5→9〜私に恋したお坊さん〜 #04【5時から9時まで】 2015.11.02


(高嶺)私が頼んだんです。
あなたを不採用にしてほしいと。
(潤子)あんたホント最低だよ。
絶対許さない。
(清宮)落ち込んでる暇はないぞ。
(清宮)まだチャンスはある。
気を落とすなよ。
(潤子)フフッ。
(清宮)その笑顔だろ。
桜庭。
お前見てると講師になってよかったって思う。
(三嶋)ニューヨーク支社に転勤?
(三嶋)何か坊さんに付きまとわれてんじゃん。
(三嶋)お前何がしたいんだよ?
(まさこ)私だったら三嶋さん選びますよ。
(高嶺)私は身も心も仏道に捧げます。
(香織)なぜなのですか?
(寺田)桜庭のお嬢さんとももう二度と会えないんだぞ。
(清宮)ちゃんと2人で話せ。
(潤子)清宮さんまで巻き込まないでください。
(高嶺)一生あなたに付きまといません。
(清宮)試験でお前を落としたのは星川さんじゃない。
星川さんのおばあさんがうちの役員とつながってたんだ。
(潤子)あなたがやったわけじゃないんですよね?私の前から勝手に消えるのなんて許しませんから。
(高嶺)潤子さん。
結婚してさしあげます。
(潤子)友達なら百歩譲ってなってあげてもいいですよ。
(由希)由希潤子ちゃんに告白するから。
(三嶋)桜庭。
ちょっと。
(潤子)えっ?
(恵子)欲しかったのよ。
洗濯機。
(寧々)ねえ。
ビンゴで当てるなんてすごい。
(潤子)実家まで運んでいただきありがとうございました。
もう大丈夫ですので。
(高嶺)大丈夫ではありません。
なぜあんなことを?
(潤子)いつまでがたがた言ってるの?
(恵子)洗濯機貯金の分何に使おうかしら?
(寧々)お母さん結構ためてたもんね。
(満)よし。
うちもパーティーでも…。
(高嶺)破廉恥な。
みっともないと思わないんですか?
(潤子)事故みたいなもんでしょ。
(恵子)いっそ旅行でも行っちゃう?
(寧々)行きたい!
(満)お父さん仕事休もうかな。
(高嶺)恥を知りなさい。
恥を。
(潤子)べ…別に向こうだって酔っぱらってただけで。
(2人)どこ行く?沖縄とか?
(満)やっぱり温泉だろ。
(高嶺)もうそれ以上言わないでください。
考えただけで頭がおかしくなりそうです。
(満)ちょっちょっ。
高嶺君。
俺にだけ冷たいよ。
(高嶺)はい?
(恵子)それより温泉。
高嶺君も一緒に行かない?
(寧々)卓球とかボウリングしようよ。
(高嶺)行きます。
(潤子)行きません。
(高嶺)婚前旅行も兼ねてぜひ。
(潤子)友達は行かないでしょ?
(恵子)友達から結婚まで早かったのよね。
私たち。
(満)うん。
そうだな。
(寧々)きっかけは?
(満・潤子)お泊まりだよ。
最悪。
(満)終電逃しちゃってねお母さんの実家泊めてもらっちゃった。
(潤子)ああ。
実家か。
だったら変なことには…。
(満)その夜お前が。
(潤子)最低!うーわ。
(高嶺)その夜何が?
(潤子)聞かない。
掘らない。
(恵子)とにかくあのお泊まりが結婚のきっかけなのよね。
(満)そういうことなんだよ。
(高嶺)お泊まりで結婚。
お泊まりで結婚。
お泊まりで結婚。
お泊まりで結婚。
お泊まりで結婚。
(読経)
(三休)宿坊?ええ。
一橋寺を宿坊にしたいと考えています。
(三休)何ですか?宿坊って。
(寺田)実際に寝泊まりして修行体験できる寺のことだ。
(ひばり)私は反対です。
来週は元総理の大事な法要があるんです。
高嶺を次期住職として披露する大事な機会なんですよ。
もちろんそちらも私が責任をもって務め上げます。
(ひばり)当たり前です。
もう。
何で今すぐ宿坊なんかやらなきゃいけないの?一橋寺の未来のためにも宿坊を実現させたいんです。
(三休)お泊まりですね?お泊まりです。
(潤子)何があっても泊まりませんから。
ぜひ一度体験し感想を聞かせていただきたいんです。
どうして私なんですか?友達だからです。
だったら別の友達を。
いません。
あなた以外の友達は全員僧侶です。
(せきばらい)潤子さんには必ず泊まっていただきます。
とにかく行きません。

(講師)ヘイ。
三嶋。
(蘭)潤子先生。
はい。
(蘭)今本部から緊急のメールが。
メール?おめでとうございます。
絶対行きません!どうしてこうなるかなぁ?お足元段差がありますので。
あのね。
星川さん。
もうどうやったか知りませんけど。
あなたのおばあさまホントにいらっしゃらないんですよね?ご心配なく。
今夜は帰りませんので。
それよりてっきりお一人かと。
百絵先生。
ごめんなさいね。
付き合わせちゃって。
(百絵)えっ?こっちこそありがとう。
「ありがとう」?
(百絵)だってお寺って男だらけの花園でしょ。
美坊主。
(シャッター音)
(百絵)美坊主。
(シャッター音)
(百絵)美坊主。
(シャッター音)
(百絵)きたこれ。
美坊主過ぎる。
(百絵)まさに坊主もえ。
ああー。
あっ。
違う。
(シャッター音)
(成田)いや。
ちょっ。
近くないですか?
(百絵)あっ。
ごめんなさい。
百絵先生。
行きますよ。
あっ。
ごめん。
はっ!?えっ?こちらへ。
えっ?えっ?えっ?何?身を低く。
あっ。
はい。
えっ?どう…。
えっ?えっ?・
(寺田)大奥さま。
お早いお帰りで。
あの。
お戻りはあしたのはずじゃ?
(ひばり)フフッ。
先さまに急用ができたのよ。
(寺田)あっ。
では宿泊されるお部屋にご案内します。
ただし姿勢はこのままで。
はあ。
(百絵)もしかしてすでに修行が始まってるんじゃ?いや。
それ違うと思うんだけど。
ニャーオ。
何でまたここ?百絵先生は?他の客間へお通ししました。
また何かたくらんでるんですか?私の目には他の男と接吻した光景が焼き付いて離れない。
またその話ですか?ですからあなたのご両親のようにお泊まりで結婚のきっかけをつくりましょう。
あんな話真に受けないでください。

(百絵)ああ。
信じらんない。
えっ?・
(足音)
(アーサー)ハーイ。
えっ?私がお呼びしました。
うわっ。
(ひばり)今度のご法要はこの一橋寺の名に懸けて全て滞りなく万全の態勢で臨んでください。
(一同)はい。
(寺田)こちらは任せておけ。
よろしくお願いします。
(ひばり)住職。
(寺田)あっ。
はい。
(ひばり)高嶺はどちらに?
(寺田)あれ?おかしいな。
先ほどまでこちらにいたんですがね。
(寺田)おかしいですな。
(ひばり)高嶺にも法要のこと重々言い含めないと。
(寺田)はい。
(まさこ)ひどいよ。
潤子先生とキスするなんて。
(三嶋)まさこちゃん。
ちょっと声が…。
(まさこ)私は三嶋さんの何なんですか?
(三嶋)えっ?
(まさこ)体だけが目当てなんですか?
(三嶋)いや。
うん。
だからどこかでちゃんと話をしよう。
ねっ?また連絡するから。

(蜂屋)何だかめんどくさいことしてますね。
(まさこ)何?
(蜂屋)別に。
(まさこ)あれ?今日一人?ああ。
あいつなら今引きこもり中なんだよね。
「清宮先生へ。
来年は私も一緒にニューヨークでクリスマスを迎えたいです。
桜庭潤子」
(アーサー)ミスター星川。
お心遣いありがとうございます。
ミス百絵と二人部屋だなんて。
(潤子・百絵)えっ?
(百絵)私潤子先生と一緒の部屋がいいんですが。
いや。
そもそも男女別でしょ?
(アーサー)じゃあ3人で寝ますか?
(潤子・百絵)えっ?
(アーサー)ジャパニーズ川の字。
ならば私も今夜はここで寝ます。
いやいや。
おかしいでしょ。
友達ですから。
友達って言葉いいように使わないでください。
しばしこちらで待機を。
はあ?
(ひばり)高嶺。
はあ!?
(ひばり)ハァー。
どこにいたんですか?おかえりなさいませ。
ただ今宿坊のお客さまのお相手を。
(ひばり)えっ?もうお客さまがいらしてるの?じゃあ私ご挨拶に伺わなくては。
お…お待ちください。
(ひばり)うん?
(せきばらい)私が呼んでまいります。
(ひばり)えっ?えっ?高嶺。
お待ちください。
(ひばり)ようこそ。
一橋寺へ。
こちらが今日のお客さまです。
(百絵)潤子先生…。
(アーサー)いやー。
しかしすてきなお寺だ。
僕たちとても気に入りましたよ。
ねえ?それに見事なお着物ですね。
(ひばり)えっ?
(アーサー)その帯は辻が花ですか?
(ひばり)まあお詳しいのね。
日本の文化に非常に興味がありまして。
(ひばり)ああ。
えっ?じゃあ…。
どちらへ?
(ひばり)あっ。
離れに。
こちらにご覧に入れたいものがあるのよ。
(寺田)いやー。
離れは。
(ひばり)うん?
(アーサー)ミスひばり。
夜空の星が一つ足りない理由が分かりました。
はあ?
(アーサー)ここに輝く星があったからなんですね。
(ひばり)うん。
もう。
年寄りをからかうもんじゃありませんことよ。
(アーサー)からかってはいませんよ。
ミスひばりはハート泥棒ですね。
まあ。
(三嶋)まさこちゃんにはちゃんと話さなくちゃなって思ってたんだけど。
実は俺…。
(まさこ)私からも三嶋さんにお話があります。
(まさこ)私三嶋さんとはお付き合いできません。
ごめんなさい。
(三嶋)えっ?
(まさこ)だって三嶋さん年収1,000万ぐらいじゃないですか。
私3,000万以上が結婚の絶対条件なんですよ。
残念ながら候補に入りませんでした。
あっ。
っていうかそもそもあの日何もなかったんですよ。
(三嶋)えっ?
(まさこ)《おはよう。
三嶋さん》
(まさこ)あんなに酔っててできるわけないじゃないですか。
(三嶋)ホントに?ハァー。
今ほっとしました?
(三嶋)あっ。
いや。
(まさこ)ごめんなさい。
ちょっとお手洗いに。
・あれ?
(まさこ)ああ。
(蜂屋)どうしたの?嘘泣き?
(蜂屋)じゃないんだ。
(まさこ)どうして高校生がいるの?
(蜂屋)だってここ俺の店だから。
(蜂屋)もっと気楽に楽しめばいいのに。
俺みたいにさ。
(まさこ)フッ。
そうね。
でも子供と遊んでるほど暇じゃないの。
(蜂屋)フッ。
ふーん。
そっか。
カニ!?
(百絵)お寺の食事って味気ないのかなと思ってたらすごい豪華ですね。
前とメニューが変わっている。
(百絵)えっ?いや。
何でもないです。
(アーサー)ミスター星川。
やりますね。
うん?
(アーサー)ミスター住職に聞きました。
これ全部彼一人で作ったそうですよ。
えっ?
(アーサー)食材の調達から仕込みまで全てご自分で。

(アーサー)大事な法要があるのに宿坊に関わる全てを不眠不休で準備していたそうです。
何張り切っちゃってんだろ?あの人。
(アーサー)友達を招くのは初めてだからきちんともてなしたいと言っていたそうですよ。

(ノック)ご要望はありますか?何なりとお申し付けください。
星川さん。
少しは休んでください。
寝てないんでしょ?大丈夫です。
大切な人に喜んでもらうためなら2〜3日寝なくても問題ありません。
何しろ友達ですから。
いや。
私のせいで倒れられても困るんですけど。
それにだいたい…。
今寝てました?今のは瞑想です。
(せき)ほら。
せきも。
大丈夫…。
(せき)ほら。
(アーサー)ミスター星川。
ミス潤子の言うとおり少し休んで4人で飲みましょう。
ねっ?いや。
ここお寺ですけど。
ならばゲームでもしますか?
(百絵)ゲームなんかあるんですか?百人一首が。
(アーサー)ということは?坊主めくりです。
ああ。
また坊主。
くうー。
うーん。
ほら。
また寝てる。
ですから瞑想です。
寝る?もう寝よっか?
(アーサー)うん?うん。
(男性)潤子帰ってきたか?
(男性)帰ってきてないだろう。
(メグミ)帰ってきてないね。
(男性)お泊まりか?
(男性)お泊まりだろ。
(メグミ)お泊まりだね。
(男性たち)結婚か?結婚だろ。
(メグミ)結婚だね。
(男性)このパターンいつまで続くんだよ?
(男性)続くんだろ?
(メグミ)続くんだろうね?
(男性)だからこのパ…。
ハァー。
結局4人で寝るんだ。
っていうか寝てるし。
まあいっか。
おやすみ。
うん。
うーん。

(百絵)《まずい。
緊張して震えてくる》
(百絵)《あっ!?いや。
落ち着け》《ここで声を上げたら男慣れしてないのがバレてまた弱みを握られる》《冷静に大人の女らしく無視しろ。
私》
(アーサー)《ああ》《よくみんな寝れるな。
この状況で》《何かすごい静か。
えっ?まさかいない!?》《あっ。
いるか。
もう寝たのかな?》《いやいやいや。
あの人が寝るわけないか》《でも静か過ぎるし》《うわっ。
気になる。
あっ。
めっちゃ気になる》《ああ。
でも怖い。
怖くて見れない》《あっ。
でも見たい。
ああ。
どうしよう?》《うわっ。
何か気持ち悪くなってきた。
ううー》《ちょっとだけ。
そーっと》キャー!
(百絵・アーサー)ああー!うわー!ああ。
(いびき)寝てる?寝れなかった。
(あくび)・
(障子の開く音)なっ!おはようございます。
おはようございます。
よく眠れましたか?眠れるわけないでしょ。
そうですか。
そのお花は?毎朝両親に供えるのが日課でして。
あれ?両親って。
ちょうど私が彼くらいの年のころに亡くなりました。
では後ほど朝食をお持ちします。
はい。
・あのう。
前から聞きたかったんですけど。
はい。
どうして私なんですか?あなたでなければいけないからです。
だからどうして?分かりません。
はい?私にもさっぱり分からないんです。
えー?分からなくて苦しくて。
それなのになぜだかとてもうれしくて。
こんな気持ち初めてなんです。
離れているとすぐにあなたに会いたくなる。
ずっとそばにいたいんです。
うん?えっ?ちょっ。
ちょっ。
あっ!?うわっ!あっ!
(ひばり)潤子さん。
ハァー。
いらしてるならいらしてるで一言ご挨拶頂きたかったわ。
い…いや。
いらっしゃってること伺っていなかったもので。
私が無理やり潤子さんを呼んだんです。
私の責任です。
だいたい…。
ああ。
いやらしい。
あなたたちここで何をしようとしてたんですか?ご挨拶遅れまして申し訳ございませんでした。
あの。
今すぐ失礼いたしますので。
お待ちください。
追ってはなりません。
あなたには大切な法要が待ってるんですよ。
次期住職としてきちんと務めなさい。
(読経)
(成田)すさまじいな。
高嶺さま。
(羽田)あれこそまさに一心不乱。
もしもし?
(寧々)あっ。
もしもし?いや。
うるさい。
ねえ?どこにいるの?ああ。
今ボウリング中。
ボウリング?こんな朝っぱらから?
(寧々)そう。
3人で早朝ボウリング。
温泉来ててそのついで。
(満)よっしゃ!
(恵子)うわー!お父さん。
ハイタッチ。
(満)ハイタッチ。
何で温泉?
(寧々)あっ。
洗濯機貯金浮いたからさ。
ああ。
(寧々)それより由希ちゃん引きこもりになっちゃったの知ってる?えっ?由希ちゃんが?
(寧々)うん。
何か連絡取れなくなっちゃって。
電話にも出てくれないの。
えっ?お姉ちゃんさ仲いいんでしょ?お姉ちゃんだったら話してくれるかも。
だから詳しいことは後でメールするね。
うん。
じゃあね。
えっ?いや。
ちょっと。
寧々。
(通話の切れる音)ちょっ。
これでよかったんですよね?蜂屋君。
(蜂屋)うん。
ありがとね。
寧々ちゃん。
(恵子)誰?
(蜂屋)じゃあ。
お邪魔しました。
(恵子)ハハハ。
誰?あれ。
もうカッコイイ。
(寧々)渋谷王子。
(恵子)渋谷王子?最近イケメンばっかり見るわね。
(寧々)ホントね。
(満)よっしゃ!出た。
ストライク。
イェ…。
(恵子・寧々)渋谷王子。
うわー。
(恵子)ああ。
渋谷王子。
(寧々)カッコイイ。
これでよかったんだよな?由希。
(恵子)渋谷王子。
(アナウンス)留守番電話に接続します。
発信音の後にメッセージを…。

(アーサー)ミスター星川。
われわれも帰った方がよさそうですね。
すいませんでした。
せっかくいらしてくださったのに。
(アーサー)私はもう少し楽しみたかったんですが。
(百絵)いえ。
もう十分です。
っていうか結構です。
潤子さんにも悪いことをしてしまいました。
(男性)「子猫ちゃん。
ニャーオ。
子猫ちゃん。
ニャーオ」
(百絵)あっ。
潤子先生から。
えっ?由希ちゃんが?由希さん?
(百絵)由希ちゃんELA辞めるみたいです。
潤子さんは由希さんのところへ一人で行かれたんですか?
(百絵)メールを見るかぎりそうかと。
(アーサー)彼女ハロウィーンパーティーの後からちょっと様子がおかしかったですね。
(百絵)星川さん。
由希ちゃんのことで何か?
(チャイム)・
(チャイム)
(チャイム)・
(ドアの開く音)
(由希)潤子ちゃん?由希ちゃん。
大丈夫?
(由希)来てくれたの?うん。
うわー。
もう。
でも元気そうでよかった。
みんな心配してるんだからね。
(由希)ありがとう。
入って入って。
うわっ。
すごいね。
スイート。
うわー。
(由希)潤子ちゃん。
うん?
(由希)由希男だよ。
えっ?潤子ちゃんが好き。
大好き。
えっ?ちょっちょっ。
誰にも渡したくない。

(チャイム)潤子さん。
潤子さん。
うん?潤子さん。
えっ?
(由希の泣き声)あなたが男性だと初めて会ったときから気付いておりました。
もし潤子さんを傷つけたのなら許しません。
何もされてませんから。
ただあなたの気持ちは分かります。
目の前で好きな人の唇を奪われたつらい気持ちは私も同じです。
えっ?でも人はそういうつらい気持ちを受け止めてこそ成長できるんです。
私を見なさい。
何言ってるんですか?励ましてるんです。
いや。
もういいです。
大丈夫です。
(由希)潤子ちゃん。
うん?由希のこと嫌いになった?ううん。
大好きだよ。
だって私の大事な生徒だもん。
ねっ?思い詰めた人間は男でも女でも子供でも何をするか分かりません。
大げさです。
大げさではありません。
現に三嶋さんがあなたにあのようなことを。
あいつは別に友達だし。
友達という言葉をいいように使わないでください。
だいたいあなたには隙が多過ぎます。
だから私はあなたから目を離せないんです。
どんなときでもあなたをそばに置いとかなければいけないんです。
別に隙なんてそん…。
うわっ!ほら。
今も隙だらけですよ。
うわっ。
壁ドンです。
壁ドンね。

(ドアの開く音)・
(一同)ただいま。
ハハッ。
(満)ああ。
疲れた疲れた。
ああ。
おかえり。
(恵子)もう温泉入って疲れたってお父さん意味ないわよ。
(寧々)あれ?お姉ちゃん。
(恵子)高嶺君。
お邪魔しております。
(恵子)はい。
あっ。
これお土産ね。
はい。
(寧々)お父さんお父さん。
(満)ああ。
高嶺君。
これも。
熊手。
(寧々)はい。
定番の木刀でございます。
えっ?北海道行ったの?
(満)よく見て。
よく見て。
センス。
(恵子)それより聞いてよ。
入った温泉高嶺の湯って名前だったのよ。
(寧々)もうお母さん温泉入るたびずっと言ってんの。
(恵子)あっ。
高嶺君。
熱いわ。
高嶺君。
火照るわ。
(一同)アハハ。
どうでもいい。
(満)あれ?高嶺君。
今日ノリ悪いね。
(恵子)顔色よくないわよ。
(寧々)ホントだ。
何の問題もございません。
(一同)気のせいか。
アハハ。
(恵子)どんなにおいがすると思う?これちょっと。
(寧々)やだ。
もう。
星川さんが倒れた?
(蘭)お寺の方から電話があって今日のレッスンを休むって。
《今寝てました?》
(せき)
(アーサー)倒れるなんて。
ミス潤子を愛するが故ですね。
はい?
(百絵)あしたって言ってたよね?
(百絵)大事な法要。
うん。
(百絵)大丈夫かな?星川さん。
いや。
えっ?私に言われても。

(蘭)お疲れさま。
お疲れさま。
うわっ!?三嶋。
桜庭。
この間はごめん。
もう。
飲み過ぎたんじゃないの?もう。
あれね三嶋じゃなかったらセクハラで訴えてるからね。
(三嶋)悪い。
いや。
でさ…。
じゃあね。
またね。

(清宮)そうですか。
大学時代から桜庭のことを。
(三嶋)ええ。
ただこの間はちょっと強引過ぎました。
あいつとはこのまま友達でいた方がいいんですかね?あっ。
すいません。
清宮さんにこんな話。
(清宮)いえ。
ただ自分の気持ちを伝えないと後悔すると思いますよ。
絶対に。
清宮さん?
(清宮)俺はやっと分かったんです。
こんばんは。
ごめんくださーい。
失礼しまーす。

(ひばり)高嶺は本当にもう駄目なんでしょうか?・
(医師)最善は尽くしたんですが厳しいかと。
えっ?・
(ひばり)だから法要の準備と宿坊とどちらもやるなんてことはどだい無理な話だったんですよ。
元総理の法要ですよ?高嶺引きずってでもあした出席させますよ。
(寺田)大奥さま。
(ひばり)せっかく高嶺が取り仕切ることでお許しが出たんですよ。
ハァー。
もう。
寺の顔に泥を塗るようなもんです。

(ひばり)あの女が来るとろくなことはない。
星川さん?星川さん。
潤子さんですか?はい。
ハァー。
来てくれたんですね。
具合どうなんですか?大丈夫です。
ちょっと。
もう大丈夫じゃないじゃないですか。
何か私にできることがあったら言ってください。
何でもですか?まあ内容によりますけど。
では…。
うん?手を握ってください。
潤子さん。
ありがとう。
うん?えっ?ちょっと。
無理しないでください。
あなたの顔がよく見たいんです。
何でこんなになるまで無理したんですか?あした大事な役目があるんでしょ?あんな夜中までもう。
坊主めくりなんてしなきゃよかったのに。
初めてだったんです。
うん?友達と夜更かしをしたことが。
友達と雑魚寝をしたことが。
(せき)ああ。
友達を家に招いたことが。
何もかも初めてだったんです。
だからうれしくて。
そんなことくらいいくらだってやってさしあげます。
ホントですか?はい。
だったら…。
うん?あなたの手料理が食べたい。
うーん。
まああんま上手じゃないですけどね。
あなたとデートがしたい。
はいはい。
(せき)うん?
(せき)ちょっ。
大丈夫ですか?
(せき)しばらくこのままでもいいですか?いいですよ。
潤子さん。
うん?あなたと夫婦になりたい。
あなたと家族になりたい。
だからそれは無理だって言ってるじゃないですか。
ちょっと具合悪いからって調子乗り過ぎですよ。
潤子さん。
うん?あなたが好きだ。
星川さん?うん?おはようございます。
もう大丈夫なんですか?全快いたしました。
いや。
でも昨日あんなに熱があったのに。
あなたの看病のおかげです。
ありがとうございます。
潤子さん。
誠心誠意お勤めしてまいります。

(寺田)ホントによかった。
頼むぞ。
高嶺。
お任せください。
(寺田)こんなふうにたった1日で回復するなんて。
いや。
まさしく愛の力だ。
ご心配をおかけしました。
いってまいります。

(香織)大奥さま。
あの子が一晩中看病したそうね?
(香織)私高嶺さまとの結婚を諦めません。
高嶺さまの妻にふさわしいのはこの私です。

(読経)
(呼び出し音)
(呼び出し音)・
(呼び出し音)
(清宮)桜庭。
俺と一緒にニューヨークへ行ってくれ。
えっ?2015/11/02(月) 21:00〜21:54
関西テレビ1
5→9〜私に恋したお坊さん〜 #04[字][デ]【5時から9時まで】

大波乱!一触即発&同時多発の四角関係が動き出す!禁断のあの秘密もついにバレる!?潤子の周りで次から次に起こる予測不能の展開に、高嶺は?清宮は?三嶋は?

詳細情報
番組内容
 桜庭潤子(石原さとみ)の両親の結婚のきっかけが“お泊り”だったと聞いた星川高嶺(山下智久)は、一橋寺を宿坊にしようと思いつく。星川ひばり(加賀まりこ)は、元総理の大事な法要が控えている時期だから、と反対するが、高嶺は計画を進めてしまう。
 宿坊体験の日、一橋寺に潤子と山渕百絵(高梨臨)がやってくる。高嶺は、潤子と百絵を別々の部屋へ案内。潤子とお泊まりをして結婚のきっかけを作ろうというのだ。潤子が
番組内容2
あきれていると、百絵と木村アーサー(速水もこみち)が部屋に駆け込んで来る。
 その頃、ELAでは、三嶋聡(古川雄輝)が、潤子とキスしていたことを毛利まさこ(紗栄子)に責められていた。泣きじゃくるまさこに、三嶋はオロオロするしかない。そんなまさこに、蜂屋蓮司(長妻怜央)が声をかける。一方、校長室にいた清宮真言(田中圭)は、2年前、ニューヨーク勤務時に潤子から届いたクリスマスカードを見つめていた。
番組内容3
さらにそこには、清宮が出せなかった潤子へのカードもあった。
 後日、ELAに高嶺が倒れたと連絡が入る。法要を前にしながら、潤子たちをもてなすために働いた疲れが出たのでは、と心配になった潤子は寺に向かう決心をする。同じ頃、熱でうなされる高嶺を、足利香織(吉本実憂)が看病していた。
 やがて寺に着いた潤子は、苦しそうに寝ている高嶺のそばに座る。そんな潤子に気づいた高嶺は、手を握ってくれと頼む。
出演者
石原さとみ 

田中圭 
古川雄輝 
高梨臨 
紗栄子 
吉本実憂 
長妻怜央(ジャニーズJr.) 
恒松祐里 
寺田心 
中村アン
 ・ 
速水もこみち 
戸田恵子 
上島竜兵(ダチョウ倶楽部)
 ・ 
小野武彦 
加賀まりこ 

山下智久
スタッフ
【原作】
相原実貴「5時から9時まで」(小学館 月刊「Cheese!」) 

【脚本】
小山正太 

【音楽】
出羽良彰 
羽深由理 

【主題歌】
「クリスマスソング」back number(ユニバーサル シグマ) 

【プロデュース】
後藤博幸 
金城綾香 

【演出】
平野眞 
谷村政樹 

【制作】
フジテレビ ドラマ制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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