遊戯王ARC−V「次元を越えた再会」 2015.11.01


遊矢:柚子は生きてる。
素良はきっとそう伝えてるのだと信じた俺は迷いを振り切りシンジとのデュエルに集中した。
だけどシティ中のコモンズを扇動しトップスに対する革命を起こしたいシンジの猛攻に俺は追い詰められていく。
そのとき…
そうか。
お前はそうしたかったのか。
再び力を貸してくれ!調律の魔術師!シンクロ召喚レベル8エンライトメント・パラディン!
(エンライトメント・パラディン)うお〜はぁ!
(メリッサ)なんとここで遊矢がシンクロ召喚だ!お〜!は〜っ!
(シンジ)ゲホッうわ〜っ!
(歓声)
Dホイール。
デュエルディスクを進化させたそのマシンを駆使し闘うライディング・デュエルはスピードとスリルに溢れた最高のショーであり自由の象徴であった
(メリッサ)怒涛のようなシンジの波状攻撃をしのぎきり大逆転で勝利を収めた遊矢が今このデュエルパレスに戻ってきました!
(サム)遊矢さ〜ん!うっ柚子。
すばらしいデュエルだった!革命だ蜂起だとうるさいコモンズのデュエリストをよくぞ黙らせてくれた。
えっ?よくもシンジを。
俺たちの仲間を…。
コモンズのために戦うシンジを倒した遊矢は俺たちの敵だ!間違いねえ!あいつはトップスにへつらう恥知らずの敵だ!敵だなんてそんな!ちょっとちょっと!せっかく手に汗握る最高のデュエルだったのにいがみ合ってちゃ台なしでしょ?トップスもコモンズも一緒に勝者を称えましょうよ。
それでこそフレンドシップカップ!そのとおり!遊矢に心からの祝福を。
うるせえ!敵は引っ込め!よくやった遊矢!くたばれ遊矢!《今のデュエル俺は確かにジャックのところまで上り詰めるためにエンタメより勝つことを優先した。
その結果が笑顔どころかトップスとコモンズの間にまた一つ大きな溝を。
よかったのか?これで…》
(バイクのエンジン音)チックソ…。
(拍手)ロジェ。
なんで治安維持局の長官が?
(ロジェ)お見事でした。
すばらしいデュエルに感服しました。
特に最後のペンデュラムからシンクロ召喚に至る流れの優美かつ勇猛な展開には私も思わず感嘆の声を上げてしまいましたよ。
さすがは私が見込んだ男遊矢だけのことはあります。
え?おいコラ!見込んだってのはどういうことだ!まさかてめえ最初からセキュリティとトップスの犬とつながってやがったのか?あの時突然お前がジャックの対戦相手に指名されたのも裏で何か取り引きがあったってことか?取り引き!?遊矢がキングの相手役に抜擢された背景には治安維持局長官との黒いつながりが?これってもしかして大スクープ!?ちょっちょっと待てよ。
何言ってんだよシンジ!だいたいロジェに会ったのもあの時が初めてでそれまで俺たちずっと一緒に…。
俺もおかしいと思ったんだ!まったく無名のデュエリストがいきなりキングの相手になれるわけないだろ!ジャックと戦う代わりにどんな便宜を図ってもらったんだ?負けても地下送りにならねえとでも約束してもらったか?そんなやつがこの大会は間違ってるだなんてほざいてたとはまったくお笑い種だぜ!どうなんだ?遊矢!だから言ってるだろ!そんなことあるわけ…。
(ロジェ)あるわけないじゃないですか。
そんな裏取引きなど…ねぇ?私はただ彼の可能性を信じていただけですよ。
可能性だ?確かに彼は無名でした。
しかし遊矢にはペンデュラム召喚という我々も知らなかった新たな力がある。
その力がどれほどのものかを知るにはシティ最高のデュエリストであるジャック・アトラスと戦ってもらうのがいちばんと考えたまでです。
当然ながらデュエルはジャックの勝利に終わりましたが私はあの時感じた遊矢に対する期待が間違っていなかったことを今実感しています。
彼は戦うごとに強くなっている。
今の試合でもペンデュラムからのシンクロ召喚を成功させるなど遊矢はデュエリストとして常に進化しているのです。
(拍手)ご覧なさい多くの観客も私と同じ思いです。
我々の願いはただ1つ。
あなたにこのフレンドシップカップを制してもらいジャック・アトラスともう一度戦っていただきたい。
期待していますよ遊矢。
あちょっと待って!フレンドシップカップ2日目第2試合は治安維持局のロジェ長官の期待を一身に受けた遊矢が見事な勝利を収めました。
(ゲール)ロジェはなぜあれほど…。
(アスール)遊矢を称える?
(ボルドー)仲間に引き込みたいとでも?最後は遊矢が逆転により華々しい勝利を飾りました。
(零児)心配ない…彼は遊勝の息子。
そこまで愚かではないはずだ。
(零羅)遊矢…。
《サム:遊矢さんがトップスとつながってる?そんな…なんで!?あの人ならわかってくれると思ったのに…。
トップスに見下されてるコモンズの気持を…。
ジャックに見下された僕の気持を…。
だからカードを渡したのに…。
もう一度ジャックと戦ってあいつに勝ってあのカードを突き返してもらいたいと思ったから…。
なのに最初からトップスとつながってたなんて…》ふざ…。
(シンジ)ふざけんな!何が可能性だ!何が進化だ!最初から全部出来レースだったってことじゃねえか!出来レース!?お〜っと!ここでまたも問題発言!それが事実だとしたら大会の根幹に関わる重大事件です。
これはトップシティTVのトップリポーターメリッサ・クレールに戻って真相究明のためにロジェ長官に直撃インタビューを…。
(ロジェ)ふざけたことを言っているのはあなたのほうですよシンジ・ウェーバー。
何だと!?だってそうでしょう?もし遊矢のデュエルがあなたの言うような出来レースだとしたら遊矢に負けたあなたもそれに加担していたことになりますがねぇ。
あなたは遊矢に真剣勝負で負けた。
それを認めたくないからそのようなたわごとを…。
俺は…。
目障りです!敗者は速やかに退場しなさい!クソ!離せ!覚えてろよ遊矢!俺は絶対お前を許さねえからな!シンジ!違うんだ聞いてくれ!俺の恨みはきっとクロウが晴らしてくれるだろうぜ!シンジ…。
シンジ!お前を絶対に助ける!地下に行っても諦めるな…わかったなシンジ!離してくれ!行かなくちゃならないんだ!柚子が見つかったんだ!だから早く柚子のところに…。
フッ…行かせてあげなさい。
はっ。
スクープよスクープ!え?ああの…。
敗者が退場するのはいいんですけど勝者が勝手に退場って…いいの?ペントハウスに連れ戻さないのはやっぱりトップスとつながってるから?《俺は絶対に仲間を見捨てない。
そのために勝つって決めたんだ!勝ってみんなを…トップスもコモンズも笑顔にするんだって!》たしかこの辺りで素良を…。
どこだ?どこにいる?素良!お〜い!どこにいるんだ〜!出てきてくれ〜!いるんだろ素良!素良どこだ〜!返事をしてくれ!素良!素良!おい素良〜!素良!
(素良)シッつけられてる。
え?こっちだよ。
早く!柚子は?いるんだろ?無事なんだろ!?静かに。
違うのか?あれは柚子は生きてるって俺に伝えてくれたんじゃ?話はあとだ。
ハァハァ…。
柚子は無事だよ。
なんにも心配いらない。
今は僕が安全な場所にかくまってる。
よかった。
お前が助けてくれたんだな。
ありがとう礼を言うよ。
でもほんと驚いたよ。
まさか素良までシンクロ次元に来てたなんて。
僕もだよ。
まさか遊矢と別次元で会うことになるなんて思いもしなかった。
あのバトルロイヤルのときには。
バトルロイヤル…。
あの時以来だね僕たちが会うのは。
あの時お前は友情よりも大事なことがあるって言ったよな。
ああ言ったね。
僕らには世界をひとつにするという大事な使命がある。
その思いは今も変わらない。
シンクロ次元に来たのもそのためか?アカデミアはついにこの次元にも襲いかかってくるってことか?エクシーズ次元のように黒咲やユートのふるさとにしたようなひどいことをここでも始めようとしてるのか!?まさか柚子をさらうために!?デニスもアカデミアだった。
あいつは瑠璃を黒咲の妹をさらうためにエクシーズ次元に潜入していた。
お前もそうだったのか?素良。
柚子をさらうために俺たちの次元に。
違う!でも僕の記憶から柚子の情報が上層部に伝わったかもしれない。
だけど誓ってもいい。
僕自身は柚子をさらうためにスタンダードに行ったつもりはない。
このシンクロ次元に来たのも柚子を救うためなんだ!救うため!?セレナ:私は柚子ではない。
あっまさか…
(素良)あの時僕は僕と一緒に来たオベリスクフォースの誰かが間違えて柚子をアカデミアに連れて行ってしまったんじゃないかと思ったんだ。
間違えて?まさかセレナと!?ああ。
2人は服を交換してたからね。
プロフェッサーからセレナを連れ戻せと命令を受けていた僕の仲間の誰かが間違えたとしてもしかたない。
そう思った僕はすぐにアカデミアに戻った。
(素良)だけどいくら捜しても柚子の姿は見つからない。
零王:柊柚子を取り逃がしただと!?
(素良)プロフェッサーはセレナだけじゃなく柚子も連れてこようとしていたことを僕はこの時初めて知ったんだ。
何のために!?そのプロフェッサーってやつはいったい何の目的で柚子やセレナを集めているんだ!?答えろ素良!本当に知らないんだ!僕が命じられたのはセレナを連れ戻すことだけ。
何のためなのかは聞いてない。
だけど…たとえ目的はわからなくてもプロフェッサーの命令は絶対やり遂げなきゃいけない。
それがアカデミアの掟。
それで僕はもう一度スタンダード次元に戻ってセレナを捜すことにした。
もしかしたら柚子もまだあの次元にいるかもしれないと思って。
そこで僕は赤馬零児がランサーズという実戦部隊を率いて次元を超えて行ったことを知った。
その中に遊矢やセレナがいることも…。
それでお前もシンクロ次元に!?ああ。
そして僕もデニスの告白を聞いたんだ。
(素良)瑠璃の件で関わってた彼がランサーズに入り込んでいたのはきっとセレナを監視するため。
そう思った僕は彼をセレナから引き離すためにアカデミアに送り返した。
アカデミアに!?そんなことしたら柚子とセレナがここにいることが…。
どうせすぐに伝わってた!遅かれ早かれオベリスクフォースはやってくる。
柚子とセレナを捕まえに。
セレナは僕と同じアカデミアの人間。
それを連れ戻せというプロフェッサーの命令に逆らう気など僕にはない。
だけど柚子は…。
前に遊矢は融合召喚を柚子に教えたのは友情からじゃなかったのかって僕に聞いたよね。
え?ああ。
あの時僕は否定したけど本当は…。
アカデミアで育った僕には友達なんていなかった。
誰もが優秀な兵士になるために必死だった。
みんなでふざけたり笑いあったりなんて…。
そんな僕にとって遊矢や柚子は初めての…。
素良…。
だから僕はどうしても柚子だけは助けたいんだ!あんな牢獄みたいなアカデミアに柚子を渡したくない!それで遊矢に提案がある。
柚子は僕がかくまってる。
そこにセレナを連れてきてほしい。
セレナを?知ってるんだろ?彼女が今どこにいるのか。
セレナを連れてきてどうする気だ?僕に渡してほしい。
代わりに柚子を渡すから遊矢は柚子を連れてスタンダード次元に戻るんだ!セレナを見捨てろって言うのか!?そうじゃない!言っただろ?彼女はもともとアカデミアの人間だって。
ただ連れ戻すだけだ!牢獄みたいなアカデミアにか!あっ!そんなところにセレナは渡さない。
柚子もだ!連れ去られた瑠璃も必ず助け出す!プロフェッサーの好きにはさせない!なるほど柊柚子はその少年が。
《デニスがすでにアカデミアに戻ったとすればユーリが派遣されてくるのは時間の問題。
もう一刻の猶予もない!》ただちに遊矢と一緒にいる少年を拘束せよ!私が直接尋問し柊柚子の居場所を吐かせる。
わかってよ遊矢!柚子を助けるには他に方法がないんだ!グズグズしてたらオベリスクフォースが来る!そしたらこの街も戦場になる!柚子だけ連れて帰ってもそれを追ってオベリスクフォースが来るんじゃないのか?そしたら俺たちのふるさとも戦場になる。
遊勝塾の仲間も危険にさらされる。
そんなこと絶対に許さない!そうならないために僕がセレナを連れ帰ってプロフェッサーを…。
説得できる相手じゃないのはお前のほうがわかってるだろ!あっ…。
アカデミアは倒さなきゃいけない。
力を尽くすならそのために尽くせ!お前も早く目を覚ますんだ素良!危ない!遊矢!?行け素良!柚子を守ってくれ!頼んだぞ素良。
(柚子)なんで私こんなところに?たしかセルゲイとデュエルしてて…。
まだちょっとクラクラする。
(アマンダ)お姉ちゃん大丈夫?
(タナー)あれ?お姉ちゃんデュエルレーンから投げ出された…。
(フランク/アマンダ)ああ!
(フランク)けどあの高さから落ちてよく助かったな。
(柚子)落ちた?そう。
ごめんねあんまりよく覚えてないから。
そういやあんた遊矢には会えたのかい?えっ?遊矢を知ってるの!?
(タナー)うんクロウが助けたから。
あとセレナと零羅君と…。
あれ?あと1人なんつったっけ?
(3人)う〜ん…。
(タナー)まあいいやオナラみたいなやつだったし。
とにかくクロウって人がいいから誰でもすぐ助けちゃうんだ。
そうだったのあのクロウって人が遊矢たちを…。
(フランク)おっとこうしちゃいられねえ。
そろそろクロウのデュエルが始まる時間だぞ。
お姉ちゃんも一緒に応援しようよ。
(柚子)えっ私も?といっても俺ら前にチケットごまかしたせいで目つけられてデュエルパレスには行けねえんだけど。
街の中なら任せてよとっておきの特等席があるんだ。
(アマンダ)もちろんセキュリティにも見つからない場所だからほら早く!あっちょちょっと!《クロウ:シンジの言ったことが本当なら遊矢も裏切り者だ。
もう誰も信用できねえ。
こうなりゃ俺が勝ち上がるしかねえ!マジで優勝してジャックも倒してやるぜ!》《黒咲:デニスだけではないはずだ。
この次元にもアカデミアは確実に入り込んでいる。
そいつらを徹底的にあぶり出してやる》フレンドシップカップ3日目第3試合はクロウ・ホーガンバーサス黒咲隼!2015/11/01(日) 17:30〜18:00
テレビ大阪1
遊戯王ARC−V「次元を越えた再会」[字][デ]

勝利した遊矢に親しげに近づくロジェを見たシンジとコモンズたちは、遊矢とロジェの繋がりを疑う。そんな中、デュエル中に見かけた素良の姿を追った遊矢は…。

詳細情報
あらすじ
デュエルに勝利した遊矢に親しげに近づくロジェ。その様子を見たシンジをはじめとするコモンズたちは遊矢とロジェの繋がりを疑う。そんな中、シンジとのデュエル中に見かけた素良の姿を追って、遊矢はデュエルパレスを飛び出すのだった。そしてついに再会を果たした2人は…!?
声の出演
榊遊矢:小野賢章、柊柚子/セレナ:稲村優奈、黒咲隼:金城大和、クロウ・ホーガン:浅沼晋太郎、アマンダ:大地葉、フランク:一木千洋、タナー:明坂聡美、シンジ:石川界人、ナレーション:山路和弘
声の出演続き
赤馬零児:細谷佳正、零羅:石川由依、ジャン・ミシェル・ロジェ:北田理道、ゲール:拝真之介、アスール:田中杏沙、ボルドー:藤原貴弘、メリッサ・クレール:平田裕香、サム:高瀬朝季、古川慎、野上翔

赤馬零王:浪川大輔
紫雲院素良:園崎未恵
スタッフ
【原作】高橋和希 スタジオ・ダイス
【キャラクター原案】三好直人
【シリーズ構成・脚本】上代務
【デュエル構成】彦久保雅博
監督
小野勝巳
音楽
【オープニングテーマ】
「切り札(きりふだ)」
 cinema staff

【エンディングテーマ】
「Speaking」
 Mrs. GREEN APPLE
制作
【アニメーション制作】ぎゃろっぷ
【製作】テレビ東京 NAS
ホームページ
http://ani.tv/yugioh-arcv/

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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