【モスクワ=共同】米経済誌フォーブス(電子版)は4日、「世界で最も影響力のある人物」73人のランキングを発表し、ロシアのプーチン大統領を3年連続でトップに選んだ。日本人はトヨタ自動車の豊田章男社長の28位が最高で、安倍晋三首相は41位だった。
ウクライナ和平の仲介やシリア難民問題で存在力を示したドイツのメルケル首相が2位。米国のオバマ大統領は昨年の2位から3位に転落した。
同誌はプーチン氏について「やりたいことをやり、やりおおせることができる数少ない人物の一人」と評価。ウクライナ南部クリミア半島の強制編入などで制裁を受け、国内経済が停滞しても高い支持率を維持したと紹介した。またシリアへの軍事介入により「この地域で米国や北大西洋条約機構(NATO)の影響力が低下した印象を与え、ロシアの対外的影響力を回復させた」と説明した。
中国の習近平国家主席は5位、韓国の朴槿恵大統領は43位だった。
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