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不誠実ないいひと、誠実な悪いひと

WEB ブログ

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anond.hatelabo.jp

これを読んで分かる通り、記事の目的が記事自体ではなく、その先のアフィリエイトとなったからだ
彼らには「酷い音質でノイズも入るのですぐゴミ箱に捨てました」などという記事は絶対に書けない
(まぁ「iPhoneの純正イヤホンで十分!」というこのブロガーは本当に音がいいと思ったのかもしれないが…)

大して美味くもない店の料理をGRでボカして撮って「マジ美味い!」という量産型記事よりも
「クソまずくて吐きそうになりました」という記事の方が面白いのは言うまでもない

んー、だからね。
こういうレビュー記事はブログの「信頼」が基になる。




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レビュー品質

www.tarappism.com

こちらのブログが、BTヘッドフォンのレビュー記事を書いた。
しかし中身は、クライアント提供商品の記事。
「広告記事」と言う表記も微妙。
今まで高級ヘッドフォン使ってたわけでもなく比較が標準のイヤフォン(をいをい)。
しかも「接続にノイズが乗るけど大丈夫」なんて書いた。
するとコメントで

『たまーにBluetoothの接続の関係か音が入ることがありますが』音響機器としては致命的な気もする。
http://b.hatena.ne.jp/entry/270488448/comment/width

純正イヤホンで十分だった人なら、どのヘッドホン聞かせたって高評価だろうが
http://b.hatena.ne.jp/entry/270488448/comment/karatte

とツッコミが入るのは当たり前。

サクラ記事なんて読みたいわけじゃない。
ステマなんていらない。

設定からBluetoothをオンにするだけで、一瞬で「EP650」を検出・接続することが出来ました。

いや、それどのヘッドフォンでも当たり前だから……出来ないなら壊れてるから。
褒めるとこ違うよ、それ(レビュー記事慣れてない感が……)。
 
 
読み手が誠実さを求めてるのに、書き手の管理人がそれを与えられない。
情報の精度は信頼と等しい。
なんでもかんでも絶賛するのは情報精度が低く、信頼を失う。

書いてるひとがいいひとかどうかなんて関係なく、どんな人であれ正しい情報を読みたいんですよ。
いいひとのウソを読みたい変わった趣味の人もいるみたいですが。
 
 
こちらの記事で書きましたが、azanaerunawano5to4.hatenablog.com

~ということで本当に素晴らしい本でした。
心の底から感動しちゃいました。
とってもオススメの一冊です!

さて、ここのアフィリエイトから買っていただければこの商品ひとつにつきボクに○○円の収入が入りますので是非お買い上げください。
↓↓↓



なんて書いてあって果たしてその本を買う気になるのかね。
最後のアフィリエイトの一文があるだけで前段の、
「感動しました」
「素晴らしい」
の信用がなくなる。
ステマと思われてもしかたない。

こう書いたら反発もありましたが、実際に増田でもコメントでも不振がられてる。

まさにこれを地で行ってる案件。
 
 

肯定的な嘘と否定的な正直さ

超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略

しかしネットにおいて否定的な姿勢って言うのは攻撃的とか、よくないことだと言われたりする。
批判を批判する浅薄なブーメランが毎度起きるのもこれに基づく。

でも正直さは、必ずしも悪意に基づくわけじゃない。

別に元記事を批判したいわけじゃなく、読み手として読んだときにそう思ったってだけなんですがね。
記事とその読者のリアクションを見て思ったことを書いてる。
まぁ、ブログを公開しといてコメント欄塞いで「絶賛コメント以外は批判なので受け付けません」なんて勘違いしてる方々もいるので話なんて通じませんが。


元々このブログはiPhoneアプリの記事が最盛期に
「iPhone初心者必須の神アプリ7!!!」
みたいな記事が大量に書かれるのを読んで
「なにが神じゃボケぇっ!八百万の神々か?!毎日毎日そこらじゅうで神神うるさいわ!!」
と思って、このブログを始めたんですよ。

なので好きなモノは好き、嫌いなモノは嫌い、胡散臭いものは胡散臭いと書く。
そういう姿勢でお送りしておりますのでステマを見つければステマと書き、スパムはスパムと書いてるだけ。
ウソをつくくらいなら書かない方がマシ。

現実世界では正直でいろとかウソはつくなと言うのに、ネットで正直でいるのが許せないひとってのは何なんでしょうかね。
 
 

不誠実ないいひと

たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)

プロパガンダが楽しいエンタメの姿をとるように、サギ師が一見いいひとであるように。
正直さはトゲトゲしかったり、攻撃的にだって見える。

何かを売るために褒めたり、隠したりするのは読み手に不誠実。

バズる為に拡散するために交友関係を広くしている薄っぺらい関係性の拡大も「いいひと」戦略でなんとかなる。
そりゃあサギみたいなスタイルの方が、ネットでは上手いやり方なんだってよくわかる。
たとえ不誠実であれそれを隠し、ニコニコと笑顔で誰も傷つけない、仲良しこよしでいる方が「いいひと」ってことになる。

どこにも批判の無い、気遣いに溢れ、誰も傷つけない、不誠実ないいひとのセカイ。
現実を何も見ないで汚い仕事は誰かに押しつけ、お気楽に平和平和と叫んでる平和主義者みたいな薄っぺらさを感じる。
……しょーもない。 

 不誠実ないいひとがいいのか、誠実だが角のあるひとがいいのか。
ネットでも社会でも、正直でいるのは難しいのがよくわかる。


Augustの担当者がウチにもEP650送ってこないかなー。
ネットの評価操作にリソースをかなり使ってるのはヒシヒシと伝わってくる。


※なお、このブログでは、商品提供をお待ちしております。
 レビュー記事依頼歓迎です
 ただし良いことも悪いこともそのまましか書きません。
 その点のみご了承ください。
 

※レビュー欄が……匿名の信頼性確保は難しい(崩壊してるが