daisuke-tsuchiya.hatenablog.com
なんか面白そうだなあと思って、ちょっと考えてみた。
私は、どちらかというと残さない。
人が残すかどうかについては、その人がお金を払っているのだからどっちでもいいと思う。残っているとちょっともったいないなとは思うけど、言うほど気になるわけではない。
残す人ってたぶん、残すって選択肢がある人なんだと思う。私は食い意地の張った貧乏性のデブなので、飲食物を残すという選択肢が基本的にない。全部飲む、食べることが前提にある。これは幼い頃の教育というか「食べ物を残すと罰があたる」という祖母の教えが効いているんだと思う。祖母は米や野菜を作っており、それが毎日の食事を支えていた時代を生きていた人なので、それにならって米粒一つも残さず食べるという習慣が家族内でできあがっていた。まあ、それがちょっといきすぎているので私はデブなわけだが。
保育園に通うようになって、食べ物を残す人を初めて見た。なんで残すんだろうと思った。でも、人によって食べる量がちがうことに気づいていったし、私はお腹いっぱいでも食べられるけど食べられない人もいるんだなあということもわかった。年頃になると女子は何かとダイエットといって食べる量を減らし、給食を残したりするのも始めはもったいないなあとか本当は食べたいのに無理してるんじゃないかとか思ったけど、自分もダイエットを試みたときはあるので気持ちは少しわかる。でも、食べ物を残すのはどうも申し訳ない気持ちになる。まあ、単純に食べ盛りで食べたかったのもあるから、続かなかっただけだけど。たいていダイエットとか言ってるのって痩せてる子なんだよなあ。そんなに痩せてるのに痩せなきゃダイエットしなきゃなんて嫌味かよと思ったりしたけど、彼女たちの目指すところがあるんだろう。ひとまず標準体型になりたいデブとは意識がちがう。
それに残す選択肢がある人は、ゆっくり飲むし、ゆっくり食べるような気がする。それもまあ、個人のペースがあるからという話なんだけど、あったかいものを冷めたしおいしくなさそうだから残すっていうのは、んん?と思う。あったかいものをあったかいうちに飲まなかったあるいは食べなかったからだろ。それなのに、それだから、残すってなんだよとちょっと思う。
食い意地がはったデブが言うことだけど、なんであったかいものとか冷たいものとかをその適温のときに食べないのかなあと思う。ピザは熱々のチーズがとろけてるときがうまいしアイスは冷え冷えのときがうまいに決まっている。チーズが固まってたり、アイスがでろでろにとけてたりするのを見ると「あああ!もったいない!さっさと私によこせばよかったものを!」と言いたくなる。食い意地ははっているくせに言えやしないから心の中で思うだけだけど。
料理を食べるときって、今が一番うまいときだよ!っていう完成型が目の前にあると思っている。この一番うまいときって長くない。ぺちゃくちゃしゃべっていると、うまみがどんどん下降していく。あったかいのがうまいのに冷めたり、冷たいのがうまいのにぬるくなったり。ラーメンだったら麺が伸びたり。熱いものをはふはふしながら食うのがうまいのに、なんで悠長に食べられるんだと思ってしまう。食い意地のはったデブの主張だけど。猫舌や知覚過敏の人もいるんだとかゆっくり味わって食べたいんだとかあると思うし。それでも、おいしいうちに食べることで、食べきれるならそれがいいんじゃないかなあと思うんだけど。しゃべりながら食べることは否定しないし、楽しく食べたいけど、おいしいうちに食べようよとも思う。
残すという選択肢があるというのは、ちゃんと自分のお腹基準で決めているからあるんだろうなあとも思う。自分は全部飲む、食べるのが食べ(飲み)終わりという考えだから、お腹ぐあいはそんなに気にしない。多少腹いっぱいでも食べる。そんな無理して食べてもおいしくないじゃんと思われるかもしれないけど、全部食べないと食べた感がしないというか、おいしくないというわけでもない。食べはじめのうまい!という最高値ではないけど、食えないほどおいしくないわけじゃなくて普通のうまいだから食べてしまおうというかんじというか。
残すという選択肢がないから、うまいうちにうまいものを食べておかないともったいないと思ってしまう。これは飲み物も同じで、ホットコーヒーはあったかいうちに、ジュースは冷たいうちに、炭酸は炭酸が抜けないうちに。べつに急いで飲むわけでもなく、飲みたいと思って飲むならうまい間に飲み干したいのだ。あとで飲んでもおいしくないから。だから、残さない派。
いろいろ脱線したけど、結局は個人の自由なんだけどさ。
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記事のコメント欄にはいろいろな考え方があるので見ていて面白い。