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【プロ野球】

侍ジャパン きょうプエルトリコ戦 2番坂本で攻撃野球

2015年11月5日 紙面から

強化試合前日、打撃練習で汗を流す坂本=ヤフオクドームで(七森祐也撮影)

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 小久保裕紀監督(44)が5日のプエルトリコとの強化試合の先発オーダーを公表した。注目は2番打者の人選だ。5日は坂本。「本番でもあり得るオーダーのつもり」と適性を見極める方針だ。日本が誇るつなぎの野球。そのキーマンを任せられるか否か−。

 小久保野球に序盤の送りバントは存在しない。「基本的に『出たら、すぐ送る』とは考えていない。競った中で終盤だったらあるけど」。2番には状況に応じた打撃で最低でも進塁打、あわよくばヒットでチャンスを拡大する役割を求める。

 その条件を満たす2番タイプは、川端と中村晃だ。今季それぞれのチームで70試合、28試合に2番で先発したが、川端を使えば、三塁でかぶる松田が出られなくなる。

 そこで坂本だ。巨人では主軸を打っており、2番での先発は2013年9月までさかのぼる。不慣れな打順だが、小久保監督には根拠があった。「(今季)ランナー一塁の場面で3割5分ぐらい打っているし、併殺打も5つしかない」。白羽の矢が立った坂本は「前と後ろに良いバッターがいるので、あんまり細かいことを考えずに、状況を見ながらやりたい」と意気込んだ。

 1番にプロ野球最多安打記録の秋山が座り、中軸には指揮官が「球界を代表するバッターになった」と称賛する山田や中村剛、筒香がそろう。だからこそ、侍ジャパンの浮沈の鍵を握るのが2番打者。坂本がはまれば、世界一への視界もぐっと開ける。 (小林孝一郎)

 

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