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【狂気に満ちた】タイタニック【アニメ版】(イタリア)
は?何でアニメになっているの?ファミリー向け?そしてコメディと来た?しかも数作作られたの?
人が1500人も死んだ海難事故のどこに、そんなおもしろ要素があるのだろうか?ということで、真相を確かめるべく3作を見たしまった。

Titanic: The Legend Goes On(2000 日本未公開)
まず、偽ローズには意地悪な継母と姉妹がいます。彼女は、小さいころに母親と生き別れになっていました。
そんな偽ローズに、同じ乗客であるおばあちゃんが彼女に舞踏会用のドレスを貸し、そして彼女は王子様ではないが
とても素敵な男性と出会い…完全に「シンデレラ」じゃねえか!どこにタイタニック要素があるんだよ!

そして、この映画ではラップする犬が出てきます。マジで…?マジなんですよ。犬が 1912年なのに ラップする。
狂っていますね。しゃべるネズミも出てきますよ!

無論、流氷は出てきますが船員はなんとバケツで水を外に出そうとします。いや、無理だろ。逃げろよ。
その努力もむなしく、船は沈んでしまうのですが、偽ローズは生き別れた母親と会えることが出来ました。
そして、カップ麺ができるよりも早く恋に落ちた偽ディカプリオは乳母と一緒に動向していたのですが、
彼女が「偽ローズの生き別れた母親」だったのです!

亡くなった方もいましたが、ほとんどの方は生還しました。なぜなら、イルカが助けてくれたからです!

この映画が大きな海難事故としか思えませんでした。

The Legend of Titanic(1999 日本未公開)
日本語に翻訳すると「タイタニックの伝説」なのですが、これが本当にひどかった。
ラップ犬以下の映画なんてそうそうあるか?と思っていたが…本当にひどかった。

大富豪と意に沿わない結婚を強要される令嬢(以下偽ローズ)と、プレイボーイのドン・ファン(以下偽ディカプリオ)が恋に落ちる
というところ「だけ」がかろうじてタイタニックっぽくて、あとは全て別物です。しゃべるネズミも出てきますが、本作は普通に動物と
人間が会話をしています。てっとり早く話すと

・その大富豪は、偽ローズの財産目当てに結婚しようとしていた。なんと、彼は悪の捕鯨業者だったのだ!
・その悪の捕鯨業者は、悪のサメ軍団とつながっていたので、彼らはサメと話すことが出来るのだ!
・偽ローズは、このことをイルカから教えてもらったんだ!ローズが涙を月が満ちた海に落とすと、イルカと会話することが出来るんだ!

おめでたいですね

そして...

・ネズミが偽ローズと富豪の結婚を阻止するように彼女と協力することに
・しかし、それを知ったサメ軍団は、巨大ダコテンタクルスくんに「流氷投げコンテストに参加しようぜ」と呼びかけ
タイタニックの進行上に巨大流氷を投げるように仕向けさせた。
・テンタクルスくんは、タコなのに目が犬みたいですげえキモいデザインでした。
・船は沈む。この映画も沈んでいく。
・しかし、テンタクルスくんが巨大化して船をつなぎ留めました。
・ついでに、イルカも出てきて船長など溺れていた人を全員救いました。死んだ人は一人もいなかったんや!
・テンタクルスくんはタイタニックとともに海に沈んだのですが、数カ月後何事もなかったかのように
ニューヨークに来ていました。おしまい。

唖然とするしかないですね。
しかも、何がすごいかってこれ続編の「タイタニックを探して」(2004 当然日本未公開)が出ているんですよね。
モロに「アトランティス」の話をなぞっているだけで、しかも最終的にはテンタクルスくんがタイタニックを陸に上げる
(前作で真っ二つになったはずなのに修復されていることの説明は一切無し)し、史実に忠実なところが1個も!
1個もねえぞ!という凄まじい映画でした。犬が光線銃打っているし、普通に話しているし、なんだかもう疲れました。

歴史修正も、ここまで来てしまうとすごいとしか言いようがないですね。

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