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 仙台市の中学生がいじめを受けて自殺した問題で、義家弘介文部科学副大臣は5日、市教委が当初、「転校した」と説明していたことに対し、「問題だ」と批判した。いじめに加わった生徒に遺族への謝罪を働きかけるなどの対応を求めた。

 昨年9月、いじめを受けた中学1年の男子生徒が自殺したが、市教委は当初、「男子生徒は転校した」と事実と異なる説明を同級生らにしていた。「遺族の要望」が理由だったという。

 義家副大臣は、文科省を訪れた大越裕光市教育長に対し、「教育は命に対して誠実でなければならず、問題だ」と指摘。

 義家副大臣は報道陣に対し、「遺族の意向は尊重しながらも、命が失われたことは子どもに伝えるべきだったと思う。学校は助けてくれないと思った子もいたかもしれない」と話した。

 大越教育長は「原則、公表するべきだった」と対応の間違いを認めた。遺族と合意のうえ、10月6日の全校集会で男子生徒が自殺したことを説明したという。(片山健志)