左膝のケガで秋場所を途中休場した大相撲の横綱白鵬(30=宮城野)が5日、九州場所(8日初日、福岡国際センター)への出場を明言した。

 福岡県篠栗町の宿舎で、出稽古に来た友綱部屋の関取衆らと計19番、感触を確かめた。稽古後に出場の意思を聞かれて「大丈夫です」と話した。

 10月の秋巡業に終盤から参加し、少しずつ調子を上げてきた。2日から始めた関取衆との稽古も順調で「もう1回、同じ所を(ケガしたら)という(不安な)気持ちが、だんだん消えて、終わった後に痛みもない。自分なりに体をつくったつもりであります」と仕上がりに満足そうだった。

 白鵬は今場所、貴乃花を抜いて史上4人目の横綱在位50場所目を迎える。