大阪府河南町今堂地区にある今堂池(いまんどういけ)で9月29日、出力504kWの水上太陽光発電所が竣工し、売電を始めた。今堂池は、満水時の水面が約1万m2となる農業用のため池で、樹脂製のフロート式架台に2016枚の太陽光パネルを設置した。
パネルの占める水面の面積は約6000m2となる。パワーコンディショナー(PCS)は、池に隣接する堤防に設置した。
発電事業者は、ウエストホールディングス子会社のウエストエネルギーソリューション(広島市)で、河南町から水面を賃借して発電事業を実施し、固定価格買取制度(FIT)を活用して20年間、電力会社に売電する。年間の発電量は、53万8838kWhを見込んでいる。
今年1月に河南町と今堂地区、ウエストエネルギーソリューションとの3者間で協定を結び、7月から施工を始めていた。9月29日に河南町長、今堂地区長、ウエストエネルギーソリューション関西支社長らの立ち会いのもと、本格的に稼働を開始した。
太陽光発電による賃料の一部は、ため池の維持・管理費用のために使う計画で、地元住民の管理負担を軽減する狙いもある。
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