おはようございます。
7時になりました。
中国と台湾のトップによる歴史的な会談が実現する見通しとなりました。
台湾の総統府は、馬英九総統が今月7日、中国の習近平国家主席と会談を行うと発表しました。
トップどうしの会談が実現すれば、1949年の中台分断後、初めてとなります。
台湾の総統府の報道官は昨夜、馬英九総統が今月7日にシンガポールを訪れ、中国の習近平国家主席と会談を行うと発表しました。
双方は、中台関係について意見を交わすということで、あす、馬総統が記者会見で詳しく説明するとしています。
一方、これについて中国は今のところ発表はしていません。
中国と台湾は、1949年に蒋介石率いる国民党政権が、共産党との内戦に敗れて台湾に逃れて以来、互いの主権を認めておらず、トップどうしの会談が実現すれば、分断後、初めてです。
2008年に就任した馬総統は、経済を中心に中国との融和路線を進めてきました。
馬総統は、残りの任期が半年余りで、来年1月には、総統選挙が予定されています。
馬総統としては、総統選挙を前に、中国とのトップ会談を実現させることで、国民党政権が進めてきた中国との関係強化の成果をアピールするねらいがあると見られます。
突然発表された、中台トップの歴史的な会談の背景には、来年1月に行われる、台湾の総統選挙があります。
台湾では、中国との関係強化を進めてきた与党・国民党の候補が、独立志向が強いとされる最大野党・民進党の候補に大きくリードされていると伝えられ、8年ぶりの政権交代の可能性も取り沙汰されています。
こうした中、国民党の成果をアピールし、候補者へのてこ入れをねらう台湾の馬総統と、中国とのつながりを重視する国民党を側面的に支援しようという中国側の思惑が一致したものと見られます。
しかし台湾では去年、中国とのさらなる経済関係の強化に反対する学生たちが議会を占拠して大規模な抗議活動を行うなど、馬政権が進める中国との急速な接近に警戒感も広がっており、トップ会談に反発の声が出ることも予想されます。
南シナ海の領有権問題が最大の焦点になるASEAN・東南アジア諸国連合の拡大国防相会議が、きょう、マレーシアで開かれます。
会議で採択される共同声明を巡り、中国が南シナ海に関する記述をすべて削除するよう求めているのに対し、アメリカなどが強く反発していることが分かり、せめぎ合いが続いています。
ASEANの拡大国防相会議には、ASEAN加盟10か国と、日本やアメリカ、中国など、8か国の国防相が出席します。
会議を前に、各国の間では、きょう採択される共同宣言の内容について、調整が続けられています。
南シナ海の問題について、中国はあくまでも領有権を争う当事者間で解決すべきという立場で、共同宣言から南シナ海の問題に言及するすべての文言を削除するよう求めていることが分かりました。
アメリカや中国と領有権を争うフィリピンなどは強く反発し、南シナ海における法的拘束力を持つルール、行動規範の早期策定を共同宣言に盛り込むよう求めています。
調整は昨夜遅くまで続きましたが、きょうの会議でも、せめぎ合いは続くと見られます。
一方、アメリカのカーター国防長官は、昨夜、中国の常万全国防相とおよそ40分にわたり会談しました。
アメリカ国防総省の高官によりますと、この中でカーター長官は、先週、アメリカ軍の駆逐艦が、人工島の周辺海域を航行したのと同様の活動を今後も継続する方針を中国側に伝えたということです。
またカーター長官は、すべての関係国に対し、埋め立てと軍事拠点化を永続的にやめることを求めると述べて、中国側に、人工島でのすべての作業をやめるよう、改めて求めました。
アメリカ国防総省の高官によりますと、常国防相は、領土の主権に関わる問題では妥協しない姿勢を示したということで、米中両国の対立が続いています。
南沙諸島を巡る対立。
その行方を今、注視しているのがASEANの大国、インドネシアです。
現時点で南シナ海において、中国との領有権問題はありませんが、インドネシアの排他的経済水域では、今、中国の漁船が動きを活発化させています。
首都ジャカルタから北におよそ1100キロ。
インドネシア北端のナトゥナ諸島です。
およそ7万人が、主に漁業で暮らすこの島に、今、異変が起きています。
島の漁師たちが暮らす住宅のすぐそばには、インドネシア当局によって拿捕された密漁船の残骸が、今もそのまま残されています。
島の周辺の豊富な漁業資源を求めて、周辺国からの密漁船が後を絶たないのです。
中でも、住民が最も恐れているのが、中国の漁船です。
中国の密漁船は、大型で底引き網を使って魚を根こそぎ取ってしまうため、漁獲量は激減しました。
周辺海域のパトロールに当たっているのは、500キロも離れたインドネシア海軍の基地から派遣される1隻のみ。
人員も装備も不足しています。
2年前には、武装した中国の漁業監視船などが、インドネシア当局の船を取り囲み、密漁の疑いで逮捕された中国人の釈放を要求する事態が発生。
インドネシア側は、要求をのまざるをえませんでした。
このままでは島が中国に奪われてしまうのではないかとの懸念が出ています。
インドネシアのリャミザルド国防相はことし9月、ナトゥナ諸島を視察。
現地に海軍の艦船3隻と、特殊部隊、さらに空軍の戦闘機4機を、新たに配備する計画を明らかにしました。
地元や軍が中国に対する警戒感を強める中、インドネシアは離島防衛の強化に乗り出しています。
自衛隊やアメリカ軍の幹部らが、平時から情報共有などを行う、同盟調整メカニズムの運用が始まりました。
防衛省は、不測の事態に迅速な連携が可能になるとしていて、日米の運用の一体化が進むことになりそうです。
きのう、マレーシアで行われた日米の防衛相会談。
この中で、同盟調整メカニズムの運用開始が確認されました。
これは、ことし4月にまとめられた新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインで、防衛協力を確かなものとするため、両政府がさまざまなレベルで調整を行うことが必要だとして、設置が盛り込まれていました。
具体的には、防衛省や外務省の局長級などの代表が、アメリカの国防総省や国務省などと、必要に応じて政策面での調整を行い、統合幕僚監部や、陸海空の幕僚監部の代表が、在日アメリカ軍の司令部などと、運用面での調整を行います。
これまでも同様の機関は設置されていましたが、日本や日本周辺での有事の際にのみ運用されることになっていて、今回は平時から運用されるのが特徴です。
防衛省は、これによって、不測の事態の際に、アメリカとより迅速に連携することが可能になるとしているほか、日本での大規模な災害時にも活用できるとしており、自衛隊とアメリカ軍の運用の一体化が進むことになりそうです。
先月3日、徳島市で目の不自由な男性がトラックにひかれて亡くなり、一緒にいた盲導犬も死にました。
それから1か月。
この事故が問いかけたものを取材しました。
マッサージ師の山橋衛二さんと盲導犬のヴァルデス。
先月3日、徳島市内で交通事故に遭い、共に命を落としました。
朝8時ごろ、ヴァルデスを連れて歩いていた山橋さん。
道路から資材置き場に入ろうと、バックしてきた2トントラックにひかれたのです。
運転手の後方不注意が原因と見られています。
トラックはバックする際、注意を促すブザーの音が切られていました。
多くのトラックは、こうした音で接近を知らせます。
この音があれば、山橋さんはトラックに気付いた可能性があります。
ところが、運転手は作業中の音に近所から苦情が寄せられていたため、朝と夜はスイッチを切っていたのです。
ヴァルデスは事故当日が10歳の誕生日で、およそ1週間後に引退する予定でした。
9年にわたって、山橋さんを支え続けてきました。
しかし事故のあと、ネットには、ヴァルデスに対する心ないことばが書き込まれました。
山橋さんをよく知る、視覚障害者の鶴野克子さんです。
盲導犬を正しく知ってもらいたいという思いを強くしています。
その一つが、盲導犬は主人の指示がなければ動かないことです。
鶴野さん自身が車が近づいていないか、音を確認。
そして進むよう指示します。
オーバー、オーバー。
OK。
グッド、グッド。
危険を感じれば、止まるように指示を出せます。
しかし最近では、エンジン音が静かな車が増え、ひやりとすることも多いといいます。
小学校を訪問した鶴野さん。
クイズで理解を深めてもらおうとしています。
では取材に当たっている徳島放送局の関谷記者です。
視覚障害者の皆さんにとっては、本当に音が大切なんですね。
バックする際のブザーの使用は、今の法律では義務づけられていません。
視覚障害者の団体などは、国に義務化を求めていますが、検討は始まったばかりです。
一般の人には騒音と思われる音であっても、視覚障害者にとっては、命を救う音があるということを、改めて認識しなければならないと思います。
先ほど、映像が途中で切れてしまいました。
失礼いたしました。
ここまで、事故から見えてきた課題についてお伝えしました。
次は経営再建中のシャープについてです。
さまざまな再建策が模索される中、またしても大幅な赤字です。
先週金曜日に発表された、シャープの中間決算。
中国経済の減速で、主力の液晶事業が不振に陥り、836億円の最終赤字に転落しました。
液晶事業に集中的に投資を行うことで、飛躍的な成長を遂げたシャープ。
こちら、ご覧ください。
2000年以降のシャープの最終損益の推移です。
2005年に、液晶テレビで世界1位のシェアを獲得。
2007年には、1000億円の利益を上げました。
ところがそのよくとし。
リーマンショックによって、売り上げが減少。
さらに韓国メーカーによる激しい価格競争に巻き込まれ、液晶テレビで多額の損失を計上し、最初の経営危機に陥りました。
去年からはスマートフォン用の液晶パネルで再起を図っていましたが、中国経済の減速などにより、赤字が膨らみ、先週末に発表された中間決算では、836億円の赤字に再び転落。
2度目の経営危機に陥りました。
経営再建に向け、シャープが打ち出したのは、液晶パネル頼みの経営からの脱却です。
先月から、家電通信部門など、事業ごとに5つの社内カンパニーを立ち上げ、再生を模索するシャープに密着しました。
社内カンパニーの一つ、家電・通信部門のトップに就任した、長谷川祥典さんです。
大きな組織では遅れがちな経営判断を迅速に行うため、家電部門に関わるヒト・モノ・カネのすべての権限を与えられました。
家電部門の立ち上げにあたり、長谷川さんが打ち出したのは、新生シャープの象徴となる、新たな商品の開発です。
長谷川さんの構想です。
従来、それぞれに独立している家電をインターネットでつなぎ、利用者のニーズや行動をデータセンターに蓄積。
人工知能を通じて、最適なサービスを提供していこうというものです。
シャープ再建の鍵を握る新たな戦略商品。
今回、特別にその開発現場にカメラが入りました。
話しかけるだけで、さまざまなサービスを利用できる冷蔵庫です。
ラジオなどの音がする中、遠くから話しても、冷蔵庫が聞き取れるかという実験が行われていました。
別室で、技術者が見守ります。
冷蔵庫の中にある食材の賞味期限を尋ねると。
さらに買ってきた食材を冷蔵庫に伝えると。
小麦粉です。
冷蔵庫とインターネット上の人工知能の連携がうまくいきません。
早速プログラムを改良し、実験を繰り返します。
長谷川さんは、こうした模索を続ける開発現場にみずから足を運び、技術者たちに発想の転換を促します。
この日は、栃木県の工場を訪れました。
技術者たちに、これからの家電には、インターネットにつないだサービスが不可欠だと伝えます。
トップじきじきの指示に、技術者からは、戸惑いの声が上がりました。
長谷川さんは技術者の声を受け止めながらも、できることから開発を始めてほしいと繰り返しました。
当初は戸惑いを隠せなかった技術者ですが、直接、説明を受ける中、長谷川さんが感じる危機感を共有していきました。
長谷川さんの取り組みによって、新製品の開発にも変化が現れ始めました。
先月開かれた日本最大の家電の見本市。
シャープのブースで展示されていたのは、試行錯誤を繰り返していた、あの冷蔵庫です。
実験から2か月。
商品化のメドが立っていました。
経営危機を引き起こした液晶部門でも、新たな取り組みが始まっています。
競合他社としのぎを削る液晶パネルの大量生産から軸足を転換。
これまで液晶用に開発した技術を、全く異なる分野に応用することで、新たな市場の開拓に乗り出しました。
この日、シャープが呼び寄せたのは、衛星通信の技術開発を手がけるアメリカ企業の社長です。
液晶パネルとは無関係のこの会社と、今、シャープは共同で衛星用のアンテナを開発しています。
アンテナの根幹となるのは、液晶パネル用に開発された、シャープ独自のトランジスタです。
トランジスタは、液晶パネルで色を制御するために使われています。
これに、電波を受信できるように改良を加えました。
これを大量に敷き詰めることで、どんな角度からでも衛星の電波を受信できるようにしたのです。
揺れの大きい船や自動車での利用が見込まれています。
液晶パネルで培った技術をもとに、新たな分野で革新的な商品の開発に取り組む技術者たち。
現場でも液晶パネル頼みからの脱却を模索していました。
取材に当たった大阪放送局の河内記者です。
シャープの新しい取り組みを見ていますと、かなりの危機感があるようですね。
そうですね。
今、ここでふんばらないと後がないという、そのぐらい厳しい状況だとも言えます。
経営を立て直すには、新しい事業にチャレンジをしていって、儲けを出す必要があるんですね。
ただシャープは今、多額の赤字を計上していますので、銀行にばく大な借金があるんです。
ですので、資金的に十分な余力がありませんので、大きな失敗は許されない状況ともいえるんですね。
こうしたプレッシャーの中で、小さくても結果を出し続けていくことが、今、求められていると思います。
ではシャープの再生に向けて、鍵を握るのは何なんでしょうか。
シャープは社名の由来にもなっているんですけれども、シャープペンシルの開発に始まって、電卓やそれから液晶ディスプレーといったユニークな製品を次々と生み出すことで、成長してきた会社なんですね。
ですからこういった開発力というのは、これからも大事にする必要があると思います。
ただ一方で、品質が高ければ売れるんだといった、思い込みがあだとなって、安くてそこそこの品質の製品を作るアジアのメーカー、特に韓国勢なんかに敗れたということも学ぶ必要があるのかなと思います。
今、市場は日本だけではなくて、成長が続くアジアでどんなニーズがあるのかを探っていって、そこで売れる商品を作っていく。
シャープが再生できるかどうか、ここにかかっているかと思います。
ここまで再び大きな赤字に陥ったシャープの再生について、大阪放送局の河内記者と共にお伝えしました。
では次です。
夫婦別姓を認めない民法の規定と、女性のみに離婚を6か月間再婚を禁止する別の規定が、憲法に違反するかどうかが争われている2つの裁判で、最高裁判所はきょう弁論を開きます。
早ければ年内にも判決が言い渡される見通しです。
民法には、夫婦別姓を認めず、同じ姓にするという規定と、子どもの父親が誰なのか争いになるのを防ぐため、女性のみに離婚後6か月間、再婚を禁止する規定があります。
これらの規程の見直しを求める人たちが、それぞれ起こした2つの裁判で、最高裁判所はきょう、15人の裁判官、全員による大法廷で弁論を開きます。
2つの裁判では、原告側が男女平等などを保障した憲法に違反するなどと主張しているの対して、国側は、規定には合理性があり、憲法に違反しないなどと反論しています。
2つの規定は明治時代に定められ、平成8年に国の法制審議会は、夫婦別姓を選べるようにすることや、再婚禁止の期間を100日に短縮することなどを盛り込んだ民法の改正案を答申しましたが、与党内で反対する意見があったことなどから、改正は行われていません。
最高裁は早ければ年内にも判決を言い渡す見通しです。
では、社会部の中島記者に聞きます。
中島さん、まずは夫婦別姓ですが、このテーマが司法の場で取り上げられる、この背景にはどういうことがあるんでしょうか。
夫婦の姓というのは、どちらの姓も選ぶことができるんですけれども、実際には96%が、夫の姓を選んでいるということで、改正を求める声が根強くあるんです。
その要因としては、働く女性の増加というものがあります。
営業職や研究職など、名前が知られていることが重要な職業では、姓を変えるのは、キャリアにとって非常にマイナスです。
通称として、旧姓を名乗ることができる職場も増えてはきているんですが、銀行口座は戸籍名でなければならないため、振り込みなどを巡って、トラブルになる場合もあるといいます。
このため、抜本的な改正を求める裁判が起きたんです。
では今回の裁判の注目点はどこにあるんでしょうか。
これ、国民の意見が大きく分かれる問題でありますので、それぞれメリットとデメリット、それぞれを踏まえて考える必要があると思います。
内閣府が3年前に行った世論調査では、夫婦別姓を選択できる制度に否定的な回答が36.4%、肯定的な回答が35.5%と、ほぼ同じ割合になりました。
同じですね。
また旧姓を通称として使えるようにするという回答も2割ほどありました。
また年代別に見ますとですね、20代から50代までは肯定的、60歳以上は否定的な回答が多くなっています。
夫婦別姓を求める意見としては、先ほど挙げた仕事上の不都合というもののほか、自分が自分でなくなるような喪失感を感じてしまうというものがあります。
また一方、反対する意見としては、家族の絆が弱くなる。
また親子の姓が違うといじめが起きるのではないかというものがあります。
裁判ではこうした意見も踏まえて、制度を改正しないことが憲法違反かどうか、判断するものと見られます。
そして一方、女性の半年間の再婚禁止ですが、この規定はそもそもなぜ設けられているものなのでしょうか。
生まれてきた子どもの父親が誰なのかという争いを防ぐという目的があります。
この民法には、子どもが生まれた時期によって、父親を定める嫡出推定というものがあります。
このルールの一つは、女性が離婚してから300日以内に産んだ子どもは前の夫の子と見なすというものです。
この上の段ですね。
もう一つルールがありまして、女性が再婚して200日以上たってから生んだ子どもは、今の夫の子と見なすというものです。
このため、離婚してすぐに再婚できるようになりますと、200日から300日の間に生まれた子どもについては、前の夫と今の夫、どちらも父親の権利を得てしまうことになるんです。
そこで一定の期間、再婚を禁止して、この重複を避けるという目的があるんです。
この期間ですけれども、180日とありますけれども、妊娠していることが外見から分かるようになるまでということで、6か月間・180日とされています。
そうすると、この隙間の部分ですね、なくしてしまってもいいんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょうか?
そういった指摘もありまして、少なくとも80日分は不要ではないかという指摘もあるんです。
このため裁判では、180日ではなくて、100日間で十分ではないかという論点があります。
さらに、今はもうDNA鑑定の技術が発達している中で、そもそもこの規定自体が必要なのかどうかという論点もあります。
いずれも夫婦や家族の在り方に深く関わる問題ですので、最高裁判所がどのように判断していくのか、注目したいと思います。
社会部の中島記者とお伝えしました。
次です。
日本郵政と傘下の金融2社は、きょう、東京証券取引所に株式を上場します。
28年前のNTTに次ぐ大規模な上場となる3社の株式が、市場でどのように評価されるのか、注目されます。
日本郵政と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命の3社は、きょう、東京証券取引所に株式を上場し、社長らが出席して、記念のセレモニーが行われます。
3社の株式の売り出し価格は、知名度の高さなどから、投資家の関心が高く、3社とも当初示していた価格帯の上限で決まり、日本郵政が1400円、ゆうちょ銀行が1450円、かんぽ生命が2200円となりました。
売り出し価格をもとに計算した3社を合わせた時価総額は13兆円を超え、28年前に上場したNTTに次ぐ大規模な上場になります。
市場関係者によりますと、配当の条件がよいと受け止められている一方、法律上の規制によって、ゆうちょ銀行は企業への融資ができないなど、上場後の経営について慎重な見方もあるということで、3社の株式が市場でどのように評価されるのか、注目されます。
続いて、チェック!エンタメ。
けさはこちらです。
大正から昭和にかけて、フランスで活躍した画家、藤田嗣治です。
個性的な外見ですよね。
おかっぱ頭にロイド眼鏡という格好を生涯トレードマークにしていた藤田。
明治19年に東京で生まれ、27歳のときにパリに渡りました。
独特の画風を確立し、当時のフランスで注目を集めましたが、第2次大戦中に帰国。
軍の指示で戦争を続けるための絵画を描きます。
その藤田の半生を描いた映画が、まもなく公開されます。
映画は1920年代のパリから始まります。
腕を磨こうと世界中から若手芸術家が集まるパリ。
藤田もその一人でした。
日本人である自分を認めてもらおうと、油絵に日本画の手法を加えていきます。
日本の筆と墨を用いて、細く美しい線を描く藤田。
ヨーロッパ人女性の透明感ある白い肌を表現した裸婦像は話題を呼び、一躍、時代のちょうじとなります。
さらに藤田は、毎夜、さまざまなパーティーに出席し、奇抜なファッションや立ち居振る舞いで顔と名前を売っていました。
映画を制作した小栗康平監督と、藤田を演じたオダギリジョーさんです。
オダギリさん自身、演技を学ぶためにアメリカに渡ったことがあり、藤田の気持ちと重なる部分があるといいます。
第2次世界大戦が勃発し、各地が戦場となったヨーロッパ。
フランスにもドイツ軍が進撃し、藤田は帰国を余儀なくされます。
映画の後半は、日本へと舞台を移します。
藤田は戦争画を描くために軍に集められた画家の中心的な役割を与えられます。
戦争という状況にあっても、絵に対する探究心は衰えることはありませんでした。
各地で開かれた戦争画展。
自分の絵を拝んだり、さい銭を投げたりする市民の姿を見た藤田は、作品を後世に残すことの大切さを心に刻みます。
藤田は、戦争に協力したとして、戦後、厳しい批判を浴びます。
そして、日本を離れ、二度と祖国の土を踏むことなく、フランスで生涯を閉じました。
戦後70年、藤田の半生を描いた意味について、小栗監督に聞きました。
小栗監督は、藤田が感じたであろう悲哀やその人生について、見る人それぞれが想像して考えてほしいと話していました。
また、藤田作品の展覧会も、現在、東京国立近代美術館で開かれていますので、映画からそして絵画から藤田の足跡をたどってみてはいかがでしょうか。
ここまで、チェック!エンタメでした。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まず、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手ですね。
ワールドカップイングランド大会で活躍した五郎丸選手。
世界最高峰のプロリーグ、スーパーラグビーのチームに入団することになりました。
関係者によりますと、五郎丸選手には、ワールドカップのあとの先月下旬に、スーパーラグビーのオーストラリアのチーム、レッズから獲得の申し出があり、きのうまでに入団が合意に達したということです。
五郎丸選手は、ワールドカップイングランド大会で、日本代表のフルバックとして4試合に出場し、58得点をマーク。
大会のベストフィフティーンにも選ばれました。
五郎丸選手がプレーすることになるスーパーラグビーは、南半球の強豪、ニュージーランドやオーストラリア、それに南アフリカに拠点を置くクラブチームで構成されるプロリーグで、来年2月に開幕します。
五郎丸選手は日本でのシーズン終了後にレッズに入団し、スーパーラグビーのシーズンを終えたあとは、再び日本でプレーするということです。
戻ってきてくれるんですね。
はい。
さあ、このスーパーラグビーには日本からもチームが参戦するんですよね。
そうなんです。
日本代表に近いチーム編成を目指すサンウルブズが、選手強化のために来シーズンから加わります。
またエディー・ジョーンズ氏も南アフリカのチームのヘッドコーチに就任しますので、最高峰の舞台での対戦、期待しましょう。
続いて剣道日本一を決める全日本選手権。
26歳の西村英久選手が初優勝です。
西村は、ことしの世界選手権で個人3位。
初めて決勝に進み、自然体を心がけました。
開始4分過ぎ。
面だ、西村、思い切っていった!
さらにその直後。
もう一度、面だ!決める!面2本勝ち。
西村は、初の日本一です。
そしてこちら。
おはよう日本で紹介した、梅ヶ谷翔選手です。
20歳での初優勝を目指したんですよね。
そうなんです。
梅ヶ谷選手は、優勝した西村選手に準決勝で延長の末、敗れ、惜しくもベスト4。
大会のあと、うれしかったり、悔しかったり、複雑な気持ちですが、挑戦者として臨むことができました。
また来年この舞台に戻ってきたいと、すがすがしい表情で話してくれました。
以上、スポーツをお伝えしました。
続いて気象情報です。
けさは各地、冷えたようですね。
渡辺さん。
そうなんです。
この時間、だんだんと日ざしがぽかぽかと感じるようになってきましたが、日陰ではまだまだ空気冷たいです。
全国的にけさは冷え込みまして、西日本、東日本でも1桁、10度を下回った所が多かったんです。
朝起きるのも、だんだんつらくなってきましたよね。
ただ、この寒さは、紅葉にとってはとっても大切です。
東京・渋谷のケヤキですが、きれいに色づいてきましたよね。
上空はすっきりとした青空が広がっています。
さあ、雲の様子を見ますと、本州付近は広く晴れています。
大陸にかけても晴れの区域が大きく広がっていて、雨雲の通り道は南の海上が中心です。
天気図を見ましょう。
本州付近は高気圧にどーんと広く覆われています。
こうなると、きょうの予報も。
北海道から九州にかけて、穏やかに晴れるでしょう。
ただ午前中は、濃い霧が発生している所も多く、車の運転、注意が必要です。
沖縄と小笠原諸島は湿った空気の影響で、曇りや雨となりそうです。
さあ、きょうは広く晴れますが、ポイントとしては、朝と日中との気温の差が大きくなりそうです。
その差は10度から15度くらいになる所もありますから、服装、上手に調節しましょう。
けさはご覧のようなニュースをお伝えしました。
では為替と株です。
2015/11/04(水) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼きょうASEAN拡大防衛相会合▼視覚障害者事故死から1ヶ月▼夫婦別姓・女性の再婚禁止期間の行方は▼シャープ再建に向けて▼画家・藤田嗣治とオダギリジョー
詳細情報
番組内容
▼きょうASEAN拡大防衛相会合▼日本郵政きょう上場へ▼視覚障害者事故死から1ヶ月・問いかけるもの▼夫婦別姓・女性の再婚禁止期間の行方は?最高裁大法廷できょう審理▼経営再建中のシャープが液晶頼みの方針を見直し新たな家電事業を展開。再生に向けた取り組みは?▼画家・藤田嗣治を描く映画「FOUJITA」。フランスで名声を獲得し戦争に翻弄された半生。小栗康平監督と主演のオダギリジョーに聞く
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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