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防衛相 米国防長官と会談 日米緊密連携で一致11月3日 16時57分
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中谷防衛大臣は訪問先のマレーシアで、アメリカのカーター国防長官と会談し、南シナ海で中国が主権を主張する人工島の周辺12海里の海域をアメリカ軍の艦艇が航行したことを支持する考えを伝え、自由で開かれた海の秩序を確保するため日米が緊密に連携することで一致しました。
中谷防衛大臣は、ASEAN=東南アジア諸国連合の拡大国防相会議に出席するため、マレーシアを訪問しており、同じ会議に出席するアメリカのカーター国防長官と、日本時間の3日午後、およそ1時間にわたって会談しました。この中で、中谷大臣は、南シナ海で中国が主権を主張する人工島の周辺12海里の海域をアメリカ軍の艦艇が航行したことについて「自由で開かれた海の秩序を守るため、国際法にのっとった活動だ」と述べ、支持する考えを伝えました。これに対し、カーター国防長官は「そうしたオペレーションも行っているが、中国と対話を行っていくことも重要であり、マレーシアでも中国の国防相と話し合いをする」と述べました。そして、両氏は、力を背景とした現状変更の試みに反対し、自由で開かれた海の秩序を確保するため、日米がこの海域で共同訓練を行うなど緊密に連携していくことで一致しました。
また、両氏は新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインに基づき、自衛隊やアメリカ軍の幹部らが平時から情報共有や調整を行う「同盟調整メカニズム」について、3日から運用を始めることを確認しました。さらに沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について名護市辺野古への移設が唯一の解決策だという認識で改めて一致しました。
また、両氏は新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインに基づき、自衛隊やアメリカ軍の幹部らが平時から情報共有や調整を行う「同盟調整メカニズム」について、3日から運用を始めることを確認しました。さらに沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について名護市辺野古への移設が唯一の解決策だという認識で改めて一致しました。