいえ。
悪いね。
今すぐ自由にしてくれたらあなたの事訴えないわ。
恨んだりもしないだからお願い。
そんな問題じゃない。
なんでバカばかりに好かれるんだろう?俺は元CIAだ。
ええそうよね。
どうせスパイでしょ。
これから人に会いに行く。
私を縛りつけたままで?やめてよもう。
そのほうが安心だ。
ここはまだ知られてない。
ああやめて。
またテープを貼る気?動かないで。
もうそれやだ。
すまんごめんよ。
勘弁な。
よっと。
きれいな目をしてる。
テレビでも見る?ええそうね。
そうしてよ。
テレビ見る他にする事ないし。
すぐ戻るから。
素晴らしい。
(マーナ)また調子が悪いの?
(ジョー)ああそうなんだ。
まただ。
ほらお前さんが叩いてくれ。
そうすりゃ映るかもしれん。
ええいいわよ。
ちゃんと直せばいいのになんでしないのかしら?だいぶマシになった。
アンテナをもっと立てて。
ええ。
《いいぞ。
完璧だ》完璧。
どうもありがとうマーナ。
信じられん。
このスケベジジイが。
(2人の笑い声)また会えて嬉しいよ坊や。
ああ俺もだジョー。
それでどうした?はあ…恋をした。
嘘だろ。
それがやばいんだ。
実は暗殺ユニットに襲われた。
24時間前自宅でね。
相手の目星は?これで。
手荒なまねをしたな。
ああ愛してるよ。
それじゃあ。
(ため息)南アフリカ出身の傭兵チームが『ニューヨーク・タイムズ』の女性記者を殺害したらしい。
ステファニー・チャンだ。
知ってるか?いいや。
お前さんにえらく興味のある奴がいるようだ。
ああ。
だがどうして?引退してんだ。
ああ。
探る必要があるな。
あんたも気をつけろ。
ハハッ。
80になる肝臓がんの老いぼれだぞ。
何もしないだろう。
それでも殺しに来る。
しかしこうなるとは思ってもなかった。
何が?年を取った。
(2人の笑い声)たまげるね。
年金係に22回も電話している。
それでなんとも思わなかったのか?マヌケどもが。
大当たり。
カプリ・ホテルだ。
行って女の身柄を確保しろ。
おいマイク予定変更だ。
血圧正常。
(エンダーコット)お送りしましょう。
ああどうも。
その前に署に寄って調書を取らせて頂きます。
FBIも話を聞きたいと。
しかしあんな目に遭って自力で脱出したのによく落ち着いていられますね。
すごい。
大したもんだ。
ああ…。
部屋にバッグを忘れちゃった。
大丈夫取りに行かせます。
いいの自分で取って…。
パトカーに乗れ!手を離して。
痛いじゃない!あっ…あーっ!
(エンダーコット)うわっ!うわ…私死ぬの?いや。
少し眠るだけ。
駄目吐きそう。
すごい。
まるで『愛の堪えがたい秘密』だわ。
ハイに…なっちゃった。
グリーンの瞳素敵。
(衝突音)
(銃声)
(銃声)うわっ本当にCIAだったんだ。
警官が撃たれた。
ノース・ピーターズとコンチの角。
被疑者は30代白人。
黒のSUVに乗ってる。
(物音)
(パトカーのサイレン)
(警官)動くな!銃を地面に置け!
(警官)銃を下に置くんだ!早くしろ!
(警官)武器を捨てろ!
(警官)早くしないか!CIAが承認した作戦行動だと?ありがとうテルマ。
借りが出来た。
どうも。
つまりそういう事か。
ああそういう事だ。
ここどこ?あっ…どうしてニューヨークなんかに来ちゃったわけ?あんたって最低。
大嫌い。
少しは状況を理解してくれると期待してたんだが。
誘拐も注射も望んでなかった。
悪夢だわ。
あなたのツルツル頭もね。
互いに抱いてた甘い夢は一気にぶち壊れ。
申し訳ないな。
でも一応助けてもらった礼は言うわ。
どういたしまして。
最高の初デートとはいえないわね。
あっでも最悪じゃないかも。
敵の正体がわかるまで俺と一緒にいてもらう。
それいつまで?わからない。
そいつらは『ニューヨーク・タイムズ』の女記者も殺した。
チャイナタウンに住んでた。
よーしあったここだ。
入ろう。
あっ待った。
ちょっと待て。
この粘着テープを持ってろ。
いやよ。
話をするだけって言ったじゃない。
そのとおり。
でも…。
役に立つ。
娘さんを亡くしたばかりよ。
わかってる。
誰にでも粘着テープを貼るなんて…。
人は元々優しいものよ。
俺の経験ではそうじゃない。
私に話をさせて。
何?まずは私に試させて。
(ため息)待てって言うばかりで警察はなんにもしない。
強盗目的だと言ってましたけど何も盗られてないんです。
あの子おびえてました。
ぜひお力になりたくて…。
ステファニーの同僚の方?娘からです。
ちょうど亡くなった日に届きました。
この数字は?わかりません。
電話かと思ったけど違いました。
警察にもさっぱり。
娘さんの出身大学は?なんでここなの?あのはがきにあった数字は図書館所蔵本の整理番号だ。
頭は文字で始まるわ。
普通の図書館ならな。
ハーバード燕京図書館ではアジア文学の分類番号だ。
なんでそんな事知ってるの?ジーニィェンチィェンウォヂュザイウーハン。
中国語出来るんだ?信じられない。
ハンク・メストリアーノ2週間前交通事故で死亡。
ダニエル・マッギンティ心臓発作先週死亡。
でもこれが殺害リストならどうしてこの人だけまだ生きてるの?ガブリエル・シンガー貨物機のパイロット。
いい質問だ。
でもこれが殺害リストならどうしてこの人だけまだ生きてるの?ガブリエル・シンガー貨物機のパイロット。
いい質問だ。
(携帯電話の振動音)ひどい事を…。
どうした?ジョー・マシスンを。
お待ちください。
マーナ。
もしもし。
何?ジョーが…。
(クーパー)フランク・モーゼズは現場知らずのただの分析官じゃなかった。
プロの工作員だ。
(ウィルクス)ファイルナンバーです。
秘密の裏部屋へ行って保管係にそれを見せなさい。
こんなところがあるとは知らなかった。
(ヘンリー)ああないさ。
ああ…。
(ヘンリー)フランク・モーゼズのファイルだ。
そんな…冗談だろ?フランク・モーゼズはCIAの裏歴史に残る秘密工作員だ。
数え切れない麻薬王やテロリストを消し時には政府をも転覆させた。
まさにプロ中のプロだった。
それがなぜ引退を?年を取ったんだ。
するとはなたれどもが奴を「RED」と名づけた。
RED?ああREDだ。
RED。
「超危険な年金生活者」。
なるほど。
あれほどやばい奴は二度と出てこないだろうな。
どうも。
至急データを集めろ。
モーゼズと一緒に働いた事のある捜査官全員だ。
NSAの電話盗聴と音声認識も。
マーヴィン・ボッグスを見つけなきゃな。
2年前火事で死んだとあったけど。
ああ。
あいつは何回も死んでる。
あのボートいいんじゃない?うわ〜映画のセットみたい。
シーッシーッ。
大声を出すな。
急な動きも駄目だ。
俺から離れるなよ。
携帯も電源を切っとけ。
あなたが捨てたでしょう?携帯の話はするな。
衛星って言葉もだ。
ねえどういう事?
(マーヴィン)俺を殺しに来たのか?違う。
誤解だ。
嘘だ。
嘘つきめ。
殺す理由がない。
あるさ。
前に俺がお前を殺しかけた。
ずっと昔の話だ。
執念深い野郎もいるからな。
殺しに来たんじゃない。
いいか?僕らは友達だ。
な?いいだろう。
じゃあ…股ぐらの刃物をどけてくれ。
その女は?サラだ。
同じく敵じゃない。
ええ。
よろしく。
外にいると危険だ。
家に案内する。
家ってあれは?おとりだ。
車に住んでるの?
(マーヴィン)入ってくれ。
家があるのにどうしてあっちに住まないの?フッ…。
(マーヴィン)もちろん理由があるさ。
去年の事だ。
家の真上をヘリが飛んだ。
その時視線を感じたんだよ。
桃みたいにねっとりしてた。
リストがある。
これを書いた記者は殺された。
リストアップされた人物も死んでる。
たった一人を除いて。
フランクだから何度言えばわかるんだ?絶対に組織を信用するな!組織に組み込まれるとスイッチ1つで命を奪われる。
容赦なしだ!ほら衛星携帯電話チップネットウェブ歯医者…。
マーヴィン。
そのリストを調べてほしいんだよ。
記録をチェックすりゃいいんだろ?ありがたい。
頼むよ。
もう…。
あの人おかしい。
まあな。
政府による洗脳計画の実験台にされたと思ってる。
少し時間がかかる。
確かに。
ああ実際に11年間毎日LSD漬けにされていた。
11年だぞ。
その割にはすごくまとも。
えらいもんだ。
あったぞ。
グアテマラだ。
1981年秋。
リストに載ってる5人が現地にいた。
俺たちとはまた別にだ。
場所はサン・ベニート。
正確にはその郊外。
原住民の集落?ああ。
小さな村だった。
住民は全て殺されそのあと俺たちに命令がきた。
「証拠は全て消し去れ」とな。
このリストの人たちが村にいたわけ?そうだ。
クソッ!だからこの国は病んでるというんだ!政府が口封じに?ああそうだ!リストでまだ生きてるのは誰だって言った?ガブリエル・シンガー。
フランクまたこのせりふを言う事になるとは。
ぶーちゃんを連れてくぞ!誰と話してるんだ?落ち着けって。
(マーヴィン)フランクあの女は消そう。
少し行けばいい場所がある。
ワニがウヨウヨいる。
消されてたまるか。
好きなんだ。
いいな?待て待て。
どんな裏がある?何も。
好きなだけ。
わかった。
でも今頃奴らは公衆電話を盗聴彼女の声を認識ソフトで拾ってシンガーのところまで逆探知してる。
俺たちがのこのこ奴のとこ行ったら衛星のYレーザーで焼かれるぞ。
う〜!気分はどうだ?ああいいよ。
(ヘリコプターの飛行音)
(マーヴィン)頭はN9745…。
ねえシンガーは明日モービルに飛ぶって約束取りつけたわ。
格納庫で会える。
ああっ!!何するの!?やめて!お願いやめてちょうだい!政府の犬のにおいがする。
誰に雇われた?コールドウェル・バンカー不動産屋よ。
いや嘘だ。
お金をあげるから殺さないで。
答えろ。
誰に雇われた?何…?だから誰に雇われた?マーヴィン!よせ!フランクこいつ怪しい。
ずーっと俺たちをつけてた。
中にカメラがあるはず。
ここで撃ち殺す。
やめて撃たないで!お願いこの人を止めて…。
マーヴィン待て!待つんだ。
マーヴィン。
見ろマーヴィン。
カメラなんてない。
間違いだ。
行って奥さん。
早くさあ。
マーヴィン頼むからむやみに銃を抜くな。
本当に俺たちをつけてたんだ。
すまない。
「バッグにカメラがある。
ここで撃ち殺す」ってあれ本気なの?ここで待ってろ。
ガブリエル。
ガブリエル・シンガーだな?
(ガブリエル・シンガー)私に何か?グアテマラ。
1981年サン・ベニート。
(シンガー)何も話せない。
2対1じゃな…。
(シンガー)なぞなぞを1つ。
テキサス生まれのユダヤ系元海兵隊パイロットがニューヨークの中国人記者に何を話した?降参だ。
なんにも。
何一つ話しちゃいない。
彼女は殺された。
取材対象もみんな死んだか狙われてる。
おたくも含めてな。
なんて事だ…。
真夜中にグアテマラに男を運ばされた。
降ろしたのはちっぽけな滑走路。
スーツにネクタイを締めたCIAのスパイだった。
覚えてるだろ?黒眼鏡で…。
ああやたら威張ってた。
(シンガー)荷を受け取るとすぐ引き返した。
その荷はなんだった?物じゃない。
人間だ。
(マーヴィン)フランク…フランク!フランク!あのヘリコプターだ。
だって飛行場なんだから当然…。
昨日のと同じヘリだ。
頭がN9748C…。
N9748のC。
同じだ。
見ろ。
ほら。
N9748のCどうだ?これ4か?これが4。
最後がC。
これが7?こっちのはなんだ?
(シンガー)私が確かめよう。
うっ!
(銃撃音)だから電話なんてさせるなって言ったんだ!
(銃撃音)
(パイロット)「視界から消えました」構わん。
撃ちまくるんだ。
(パイロット)「破損代は?」ああ任せろ。
(銃撃音)あんたの当たりだよ!クソジジイ!クソジジイ?礼儀を知らん。
ぶっ殺してもいいか?
(銃撃音)クソジジイと言いやがった。
(銃撃音)マーヴィンぶーちゃんを開けろ!
(銃撃音)よし。
(爆発音)手榴弾!
(マーヴィン)クソ衛星が!ざまあこきやがれ!よしそこにじっとしてろ。
面白くなるぞ。
(爆発音)大丈夫か?
(マーヴィン)ああ。
よ−しよし…立て。
何する気だ?
(爆発音)ジジイとは呼ばせねえ。
クソッ!なんだ?炎と煙で見えません。
シグナル消えました!いい腕だ。
どうも。
早くずらかろう。
(パトカーのサイレン)女の子を楽しませるコツを心得てるよまったく。
殺すぞマーヴィン。
照れる事はないだろ。
お前に惚れてるよ。
(ため息)なんでそう思う?ずっとお前にくっついてるだろうが。
もし男を嫌いならとっくに逃げちまってる。
離れたら死ぬからだそりゃ。
それだけじゃないね。
本当か?ならいいが。
もし連中がCIAならなぜ俺たちを消そうとするのかその訳を探れる場所は1つしかない。
ああ。
行けば確実に殺されるけどな。
やめるか?言ってみただけだ。
もちろんやるとも。
ただしタフな助っ人がいる。
俺が言ったのはこの類の助っ人じゃないよ。
本気で中に入るつもりなの?悪いが俺は辞退させてもらうぞ。
前に奴らに捕まって急所に電流を流された時のショックからまだ抜けきれない。
よしこいつを預かっててくれ。
すぐに戻る。
フランク。
気をつけて。
「イヴァン・シモノフにフランク・モーゼズが会いたいと…」「伝えてくれ」
(シモノフ)いやあ驚いた。
まさか今の今までこんな事が起きるとは…。
いや全く思いもしなかった。
(シモノフ)一体何度お前を殺す夢を見た事か。
だが今…。
そのお前が年金暮らしか。
ハハハハ…。
もう2年以上になる。
月日は早い。
年を取ると物事にこだわらなくなる。
それでも…。
イーゴリ殺しの恨みだけは忘れない。
あの殺し屋か。
優秀だった。
ブタ野郎だ。
私のいとこだった。
すまない。
イーゴリに…ブタに乾杯。
死んじゃいないよ。
寝返らせた。
まさか…。
今はカリフォルニアでコンビニのオーナーだ。
嘘だろ?体重225キロ。
おおっ!?
(笑い声)
(笑い声)飲もう。
今度は誰に乾杯だ?ヴェロニックに。
彼女を寝返らせた。
嘘だろ?本当さ。
(ため息)
(笑い声)出来る女だったが…。
(笑い声)昔が懐かしいなあ。
もう何年もただの1人も殺していない。
寂しいね。
フランクただウォッカを飲みに来たんじゃあるまい。
CIA本部に侵入したい。
警備システムの完璧な図面が欲しい。
セキュリティーのコードIDカードも全部だ。
実に魅力的な申し出だが私の力では及びそうもない。
今頼めるのはあんたしかいない。
フランク・モーゼズに貸しを作るか。
ハハハハ。
一緒に行けるなんて思ってなかった。
俺の偽りの身分はハーロウ将軍で君は原子物理学者のシェニカ・ジョンソンだ。
アフリカ系の名前。
養女って事で。
了解。
う〜ん超ク−ル!ああっ!どうした?ああ…。
落としちゃった。
(アラーム音)待って。
今見つける。
動くな!
(アラーム音)将軍がコンタクトレンズを落としたの。
一緒に捜してくれない?
(一同)はっ。
あああった!よかった見つけたわ!ちょっと待ってね。
(アラーム音)失礼致しました。
ご苦労。
フフフフ…。
もし偽者だとバレて捕まったらどんな罪に問われるの?死刑だ。
よくて終身刑。
すごい!
(笑い声)ねえどこまで行くの?パスワードは聞いてるの?いや…。
6時間おきに変わるんでね。
こいつを持っててくれるか?ええ。
これが一番。
(開錠音)うわ…。
行こう。
モーゼズさん!いやあお久しぶり!グアテマラ関係の資料を見たい。
グアテマラ?そうだ。
ほほう…お安いご用です。
よかった。
あなたがお辞めになってからここもすっかり変わった。
グアテマラです。
うーん…。
バレたらあんたもやばい。
私が怖がるとでも?
(笑い声)ああ!それで思い出した。
昨日新顔があなたのファイルを調べに来ました。
名前は確かウィリアム・クーパー。
186センチキュートな髪の?ああキュートでしたな。
ハハハハ…。
しかし結構タフそうでした。
じゃあ元気でやれよヘンリー。
あなたもねモーゼズさん。
予定変更だ。
鈍いなおじいちゃん。
うっ!プロフィールの写真と似ても似つかなかったの…。
先生はコデスキーか?そうだ。
俺が鍛えてやった。
ああっ!ああっ…。
あっ!ああ…。
(銃声)クソッタレ!出口を封鎖しろ!白人50代白シャツに青ズボン。
肩に傷を負ってる。
(警報音)お待たせ。
あっ…!逃げるぞ。
早くしろ。
さあ行こう。
出口は押さえました。
火災警報はどうします?さっさと切れ。
火災じゃないと言ってるだろ。
(爆発音)すぐに退避命令を!いやこれはかく乱戦術だ。
検問は解くな!助けて!お願い!助けて!こっちよ!出血が止まらないの。
大丈夫ですか?そこをどいて。
通してください。
ああ待った…待て。
顔を見せろ。
こいつは違う。
ああどうぞ。
手を貸してくれます?マーヴィン?マーヴィンの奴相変わらずイカれてる。
あんたにはびっくりだジョー。
マーヴィン無事か?
(マーヴィン)何も話したくない。
ジョー?ジョーって死んだはずのあのジョー?味方か?ああ。
死ぬもんか。
引退しただけ。
(銃声)電話くらい出来ただろうが。
出していいか?ああ。
お前さん撃たれたのか?ああ…。
ドジだな。
(クーパー)あっ…!
(ウィルクス)出て行って。
いいかな?どうも先生。
彼は何しに?さあ…わかりません。
引退した老いぼれにこんな目に遭わされて情けないこと…。
(ため息)何をしたんです?引退したあと殺しの的になるほどの訳は?理由は私も聞かされていない。
あなたの事は優秀だと思ってる。
野心もあり実績も十二分に上げてきた。
でも今度の事は大きな失態。
このミスを絶対に取り戻しなさい!出血が止まらん…。
結構重傷だな。
やだ…大変じゃない!大した事ない。
撃たれるなんてよくある。
普通は紙で手を切るくらい。
銃だって普通だぞ。
誰かに止血してもらわんとな。
本当にやばい。
ワシの巣へ行こう。
えっ!?みんな撃ち殺されるぞ。
巣へは俺1人で行く。
防弾チョッキは?
(ため息)役に立たない。
フランク・モーゼズ…。
やあヴィクトリア。
私を殺しに来たの?違う。
撃たれたの?マーヴィンに銃を下ろすように言って。
(ドアの開く音)あの子は?俺の連れだ。
ヴィッキー!ジョー!やっぱりきれいだ。
実にセクシーで…。
もう…。
ジョーったら相変わらずお上手。
サラ彼女はヴィクトリア。
業界一の腕利きだ。
狙った獲物は外さない。
それどういう事?殺しのプロって事。
(ヴィクトリア)運がよかった。
秘訣を教えろ。
なんの?華麗なる変身の秘訣。
随分穏やかな暮らしをしてる。
好きなのよ。
パンを焼いたり花を生けたりの穏やかな毎日…。
ゆったりして素敵。
そりゃあ時々はムズムズする事もあるけどね。
そんな時はバイトで元の仕事を…。
駄目ねやめられない。
ああ…。
よくわかる。
人間ってそう簡単には変われないものよ。
ここ押さえてて。
それで?あの子とはどんな関係なの?彼女のおかげでまともな暮らしを…。
考え始めた。
本物の暮らしを。
ああフランク…ロマンチックだわ。
何?ロマンチック。
だからあなたって好き。
ヴィクトリア…。
だって外見は強面だけど内面はすごくセンチメンタルで…。
甘ったるい。
グアテマラ・ファイルの後半部分はほとんど塗り潰されてる。
読めるのは名前だけ。
11人プラス黒塗りが1人か…。
みんな死んでる。
フランクとマーヴィン以外は。
記者のリストと共通だが記者のほうには消されてない名前が残ってる。
アレクサンダー・ダニング…。
誰かに守られてるな。
ダニングといえばブラウニング・オーヴィスのCEOでしょ?大悪党だ。
取引相手は国防総省。
もしCIAが奴を守ってるとしたら今も監視下にある。
じゃあ会いに行こう。
私を外さないでよ。
いいね。
懐かしのバンド再結成か。
燃えるね。
(携帯電話の振動音)はい。
新情報よ。
REDが動き出す。
ターゲットは?FBIが現場に。
すぐ行きます。
(ヴィクトリア)FBIが監視してる。
東の林の中。
「了解」
(せき払い)アレクサンダー・ダニングです。
お会い出来て光栄です国防大臣閣下。
こちらこそ光栄ですな。
中に入った。
このペアはあなたの希望だって?そうよ。
女同士で楽しいかなって思ったの。
言っておきたい事もあったし。
私とフランクとは本当に長い長い付き合いになるけどあんな彼は初めて見た。
もし彼を悲しませたりしたらあなたを殺すわ。
死体は森に埋めてやる。
ワオ…わかった。
う〜んゾクゾクしてきた。
(ダニングの声)「我がブラウニング・オーヴィスは企業には社会のためにその利益を還元すべき義務があるというポリシーに従い長く人道支援に携わってきました」「すなわち世界的規模で事業を展開する企業には世界的規模の責任が伴うのです」「そういった社会貢献が会社の利益に果たして繋がるのかと疑問を持たれる事があります」「私の答えは常に同じです。
イエス」「それが会社を強くする」私のセーフルームです。
完全防音。
強化構造。
盗聴も毎日チェック。
ここで銃をぶっ放しても誰にも知られません。
ダニングさん…。
私らの商談にはまさにもってこいの場所です。
もちろんおわかりでしょうがね国連による禁輸措置のとられた国に武器を輸出するには格別な手間がかかります。
どんな問題にもそれなりの解決策はある。
(ブザー)失礼します。
(ダニングの声)「ビジネスは世界を救う…」なんだ!?君…!
(ダニングの声)「そう言い切れるCEOが何人いるでしょう」2人はどこで知り合ったの?最初は電話でのおしゃべり。
ベタな現実じゃない分面白かった。
それがCIAに命を狙われ逃げ回るはめになるなんて…。
その昔スパイと恋に落ちた事があるのよ。
でどうなった?当時はMI6にいたの。
その人とは許されない…恋だった。
それが明るみに出て忠誠心を疑われ彼を殺せと命じられた。
試されたのよ。
でどうしたの?胸に3発ぶち込んだわ。
それで?君らは何者なんだ?覚えてないのか?こっちは覚えてる。
81年グアテマラで後始末をしたのは俺たちだ。
我々が知りたいのはあんたが誰を連れ出したかだ。
ハハハ…君らは何もわかってないな。
かわいそうに。
ハハハ…。
まず第一に私には手は出せん。
いや出せるさ。
ああいいね。
これどこで買った?ホームセンター。
いくらした?10ドル。
(マーヴィン)さあてタマからいくか?乳首かな?それとも肛門?脅しはたくさんだ。
タマ。
やめろ!やめろと言ってるんだ!クソッ…。
やめてくれ!何かしゃべる事はあるか?連れ出したのはケツの青い中尉殿だ。
大物上院議員の息子だった。
名前はスタントン。
ロバート・スタントン!?今の合衆国副大統領か!副大統領があの時の大量虐殺に関与してたと?死んだ『ニューヨーク・タイムズ』の記者は真相を追ってた…。
ああしつこく取材を申し込まれた。
でスタントンに知らせた。
そしたらその結果何が起きると思った?知るか!あの坊やが副大統領になったのは俺のおかげだ。
口を閉ざしている限りますます肥え太るってわけか。
(ダニングの声)「発展途上国の友人たちと手を携え汚職の根を…」「汚職の根を…汚職の根を…汚職の根を…」頼むよ。
金なら欲しいだけくれてやる。
こいつをほどいてくれ。
金が欲しくて来たんじゃない。
『ニューヨーク・タイムズ』の記者は人の名を連ねたリストを隠してた。
そいつらはみんなグアテマラにいた。
その全員を殺す指令が出された。
お前以外。
私にはどうしようもない事だ。
なあわかるだろ?奴は過去を葬りたがってる。
いざとなれば私だって消そうとするだろう。
いや大統領選に出る前には必ずそうする。
(ヴィクトリア)「外の動きが慌ただしくなったわ」「どうやらバレたみたい」包囲網完了しました。
誰も出られません。
東側にチームが動いてる。
私に話をさせろ。
フン…。
なんとか逃がしてやる。
お前の助けなどクソの役にも立たん。
よく聞けビニール野郎。
外の連中は俺も殺せって命令を受けてるかもしれん。
だと嬉しいね。
どうして?私が悪党だからか?クズだからか?こいつ撃ち殺してもいいか?
(ダニング)駄目だ!お前らに殺しは出来ない。
殺しの指示を下すのは俺だ。
何せ悪党だからな。
忘れたか?弾がもったいない。
(電話)もしもし。
隠居暮らしはどうだ?結構楽しんでるよ。
力攻めで突っ込めば血の雨が降る。
そうだな。
やってみるか?命令を受けているんだ。
副大統領からだろ?「奴が昔グアテマラで犯した戦争犯罪を隠すためにな」そんなデタラメを信じろと?なぜここに来てるとわかった?匿名のタレコミだろ。
「違うか?」取引しようフランク。
表玄関から両手を上げて出てこい。
決して撃たないと約束する。
「本部には俺が付き添う。
細かい話はその時聞く」60秒で決断しろ。
状況は?
(ヴィクトリア)「脱出は難しい。
完全に包囲されてるわ」おとりがいれば森まで援護出来るけど…。
選択肢は他になさそうだな。
この際…生きてここから出て行くには誰かが犠牲にならなきゃならん。
(ため息)楽しかったよ。
無茶ばかりやったな。
だが全然後悔はしてない。
誇りに思う。
幸運を。
(電話)「部下に撃つなと伝えろ」今出て行く。
奴が出てくる。
全ユニット射撃は控えろ。
繰り返す。
射撃は控えろ。
「了解」下がってて。
(ヴィクトリア)出てきなさい。
援護する。
(銃撃音)誰が撃ったんだ!?2人が逃げたら移動するわよ。
いいわ!あっ!
(銃撃音)
(ヴィクトリア)サラが捕まった!駄目よ。
今行ったら殺される。
誰か来たぞ。
(シモノフ)早く!乗れ!時間を無駄にするな。
イヴァン!?会いたかったウサちゃん。
私も会えて嬉しいわ。
ウサちゃんって言わなかったか?人生は複雑なものよ。
(シモノフ)さあ早く!行くぞ!ジョーに…。
(シモノフ)ジョーに。
(マーヴィン)ジョーに。
今言い出す事じゃないかもしれないけど副大統領はCIAを使い何がなんでも私たちを殺そうとしてる。
このままでは追い詰められるのは時間の問題よ。
じゃあどうする?メディアに流す?
(マーヴィン)まず無理だね。
そうしようとして女記者は殺された。
捕まったフランクのガールフレンドもそうなりゃ即殺される。
多分その前に拷問を受けてな。
体中に電線を巻きつけられた上で水責めに電気ショック歯を引っこ抜いて…。
(ヴィクトリア)マーヴィン!あきれた…。
本当無神経なんだから。
(ため息)見せたいものがある。
生涯の恋人に撃たれた傷痕だ。
2人は結ばれない運命にあった。
それが今は当の彼女が私の家のポーチで…ウォッカを飲んでいる。
胸に3発くらった。
意識が戻った時…フッ…彼女の愛を確信した。
殺す気なら頭を撃ってた。
彼女にとって危険な賭けだった。
でも愛は時にとんでもないバカをやらせる。
な!恋人の事は心配するな。
みんなで力を合わせれば何事も成し得ない事はないはずだ。
はっきり言っておく。
誰も君の存在を知らない。
ここにいる事も。
全面協力しなければ俺は何するかわからないぞ。
(ドアの開閉音)捜査官。
あとにしろ。
モーゼズから電話です。
探知を始めてます。
モーゼズ。
1つ教えてやろう。
年を取ると視野が広がってくる。
「俺にだってお前のような時期がなかったと言えば嘘になる」やみくもな野心誤った信頼…。
なぜ私にそんな事を?
(ノック)「この先どうするかを決める指針になる」
(技官)話を延ばして延ばして。
(クーパー)何を考えてるんだ?「俺たちの仕事はきつい」だがつらいのは殺しとかストレスとか安月給のせいじゃない。
じゃあ何がつらいんだ?「何よりつらいのは…」愛する者を失う事の恐怖だ。
「だからそれを避けようと恋などしなかった」だが今になって恋に落ちた。
それをお前が奪った。
「自分の愛する者が敵の手に落ちどんな危害を加えられるかとやきもきする恐怖…」その苦しみは言葉では言い表せない。
「聞いてるか?クーパー」私の家か!
(子供たちのはしゃぎ声)言葉に出来ないだろう。
違うか?頼む…。
家族に手を出さないでくれ。
もしサラに何かあったらお前の家族をこの世から消し去って…。
「最後にお前も殺す」サラの安全は保証する。
時間はあまりないぞ。
「わかるな?」何をするつもりだ?副大統領を殺す。
お前はどうする?
(パトカーのサイレン)ゴー!ゴー!
(クーパーの娘)ママ!フランクがこいつを置いていった。
どこで手に入れたんだ?CIA本部の機密資料保管室。
(ため息)なあサラ…。
フランクの側にも道理があるのは認める。
だが奴は越えてはならない一線を越えかけてる。
今なら君の協力でフランクを助けられる。
知ってる事を全部教えてくれ。
もしも止められない時は…殺さなきゃならない。
フランクがどんな男か知ってるのか?奴の正体を。
これまで何をしてきたか。
ねえ…。
私に協力しろだなんてバカみたい。
それじゃ彼には勝てっこない。
我々を信じていない。
当然です。
タレコミは罠だった。
何者かが我々を操ってる。
モーゼズの予測が当たった。
ええ。
副大統領を殺すつもりです。
警護はシークレットサービスの仕事。
フッ…。
モーゼズの敵じゃありません。
自分も加えてください。
いいでしょう。
サラはどうする?監視をつけ秘密裏に保護します。
まさかの時のために一応ストックしといた。
すごい。
スウェディッシュK!いやあ…わくわくするね。
爆薬はあるか?RPGの向こうに。
だから好きなんだ。
くつろいでくれ。
副大統領が喜ぶぞ。
うわーっ!ありがとう。
(アラーム)あっ…失礼。
ごめんなさい。
バカね。
(警備員)ありがとうございます。
どうもありがとう。
(マーヴィン)どういたしまして。
ようこそ…ブラウン様。
フフ…。
スタントン基金パーティーにようこそ。
ずっと楽しみにしてたのよ。
入場許可が出た。
どうぞ副大統領。
(司会)「…親しい友にして真の指導者です」「お待たせしました皆さん。
それではご紹介しましょう」「ロバート・スタントン副大統領!」
(拍手)
(ロバート・スタントン)「ありがとう皆さん。
ありがとう」「今日はようこそ」「演説は端折って早く小切手にサインして頂きましょう」
(一同の笑い声)「真面目な話…感激です」「私たちをホワイトハウスに送り込んでくださったのは皆様です」「そしてこれから先も私たちを支え続けてくださると固く信じています」
(拍手)
(スタントン)「その皆さんに今誇りと感謝を込めて発表します」「次期大統領選へ向け検討委員会を立ち上げると」
(歓声と拍手)「これまでともに素晴らしい旅をしてきました」「しかしこの先にはさらに素敵な旅が待っています」「神のご加護を!」「アメリカ万歳!」
(演奏)うん…?こんばんはウサちゃん。
後ろから近づくと死ぬわよ。
今宵の君の美しさには言葉さえ失いそうだ。
よく言うわ。
何にやついてるの?う〜ん…。
アメリカ大統領を殺すのが長年の夢だった。
副大統領。
フンどっちでも。
またこうして君を抱いてるだけで胸が高鳴るよ。
本当?愛してると言ってくれ。
随分昔の話よ。
瞬く間だよ。
イヴァン。
うん?音楽が終わったわ。
(シモノフ)そうか…。
ああ〜仕事にかかるか。
あっ…イヴァン!
(スプレーをまく音)何かにおわない?こちらは通れません。
ああいいの平気。
いえお戻りください。
だから私はいいの。
大丈夫何も問題ないわ。
いいえ駄目です。
戻らなければ危険人物と見なします。
危険ってこの事?こちらは通れません。
ああいいの平気。
いえお戻りください。
だから私はいいの。
大丈夫何も問題ないわ。
いいえ駄目です。
戻らなければ危険人物と見なします。
危険ってこの事?
(スタントン)やあこんばんは。
(シモノフ)ああっ大変だ!ガスだ!毒ガスだぞ!ガスだ!ガスだ!
(非常ベル)どいて!駄目だ!第2経路へ!早く!早く早く!
(女性)ちょっと待って!
(バーバッカー)閉めろ!
(女性)閉めないで!
(銃撃音)
(銃撃音)
(銃撃音)武器はなんだ?
(銃撃音)
(銃撃音)駐車場の北階段だ。
早く来い!
(鼻歌)
(銃撃音)派手にやっとる。
あの車に乗ってください。
援護します。
(銃撃音)
(爆発音)うう…。
走って出よう。
今だ!走って!
(銃撃音)
(クーパー)ターゲットの背後から迫る。
(銃撃音)外だ!シークレットサービスだ!伏せろ!伏せろ!邪魔するな!
(銃撃音)
(銃声)
(銃撃音)
(銃声)援護しろ!移動する!
(銃声)
(銃撃音)昔は連中ももっとタフだったがな。
そうね。
いい?ああ。
(銃撃音)あっ!
(ヴィクトリア)ああーっ!
(銃撃音)マーヴィン!あっ…。
あいつら…!誰がこんな…!?
その惑星は未知の生命体が支配していた
(ロイス)俺たちは選ばれた。
8人の選ばれた人類と宇宙最凶プレデターのサバイバルバトル
ここは地獄だ。
狩られてるんだ。
狩りを楽しんでるんだ。
次週…
いい?ああ。
(銃撃音)あっ!
(ヴィクトリア)ああーっ!
(銃撃音)マーヴィン!あっ…。
あいつら…!ああ…。
(ヴィクトリア)ああ…ああ…。
(銃撃音)もう一息だ。
マーヴィン。
急がないと。
一人で行って。
足手まといになる。
幸運を。
(ヴィクトリア)行って。
乗って!おけがは?ああ…。
おけがは?ない!早く逃げよう。
よろしければ…。
ハッ!お手を貸しましょうかな?ああ…。
フフッ…。
愛してるわ。
わかってる。
フフッ…。
(パトカーのサイレン)止まれ!なんだ?
(叫び声)逃げて!早く!
(マーヴィンの叫び声)
(バーバッカー)走れ!
(マーヴィンの叫び声)乗って!急げ!早く出せ!早く!
(クーパー)車を止めろ!止まれ!止まるんじゃない!
(クーパー)車を止めるんだ!止まれ!一体どういう事なんだ!?バーバッカー!振り落とせ!
(クーパー)止めろ!副大統領は無事だ。
うっ…!うわあー!
(スタントン)ああ…誰なんだ?お前が殺したがった男だ。
(うめき声)なんの事かわからない。
グアテマラ。
俺もいた。
はあ…はあ…はあ…。
よし…。
はあ…はあ…はあ…。
取引しようじゃないか。
思い出してきたようだな。
復讐が目的なら…。
復讐とは違う。
私を殺すのか?お前だけじゃない。
(携帯電話)はい。
エヴァンストン発電所にいる。
15分以内にサラを連れてこい。
「でないと副大統領は死ぬ」奴から電話がありました。
15分以内に女をエヴァンストン発電所に連れてこいと。
シークレットサービスに連絡を。
(ウィルクス)「了解。
直ちに現場に向かう」諦めてもらっていいのあの子の事は。
そがん事言わんで!絶対嫌だ!お前はもうこの世の人じゃなかやろ?
母と子で過ごす不思議だけれど幸せな時間
町子は僕たちの代わりにうんと幸せにならんばいかん。
シークレットサービスに連絡を。
(ウィルクス)「了解。
直ちに現場に向かう」立て。
ほら。
サラはどこだ?
(クーパー)今向かってる。
終わりだフランク。
すぐにお前を殺そうとみんなが殺到する。
どうかな?
(車の走行音)ようタフガイ。
驚いたかな?どういう事だ?アレックス女を返してやれ。
私はもう嫌だ。
はあ〜。
殺しを命じたのはお前だ。
私はもうこれ以上耐えられない。
(銃声)あっ…あっ…あっ…。
撃ったな…。
黙れ!お前さんもめでたい男だよな。
お国のために命を張って得たのは雀の涙ほどの年金か。
彼女を放せ。
なら銃を捨てろ。
女と交換だ。
小切手は全部破ってた。
知ってた…。
君と話をしたくて。
クーパー手錠を。
(手錠をかける音)ウィルクスが見込んだだけはある。
よーしつまりこういう事だ。
モーゼズが副大統領を撃った。
お前がそいつと女を殺せば将来はCIA長官だ。
(ウィルクス)クーパー。
どのみち2人は助からない。
黙れウィルクス。
(銃声)
(ウィルクス)うっ…!
(銃声)うっ!うう…。
どうもな。
始末が大変だ。
いや…なんとかする。
おじいちゃん。
(銃声)気が済んだか?ああ。
パンケーキ食べたい。
嘘みたい!全て解決!いやいや…悪い事はまたすぐ起きるさ。
おいおい…待った。
もう追っ手はいない。
殺そうと狙ってくる奴も。
普通の暮らしに戻った。
あと一歩だ。
私への借りをまだ返していない。
ああイヴァン…。
いつもこの調子なの。
(マーヴィン)ロシア人に借りがあるのか?
(シモノフ)モルドバでちょっとした核問題が起きている。
私行きたい。
わかった行こう。
(爆発音)
(マーヴィン)だから悪い事が起きるって言ったろ。
女みたくわめくな!
(爆発音)モルドバはクソだ!モルドバはクソだ!
(マーヴィン)次からドレスは彼女に着せろ!
選ばれたのは人類最強の8人
俺たちが獲物だ。
待ち受けていたのは宇宙最凶の生命体プレデター
そして人間狩りのゲームが始まった
マジかよ!?狩りを楽しんでるんだ。
やられてたまるか!
次週…
弱点はあるはず。
2015/11/01(日) 21:15〜23:25
ABCテレビ1
日曜洋画劇場「RED/レッド」[デ][二][字]
ブルース・ウィリスを筆頭に豪華キャスト総出演のスパイアクション!アメリカ全土を揺るがす巨大な陰謀を暴くため、引退した超一流スパイたちが現役復帰して大活躍!!
詳細情報
◇番組内容
ある夜、引退生活を送っていた元CIAのフランク(ブルース・ウィリス)は、正体不明の部隊から襲撃を受ける。さらにその魔手は、彼が唯一心を通わせる女性・サラの身にも迫っていた。フランクはサラを強引に連れ出し、全米各地に散ったかつての仲間たちの元を訪れ、この危機に対抗するためのチームを結成。チームの顔ぶれは全員元超一流のスパイ。そんな彼らの前に立ちはだかるのは、かつて自分たちが仕えた巨大組織CIAだった。
◇出演者
ブルース・ウィリス
モーガン・フリーマン
ジョン・マルコヴィッチ
◇声の出演
磯部勉
坂口芳貞
樋浦勉
◇原作
ウォーレン・エリス、カリー・ハムナー
◇監督
ロベルト・シュヴェンケ
◇音楽
クリストフ・ベック
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/nichiyou/
ジャンル :
映画 – 洋画
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
英語
サンプリングレート : 48kHz
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