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マイナンバー汚職 週半分程度出勤もほぼ毎日押印
11月5日 13時53分

マイナンバー汚職 週半分程度出勤もほぼ毎日押印
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厚生労働省は、マイナンバー制度の導入に向けたシステム設計などの業務を巡る汚職事件で、逮捕・起訴された室長補佐について、週の半分程度しか職場に出勤していなかったにもかかわらず、出勤簿にはほぼ毎日、出勤を示す押印があったことを明らかにしました。
この事件は、厚生労働省の情報政策担当参事官室の室長補佐、中安一幸被告が平成23年、マイナンバー制度の導入に向けた医療分野のシステム設計などの業務を巡り、都内の情報関連会社に便宜を図った見返りに現金100万円を受け取ったとして、収賄の罪に問われているものです。
これに関連して、厚生労働省は5日開かれた民主党の会議で、中安室長補佐の出勤簿のコピーを示し、去年の勤務状況を説明しました。それによりますと、室長補佐が職場に出勤したのは、同じ職場の職員への聞き取り調査の結果、週の半分を下回る程度だったにもかかわらず、出勤簿には、ほぼ毎日、出勤を示す押印があり、休暇を申請・取得していたのは年間で14日のみだったということです。
これについて、厚生労働省は「庶務の担当者が、室長補佐のはんこを預かり、休暇の届け出がないときは出勤簿にはんこを押していた。当然、適正な管理ではなく、今後、正確な勤務の実態を把握する必要がある」と説明しました。
出席した議員からは「労務管理が全くできておらず、民間企業ではありえない事態だ」といった批判が相次ぎました。

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