半沢直樹シリーズで人気の作家・池井戸潤さんの連載が、朝日新聞広告特集で始まりました。直木賞作品の続編で、毎週土曜日、日曜日の紙面に掲載。朝日新聞デジタルでは、第一章と第二章を限定公開します。[第1回を読む]
■第一章:ライバル現る 有楽町駅から山手線のガードに沿って歩いていた佃航平の視界に、目的のホテルが見えてきた。 七月の終わり。梅雨が明けたと思ったらいきなり三十度を超える真夏日だ。強い……[続きを読む]
■池井戸潤・作 長身の男が、佃に名刺を差し出した。心臓血管外科の教授である。一村です、と名乗る表情が柔らかい。大学の教授職のはずだが、一村には学者臭さがなかった。佃もかつて研究職だった……[続きを読む]
■池井戸潤・作「医療機器については厚労省が値段を決めてまして。勝手な値付けができないようになっているようなんです」と殿村。「だったら、開発費がかかったからといって値段を上げて回収するわ……[続きを読む]
TBSドラマ「下町ロケット」が18日夜、スタートする。直木賞受賞作『下町ロケット』と朝日新聞で連載中の「下町ロケット2 ガウディ計画」を原作とし、ものづくりの本質に迫る感動のドラマと前評判も高い。放映を前に、原作者の池井戸潤さんと主演の阿……[続きを読む]
■池井戸潤・作 佃が、福井を訪ねたのは、その一週間後のことであった。 鯖江(さばえ)にある毎日スチールの工場で打ち合わせをこなし、その後福井市内に一泊。「ぜひ、サクラダさんの工場を見て……[続きを読む]
■第二章:ガウディ計画 福井から帰京した佃(つくだ)がまず着手したのは、社内にこの計画を進めるプロジェクトチームを作ることである。量産にこぎつけるまでには時間がかかるだろうが、その後は……[続きを読む]
■池井戸潤・作 ガウディ計画がいよいよ始動したのは、この冬一番の寒波が関東地方を覆った金曜日のことであった。 身を切るような寒風の朝で、ニュースが伝える日本海側では大雪のところもあると……[続きを読む]
■池井戸潤・作 PMDAとの事前面談が開かれたのは十二月半ばのことであった。 場所は、地下鉄国会議事堂前駅から徒歩数分にある霞が関のビル内だ。一村と桜田、佃製作所側からは、佃と山崎の他……[続きを読む]
半沢直樹シリーズで知られる人気作家・池井戸潤さんの直木賞受賞作「下町ロケット」。この秋、続編の連載が始まり、テレビドラマも放映される。物語の舞台は、ものづくりの街・大田区の町工場。地元は「大田の技術を知ってもらうきっかけに」と期待を寄せる……[続きを読む]
吉川晃司さん、まさかの部長役 ドラマ「下町ロケット」(09/17)
「下町ロケット」ドラマ化 朝日新聞広告面で続編連載へ(08/19)
仕事の流儀に共感…阿部寛さんが語る「下町ロケット」(08/19)
初回放送の視聴率が16.1%から右肩上がりの好調ぶりを見せている阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。阿部を筆頭に豪華俳優陣が大挙する同作で、ひときわ存在感を提示しているのが、阿部が経営する[続きを読む]
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