藤家秀一
2015年11月5日09時02分
県名に同じ漢字が入っているために間違われがちな現実を逆手に取ろうと、愛媛県は6日から、愛知県と協力した観光PR「アイチじゃないよ、エヒメだよ!」を始める。東京と名古屋市で両県共同の催しを開き、知名度アップを狙うという。
今回の企画は、自身も間違われたことがあるという中村時広知事の発案で決定。県が2009年に東京で実施した調査では、約600人に白地図で愛媛県の位置を聞いたところ、正しく答えられなかった人は約32%。このうち約5分の1は愛知県と間違えていたという。
PRは6日からスタート。東京では6日に両県知事が参加したイベントを開くほか、7、8の両日も物産展などを開く。18~24日には、名古屋市でも愛媛を売り込む予定だ。
8種類用意したPR用のポスターもインパクトを重視。名古屋名物のひつまぶしと鯛(たい)めしを並べた図柄では、「ひつまぶしほどメジャーじゃないけど、鯛めしも美味(おい)しいよ。」と控えめな文言で愛媛をPRしている。
県観光物産課の担当者は、「多くの人に愛媛を認知してもらうことで、愛媛の良さをもっと知ってもらいたい。協力いただいた愛知からの観光客誘致にもつなげたい」と話している。(藤家秀一)
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朝日新聞社会部
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