「死ぬ前にスター・ウォーズ最新作を」末期がん患者の願いにキャストら同調
2015年11月5日6時0分 スポーツ報知
CNNなど米各メディアは4日までに、末期がんを患っている米テキサス州の男性が映画「スター・ウォーズ」シリーズの最新作を死ぬ前に見せてほしいと映画会社に訴えていると報じた。同シリーズの大ファンである男性の訴えはツイッター上で拡散し、同作キャストらが同調するなど世界的な話題を巻き起こしている。
極めて珍しいがんに侵され、7月に余命2か月の宣告を受けたダニエル・フリートウッドさん(32)は「スター・ウォーズ」関連グッズにあふれた自宅で療養中。8歳の頃から同シリーズの熱狂的ファンだが、12月18日に世界同時公開される最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観賞することについては「過去2か月の進行から考えると、私が見られるとは到底思えない」と絶望視している。
このため、製作会社「ウォルト・ディズニー・スタジオ」に対し、特別に早く観賞させてもらう手段はないかとツイッター上で訴え「協力してもらえないだろうか。ヘルプミー」とメッセージを発信。妻のアシュリーさんも「彼の(スター・ウォーズへの)情熱や愛はとても美しいことだと思います」と応援している。
ダニエルさんの訴えについて、製作会社は回答していないが、ルーク・スカイウォーカー役の俳優マーク・ハミル(64)や、新キャラクターのフィン役を演じるジョン・ボイエガ(23)は自身のツイッターで「ダニエルさんのためにフォースを」と呼び掛けている。
実は過去に同様のケースがフィクションで描かれたことがあり、末期がん患者でスター・ウォーズファンの友人が死ぬ前に最新作を見せてあげようと仲間たちが奮闘する映画「ファンボーイズ」が2009年に公開されている。ダニエルさんの行動が同作を意識したかどうかは不明だ。