赤ちゃんは裸の状態で置き去りにされていました。
核兵器のない世界を望むのみであります。
こんばんは。
ニュースウオッチ９です。
緊張が高まる南シナ海。
対立するアメリカと中国の間での新たな動きです。
中国が造成する人工島の周辺で、アメリカがイージス艦の航行に踏み切って以来初めて米中の国防トップが会談しました。
先ほど終わった注目の会談。
マレーシアで開かれているＡＳＥＡＮ・東南アジア諸国連合の一連の国防相会議に合わせて行われました。
和やかな雰囲気で記念撮影に臨むのは、ＡＳＥＡＮ加盟１０か国の国防相です。
一堂に会して話し合ったのは、南シナ海の問題です。
南シナ海を巡って、ベトナムやフィリピンなどは、人工島の造成を進める中国と領有権を争って対立しています。
フィリピンでは、こんな出来事も。
ルソン島に流れ着いた巨大な物体。
長さはおよそ１キロあります。
中国が南シナ海に設置した構造物が、流れ着いたと見られています。
きょうの会議では、南シナ海での法的拘束力を持ったルールの策定を急ぐべきだという意見が上がったほか、各国から問題の平和的解決を求める声が相次いだということです。
会議のあと、議長国マレーシアは、こうくぎを刺しました。
マレーシアには、ＡＳＥＡＮ加盟国以外からも。
アメリカのカーター国防長官。
そして、中国の常万全国防相が姿を見せました。
アメリカと中国。
南シナ海をはじめとする問題で、対立を深めてきました。
そして、先週。
南シナ海で人工島の造成を進める中国に対し、アメリカが行動に出ました。
中国が主張する主権を認めないアメリカは、人工島から１２海里の中でイージス艦を航行。
アメリカは今後も３か月に２、３回の頻度で継続する方針です。
そのアメリカのカーター国防長官。
きょう、中国との会談に先立ち、中谷防衛大臣と会談しました。
中谷大臣は、南シナ海でアメリカ軍のイージス艦が航行したことを支持する考えを伝え、日米が緊密に連携することで一致しました。
一方、中国外務省の報道官は。
そして、日本時間の今夜８時前、米中の国防トップが会談しました。
先月のアメリカのイージス鑑航行を受けて、両国のせめぎ合いが続く中、初めての会談となりました。
ではマレーシアのクアラルンプールで取材をしている、ワシントン支局の石山記者と、中国総局の高木記者に聞きたいと思います。
まず石山さん、アメリカは圧力と対話を通して、中国に譲歩を迫るというふうにしてきてるんですが、その対話となるのが今回の会談、これが一つだと思うんですが、では中国に何を、どう働きかけたんでしょうか。
アメリカは今後も南シナ海の人工島の周辺で、自由に行動し続けるという立場を、改めて示したものと見られます。
先月、イージス鑑を派遣したあとも、アメリカは国際法が認めるあらゆる場所で航行、飛行し、活動を続けると言い続けてきました。
国際法では、人工島は領海を形成しないというのは、アメリカの一貫した認識で、これを貫く、強い姿勢を示しながら、中国側の出方も探ろうとしたと見られます。
そして、高木さん、一方の中国ですが、この問題で譲らない姿勢を打ち出していますが、会談ではどのように出たと見られますか？
中国はアメリカのこの問題への関与に強く反発しつつも、なんとか事態沈静化のきっかけをつかもうとしたのではないかと思います。
中国海軍のトップは、アメリカ側との先の電話会談で、南シナ海には、米中両海軍が協力できるだけの、広大な空間と潜在能力があるという表現を使って、これ以上の対立は避けたいという考えをにじませました。
背景には、軍事力ではアメリカに遠く及ばないという自覚があることに加えて、南シナ海は中国にとっても自国経済を支える海の大動脈だということがあります。
しかし、中国は南シナ海での島の造成をやめるつもりはありません。
アメリカとの対話は維持し、海や空で偶発的な衝突が起きる、最悪の事態は回避しつつも、滑走路などの建設は今後も続けるものと見られます。
再び石山さんに、アメリカ側の話を聞きたいんですが、今、中国は今後も南シナ海での滑走路などの建設は続ける構えというふうな話だったんですが、ではアメリカには、これを止める手だてっていうのは、どうなんでしょう？ないように見えるんですが、どうでしょうか？
難しい状況にはあると思います。
アメリカが最も懸念しているのは、人工島の軍事化なんですけれども、その一方で、軍事的な緊張が高まるようなことがあれば、事態はむしろ悪化してしまうおそれもあります。
このため、アメリカとしては今後、外交的な働きかけを強め、国際的な支持を拡大させていくことが、鍵になってくると思います。
石山記者、高木記者に聞きました。
マレーシアではあす、ＡＳＥＡＮ各国のほか、アメリカや中国、日本などが参加して、拡大国防相会議が開かれます。
米中両国は、南シナ海について、みずからの主張への理解を広げようとするものと見られ、関係国を交えた駆け引きが一段と激しくなりそうです。
では次です。
けさ、茨城県鉾田市の路上で、生後間もない女の赤ちゃんが裸で置き去りにされているのが、見つかりました。
赤ちゃんを救ったのは、偶然見つけた、ある家族のとっさの行動でした。
赤ちゃんが見つかった住宅地です。
この道は車が一台、ようやく通れるくらいの細い道です。
けさ６時ごろまで、雨が降っていました。
そして雨がやんで、６時半ごろ近所の人が赤ちゃんの泣き声がするのを聞きつけました。
外に出ると、ここに赤ちゃんがいたということです。
赤ちゃんが見つかった午前７時ごろの鉾田市の気温は１２度６分。
生後まもなく、へその尾がついたままだった女の赤ちゃん。
裸でした。
赤ちゃんが寝かされていた場所、日中の今でも、こうして触ると、ひんやりとしています。
ここに裸で置き去りにされていました。
小児科の医師は、発見が遅れれば、命の危険性もあったと指摘しています。
赤ちゃんに迫る命の危険。
救ったのは、ある家族のとっさの行動でした。
現場のすぐ近くに住む海老原恵さんです。
海老原さんは、赤ちゃんを温めるものを探しに、自宅に走りました。
その間、海老原さんの家族が、車が行き来する危険な道路から、自宅の敷地内に赤ちゃんを運びます。
海老原さんは、家から持ち出した２枚のバスタオルで、赤ちゃんの全身をくるみました。
救急車を待つ間、家族は赤ちゃんに向かって、大丈夫、大丈夫と声をかけ続けたといいます。
家族の対応について、医師は。
病院に運ばれた赤ちゃん。
体温が下がっていたものの、命に別状はありませんでした。
警察では、近所の人の中に、午前６時ごろから赤ちゃんの泣き声が聞こえたと話している人がいることなどから、その少し前に置き去りにされたと見て、保護責任者遺棄の疑いで捜査しています。
厚生労働省によりますと、路上などに置き去りにされ、親が分からない子どもは、平成２５年度までの５年間で１５４人。
このうち３歳未満が１０２人と全体の６６％を占めています。
子どもが置き去りにされてしまう背景には、何があるのか。
児童虐待の問題に詳しい専門家は。
その上で川崎さんはこうした母親を支援する機関に、いかにつなげていくかが対策の鍵を握っているといいます。
家族の機転でなんとか救われたわけですが、生後まもない赤ちゃんが、冷たい路上で泣き続けていた姿、想像するだけで、胸が痛みますよね。
そうですね、なかなか、こうした置き去りというのは、後を絶ちませんですよね。
先ほどの専門家も言っていましたけれども、赤ちゃんを育てられない事情があるときに相談できる行政などの窓口について、広く知ってもらうこと、それから背景にある貧困対策を進めていくこと、こうしたことが必要になってきているというふうに思います。
きょうは、文化の日です。
６９年前のきょう、日本国憲法が公布されたのを記念して、祝日に制定されました。
当時、多くの人が集まって公布を祝いました。
安全保障関連法の国会審議をきっかけに注目が集まった日本国憲法。
今、改めて憲法を学ぼうという動きが広がっています。
東京都内の書店です。
ことし８月、憲法をテーマにしたコーナーを、新たに設けました。
出版社が一般向けの本を数多く出したこともあり、この書店では、憲法に関する本の売り上げが去年の２倍を超えています。
安全保障関連法を巡る議論をきっかけに、関心が集まった憲法。
学者の間では、憲法の理念がこれまで十分に知られてこなかったという認識が広がりました。
先月開かれた憲法学者などの集会では、研究室の中だけにとどまっていた学者としての在り方を見直そうという意見が出されました。
護憲・改憲の立場を超えて、将来を担う世代に、もっと憲法を伝えていかなければならないという声も相次いだのです。
危機感を抱く一人、長崎県の大学で憲法を教える渡邊弘准教授です。
今の憲法の理念を守る護憲の立場です。
最近の議論の高まりを受けて、条文を学ばせるだけでなく、学生自身に憲法の意味を考えてもらうように心がけています。
大学の外でも、憲法を学びたいという要望があれば、積極的に出かけるようになりました。
訪れたのは、若者のグループが開いた勉強会です。
この日、渡邊さんが強調したのは、憲法が国家権力を縛る役割を持つという、立憲主義の考えです。
憲法学者が市民向けの勉強会に講師として出向く取り組みは、今、全国に広がっています。
若者に憲法について考えてもらおうという動きは、憲法学者以外にも広がっています。
若手企業経営者が加入する日本青年会議所。
時代に合わせて憲法は変えていくべきという改憲の立場です。
これまで憲法に関するイベントや勉強会を開いてきました。
この日は、中学校で出前授業を行いました。
学校側は、自分たちの主張を言わず、中立性を保つという条件で許可しました。
生徒たちに出したのは、自分たちで憲法の前文を考えてみるという課題です。
手がかりとして生徒たちに、ある問いを投げかけました。
お年寄りを気遣う。
敬う。
生徒たちは、それに答える形で意見を出し合い、グループごとに考えた憲法の前文を発表しました。
若者の政治参加を研究する専門家は。
一方で、教育現場では、多様な意見をバランスよく伝えるよう、注意する必要もあると指摘します。
憲法を巡っては、さまざまな意見や考えがありますが、今回、取材で共通していたのは、まずは憲法について、考えてほしいということです。
来年、憲法が交付されてから７０年の節目です。
本や市民向けの講座など、憲法について知ろう、学ぼうという動き、これは今後も続きそうです。
東日本大震災から４年半余り。
被災地では、最大規模の集団移転の事業に明るい動きです。
宮城県石巻市で、きょう、新しい町のまちびらきが行われました。
宮城県石巻市の郊外にある、新蛇田地区です。
被災した人たちの移転先として、整備が進められているこの場所で、きょう、まちびらきが行われました。
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた、石巻市。
沿岸から内陸に移り住んでもらう集団移転を進めるため、市街地周辺の６つの地区で工事が行われています。
ここに宅地や公営住宅を整備して、市では、およそ２７００戸分を供給する計画です。
このうち最も大きいのが、新蛇田地区。
１２００戸余りが整備される、被災地で最大規模の移転先です。
来年３月には、ＪＲの新しい駅も建設される予定になっています。
年内に引っ越しを予定している中村精一郎さんです。
移転先での暮らしに期待と不安を抱いています。
中村さんは、父親の代から続く自転車店を経営しています。
震災前に中心部にあった店は津波で全壊し、親戚の店に間借りして営業を続けてきました。
落ち着いて暮らせる場所を確保しようと、店と住宅を移すことを決めました。
古くからの客が減ってしまうおそれもあります。
おはようございます。
しばらくでしたね。
新しい町では、住民どうしのコミュニティー作りも課題です。
ことし４月に公営住宅に入った増田敬さんは、団地会と名付けた自治組織を立ち上げました。
毎朝のラジオ体操は、大切な活動です。
集会所では、料理教室などのイベントも開いていて、近所の人が顔を合わせる機会を増やそうとしています。
新蛇田地区ですべての土地の造成が終わるのは平成２９年度の見通しです。
ほかにも集団移転が遅れている地区では、仮設住宅での暮らしが、最長で７年近くに及ぶ可能性も出ています。
生活の再建をどう加速させるかが被災地の課題になっています。
宮城県内では、１９５の地区で集団移転の計画が進められていますが、宅地の引き渡しが始まったのは、６割余りの地区にとどまっているということです。
被災地で安定した暮らしを取り戻していくためには、引き続き、手厚い支援が欠かせません。
続いて、トゥデーズウオッチです。
東北新幹線の線路脇に、コンクリート片が落下しているのが見つかりました。
日暮里駅です。
コンクリート片は、あちらにあります乗客が乗り換えのために使う橋の下から落ちました。
そして、落ちた場所は、東北新幹線の線路の脇でした。
コンクリート片は全部で８個。
最も大きいもので、縦１２センチ、横６センチあったということです。
線路の上にある橋の鉄筋の一部が腐食して、コンクリートが剥がれた跡が見つかったことから、ＪＲ東日本は、この橋のコンクリート片が落下したと見て、詳しい原因を調べています。
ＪＲ東日本によりますと、けがをした人はおらず、新幹線の運行にも影響はありませんでした。
おととい、名古屋市で、いじめを受けたと書かれた遺書を残して自殺した中学１年の男子生徒の告別式が営まれました。
昼前から営まれた男子生徒の告別式には、同級生や保護者など、１００人ほどが参列しました。
男子生徒はおととい、地下鉄の駅でホームから転落し、電車にはねられて死亡しました。
学校や部活でいじめが多かった、もう耐えられないと書かれた遺書が見つかったことから、警察や教育委員会は自殺と見ています。
ひつぎを乗せた車が斎場を出発すると、参列した人たちは、手を合わせて見送りました。
名古屋市教育委員会によりますと、これまでのところ、自殺につながる兆候は確認できていないということで、同じ部活動に所属する生徒からも話を聞いて、いじめがあったかどうか調査を進めることにしています。
中国を訪れている経団連の榊原会長ら日中経済協会の代表団は、中国の経済政策を担当する国家発展改革委員会の幹部らと会談しました。
この中で中国側は、中高速の成長を維持し、２０２０年までに、ＧＤＰ・国内総生産や国民所得を２０１０年と比べ倍増させるためには、年平均で６．５％以上の成長が必要とされていると説明し、日中間の一層の経済協力を呼びかけました。
代表団側も、日本が持つ環境技術や都市開発などのノウハウを生かすなど、中国の安定成長に向けて協力したいという考えを示しました。
ポイントは、真のビジネスパートナーの関係を築くことができるかです。
今回、日本側は企業トップら２００人が参加。
過去最大の規模となりました。
関係改善につなげたいという意気込みを示した形ともいえます。
一方、中国側なんですけれども、景気の減速が鮮明となる中で、日本企業との関係を深めたいというのが本音だと思います。
経済界の代表団は、あすにも李克強首相と会談することで、最終調整を進めています。
これは実現すれば６年ぶりとなります。
経済面で新たな関係を築くことができるのか、注目です。
不正はさらに広がるのでしょうか。
ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが、ディーゼル車に不正なソフトウエアを使用していた問題。
アメリカ環境保護局は、グループ傘下のポルシェやアウディなどの高級車に搭載された排気量が３０００ｃｃのディーゼルエンジンからも、新たなソフトウエアの不正が見つかったと発表しました。
これに対しフォルクスワーゲンは、このタイプのディーゼルエンジンには、排ガスの量を不正な方法で操作するためのソフトウエアは搭載されていないと強調したいとする声明を出し、否定しています。
世界の科学者が集まって、核兵器廃絶について話し合う国際会議が、被爆から７０年のことし、初めて長崎で開かれています。
この会議できょう、ノーベル賞受賞者の下村脩さんが、長崎への原爆の投下を目の当たりにしたみずからの体験を語りました。
８７歳の下村脩さん。
核兵器廃絶を話し合う会議に出席するため、アメリカから少年時代を過ごした長崎県を訪れました。
１９５７年、会場となったカナダの地名から名付けられた、パグウォッシュ会議。
原爆の開発に関与した反省や、急速に進む核兵器開発への危機感のもと、世界の科学者２２人が集まりました。
きっかけは、アインシュタインらが核兵器廃絶を訴える宣言を出したことでした。
被爆地、長崎で初めての開催となった今回。
３６か国からおよそ１７０人の科学者らが参加し、日本と中国、朝鮮半島などからなる北東アジア地域から、核兵器を排除するための平和の構築などが話し合われました。
そこに参加した下村さん。
組織委員会が核兵器廃絶に向けた機運を高めたいと、長崎への原爆投下を目撃した下村さんに講演を依頼したのです。
下村さんは、クラゲから蛍光たんぱく質を抽出する研究で、２００８年、ノーベル化学賞を受賞しました。
ノーベル賞授賞式の講演で、下村さんがまず語ったのは。
長崎市に原爆が投下されたあの日。
下村さんは、およそ１５キロ離れた諫早市で強烈なせん光を見たといいます。
その後、長崎大学に入り、研究者の道にすすんだ下村さん。
１９６０年の留学をきっかけに、アメリカに拠点を移します。
下村さんが特に印象に残っているのが、原爆を開発したロスアラモス国立研究所を訪れたときのことでした。
原爆が日本に落とされたことについての研究者たちのことばを聞いたのです。
きょうの長崎市での講演。
下村さんは、各国の科学者などを前に、みずからの体験と平和への思いを語りました。
そして、最後に。
講演を聞いた人たちは。
パグウォッシュ会議は、あさっての最終日に、核兵器廃絶に向けた長崎宣言が発表されることになっています。
さて、その核廃絶を訴えるため、世界の指導者に広島と長崎への訪問を促す初めての決議が、国連総会の委員会で採択されました。
この決議に強い反発を示したのは、中国でした。
国連総会の軍縮問題を扱う委員会。
日本が提出した核兵器の廃絶を求める決議案の採決が行われました。
２２年連続で日本が提案し、採択されてきた決議案。
核兵器の非人道性を強調し、核保有国に対して、より透明性が高い軍縮を求めているほか、ことしは初めて、世界の指導者に、被爆地を訪れ、被爆者の体験に学ぶよう促す内容が盛り込まれました。
決議案は、１５６か国の賛成で採択され、アメリカなどは棄権、中国とロシアが反対しました。
これに対して、日本側は。
委員会では、核兵器を法的に禁止する努力を誓うとする決議案の採決が行われ、１２８か国が賛成し、採択されました。
一方で、核保有国を中心に、２９か国が反対。
日本など１８か国が棄権し、各国の立場の違いが浮き彫りになりました。
映像が一部、乱れました。
失礼いたしました。
この核兵器の法的禁止へ、努力を誓うという決議ですが、日本はその採決を棄権したということなんですね？
そうなんですね。
日本の代表が現地で説明をするには、保有国と非保有国が協力して現実的な核軍縮を進めるべきだというのが日本の立場なので、それに整合性が取れないという言い方なんですね。
つまり、核兵器を減らすためには、核保有国の協力が不可欠なんだけど、今回の決議は核保有国が反対をしているので、それは現実的ではないという考え方なんですね。
言うまでもなく、日本は世界で唯一の被爆国として、保有国、そして非保有国の双方に向けて、粘り強く、核廃絶を訴え続ける必要があります。
ニュースを続けます。
旭化成建材が請け負った工事で、くいのデータ流用が明らかになっている問題。
新たに愛知県豊田市のビジネスホテル、三交イン豊田の建設工事でも、建物を支えるくい２６本のうち、１本について、データが流用されていたことが明らかになりました。
この工事は、横浜のマンションでデータの改ざんに関わった施工管理者が担当していて、旭化成建材は流用を認めたということです。
ホテルを所有する不動産会社は、外部の専門家などによる検査の結果、建物に異常は見つからず、安全性に問題はないとしています。
茨城県神栖市、工業地帯の一角です。
消防隊が消火活動を行っています。
今夜６時半ごろ、茨城県神栖市の三菱ガス化学の鹿島工場で爆発がありました。
工場の北側の設備から火が出ましたが、これまでにほぼ消し止められ、けが人は出ていないということです。
また有害物質も発生していないということです。
工場によりますと、工場敷地内の北側にある過酸化水素を製造する設備が爆発したと見られるということですが、詳しい原因は分かっていないということです。
ことし４月から始まった子ども・子育て支援新制度について、全国の保育関係者や保護者が開いた集会。
新制度では、待機児童の解消を目指して、施設の整備などが進められる一方、保育料の算定方法が変わったため、３人以上子どもがいる世帯を中心に、以前より保育料が値上がりするケースが出ています。
先月、中東やアフリカなどからヨーロッパに渡った難民や移民の数は、２１万８０００人余りに上り、１か月当たりでは、過去最多となりました。
国連難民高等弁務官事務所が明らかにしたもので、その数は、去年１年間の人数に匹敵しています。
冬が近づき、海の天候が悪化する中、難民や移民がヨーロッパに到着するペースはさらに加速していて、国連は引き続き、ＥＵ・ヨーロッパ連合などに、受け入れ施設の拡充を求める方針です。
ベトナムの首都ハノイに、流通大手イオンのショッピングモールが開業しました。
ベトナム国内では３店舗目で、売り場面積はおよそ７万２０００平方メートル。
衣料品や食料品など、およそ１８０の店舗が入っています。
ベトナムでは、拡大する中間所得層をターゲットに、韓国やマレーシアなど、外資の参入も相次ぐ中、流通各社の競争が激しさを増しています。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
こちらは香川県の寒霞渓です。
紅葉の名所ですよね。
ですよね。
きょうは文化の日でしたけれども、ロープウエーで登った先で行われたのは。
もみじ茶会です。
山の上でのお茶会ですか。
うわぁ、よく晴れて気持ちよさそう。
ねぇ。
毎年、寒霞渓が紅葉する時期に合わせて開かれているんですね。
きょうの小豆島は、最高気温が２０度以上と、きのうよりも５度近く気温が上がったんです。
秋晴れの中で味わう抹茶のお味は？
にがっ。
お茶がおいしかったです。
とてもお天気もよくて。
満喫してます。
きょうは本当に晴れて、暖かかったですよね。
そうですよね、こんな青空が広がっていましたよね。
きょうの天気を振り返ってみますと、全国的によく晴れたんですね。
朝７時からです。
北陸周辺では、少し雲がとれにくかったんですが、そのほかの地域では広い範囲で晴れました。
なぜかというと、秋の高気圧に、このように覆われたためなんですね。
広い範囲でよく晴れたと。
晴れました。
いつごろまで晴れそうですか？
これね、長く続きそうなんです。
そうですか。
この秋晴れですけれども、今週の金曜日ごろまで続く所が多くなりそうです。
空気も乾きますので、お布団干すのもいいですし、厚手の洗濯物もよく乾きますね。
ただ、空気が乾燥してきますと、かぜをひきやすいです。
手洗い、うがいはしたいですし、また火の元にも十分気をつけてお過ごしいただきたいと思います。
では、あすにかけての天気図を見ていきましょう。
あすは高気圧の中心は本州付近に移動する予報です。
このために、あすも広い範囲で晴れる見込みです。
等圧線の間隔も広がっていますので、風も弱く、穏やかでしょう。
こんな日こそ、朝夜と、日中の気温の差が大きくなります。
まず朝の気温を見ると、けさよりも下がる所もありそうです。
九州から東北の南部には霜の注意報が出ていますので、お気をつけください。
そして日中の気温、きょうよりもやや高い所もありそうです。
２０度前後の所が多く、北海道も１５度前後で過ごしやすいでしょう。
そして夜の気温は、朝よりは高いという所が多くなりそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
必ずや世界一になって。
最強の日本一に。
面に飛び込んだ！おっと。
おっと。
思い切っていった！
はい、笑って。
スポーツは佐々木さんです。
こんばんは。
なんの講習会だったかは後ほどお伝えします。
イギリスで開かれた体操の世界選手権の男子団体で、金メダルに輝いた日本代表の選手たちが、帰国しました。
日本の男子は世界選手権で、３７年ぶりの団体金メダルに輝きました。
さらに、個人でも合わせて４つのメダルを獲得。
快挙を達成した選手たち。
見据えるのは来年のリオデジャネイロオリンピックです。
剣道の日本一を決める全日本選手権。
きのうお伝えした大学生の竹ノ内佑也選手が、史上初の学生での連覇を目指しました。
竹ノ内、連覇へ気持ちは充実していると臨みました。
２回戦。
相手の攻撃をかわして隙を突く、応じ技の面。
持ち味を生かして勝ち上がります。
３回戦の相手は勝見。
ことしの世界選手権を一緒に戦ったチームメートです。
竹ノ内、応じ技を出しますが、ここはポイントになりません。
３分過ぎ。
勝見の小手が決まりました。
竹ノ内、３回戦で姿を消しました。
決勝戦を行います。
決勝は、竹ノ内を破った勝見と西村英久の対戦。
ともに初優勝を目指しました。
４分過ぎでした。
面だ！西村！思い切っていった。
さらに、その直後。
もう一度面だ！面２本勝ち。
２６歳の西村が初めての日本一に輝きました。
竹ノ内選手は３回戦で敗退、残念でしたね。
さあ、ラグビー日本代表の活躍で高まるラグビー人気。
これをさらに盛り上げようと、トップリーグのチームがあるイベントを開催しました。
きょう私が来たのは、練習試合なんですけれども、これだけのお客さん。
あっ、女性の姿も多いですね。
１０００人以上のファンが詰めかけた練習試合。
試合前、若い女性ファンをさらに取り込もうと、女性限定のラグビー講習会が開かれ、４７人が参加しました。
牛島尚美さん２５歳。
これまでサッカーの試合に行ったことはありましたが、ラグビーはテレビでも見たことがありませんでした。
講習会の最初の説明は、得点について。
そして、ポジション別の選手の役割。
さらに、基本的なルールの説明がありました。
講習会のあとは、練習試合を観戦。
そこにやって来たのは。
ワールドカップを戦った日本代表の畠山健介選手が飛び入り参加。
牛島さん、畠山選手の解説を聞きながら、ラグビーへの理解を深めます。
牛島さん、ルールを覚えることで、ラグビーがより身近なスポーツになりました。
いや、とっても分かりやすいことばで教えてくれて、今度はだから、参加した女性がまた知らない人に教えてくれたらいいなと思うんで、佐々木さんが今度ね、教えてください。
かしこまりました。
実際ね、そんなふうに自分が伝えられたらいいな、なんて、話している女性もいました。
皆さん、熱意がすごいんですけれども、やっぱりラグビーが見てておもしろいスポーツから、自分で知りたいという段階にどんどん進化しているなと感じました。
来週の国内トップリーグ、楽しみです。
５年後の東京パラリンピックでメダルを狙える選手を発掘するための体験会が初めて開かれました。
体験会には、障害者スポーツに取り組む２３人が参加しました。
主催したのは、ＪＰＣ・日本パラリンピック委員会。
東京大会のメダル数で７位を目指すために、選手の能力に合わせて、より適性のある競技を見つけて、転向を促すねらいです。
東京大会から採用されるテコンドー。
競技者がほとんどいないため、健常者の選手が指導を行いました。
１９歳の西田杏選手は、去年、アジアパラ大会で競泳に出場したトップアスリート。
陸上や卓球などを体験しました。
シンクロナイズドスイミングのリオデジャネイロオリンピック最終予選に臨む、日本代表の選考会が行われました。
日本は、来年３月のオリンピック最終予選で、チームの出場権獲得を目指します。
きょうは、予選に臨む代表１０人のうち、まだ決まっていない５人の枠が争われました。
選考の対象は、白い帽子の選手です。
すでに代表に決まっている黒い帽子の選手に合わせ、演技を行いました。
選考の結果、代表入りを確実にした１０人は、いずれもことし夏の世界選手権で、銅メダルをとったメンバー。
オリンピック最終予選で、夏の躍進をさらに確かなものにします。
野球の国際大会、プレミア１２へ向け、日本代表が全体練習を開始しました。
大谷投手は開幕戦の先発が決定。
エースに指名された広島の前田投手らと共に、内野との連係プレーを、繰り返し確認していました。
バッティングでは、打線の中心と期待される西武の中村選手や、日本ハムの中田選手が大きな当たりを見せました。
日本代表は今月８日に、韓国との開幕戦に臨みます。
さて、伝統の秋祭りが行われました。
豪華な曳山で知られる佐賀県の唐津くんちです。
きょう、本番を迎え、最初に１４台の曳山が練り歩きました。
そして、祭りの見せ場の一つ、力を合わせて曳山をひく、曳込みの神事が行われました。
ノゾミの誘拐はさらなる事件を生んだ
2015/11/03(火) 21:00〜22:00
ＮＨＫ総合１・神戸
ニュースウオッチ９▽緊張の南シナ海 中国めぐり日米アジア各国の国防相が攻防…[二][字]
緊張続く南シナ海問題中国めぐり日米アジア各国の国防相が攻防…▽生まれてまもない赤ちゃんが置き去りに…▽人気高まるラグビー女性ファン向け講習会佐々木キャスター参加
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治，鈴木奈穂子，【スポーツキャスター】佐々木彩，【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治，鈴木奈穂子，【スポーツキャスター】佐々木彩，【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース／報道 – 定時・総合
ニュース／報道 – 天気
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